出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.720, pp.98-100, 2009-01-01

丸三証券は2008年10月、関東財務局から業務改善命令を受けた。株主割当増資にかかわるシステムの"仕様漏れ"が原因で、顧客が保有する株式の平均取得単価を誤算出していたからだ。03年の稼働から今回の問題発覚までシステムに潜んでいた穴は、誰にも気づかれず放置されていた。 「特定口座開設顧客に対し、必要な情報を適切に通知していないと認められる」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.686, pp.148-150, 2007-09-03

ソフト会社のアプリックスが取り組んでいた、携帯電話機向けのソフトウエア基盤の開発が事実上頓挫した。見込み顧客の事業縮小などでソフトウエアの納入が進まず、約76億円の特別損失を計上。8月16日の決算会見では、2007年6月中間期の連結決算が70億円超の赤字となったと発表した。
著者
江見 朗
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.949, pp.48-51, 2017-10-12

宅配ずし会社を創業し、業界最大手にのし上がった。積極的にITを導入する背景には、論理に裏付けられた独自の思考回路がある。自動運転が当たり前になる前提で、10年後のビジネスモデルづくりに臨む。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.709, pp.58-62, 2008-08-01

貨物専門航空会社の日本貨物航空(NCA)は4月7日、貨物管理システムを本稼働させた。稼働済みの整備システムや運航管理システムと合わせ、三つの基幹系をわずか2年で開発した。第1号ユーザーも恐れず、海外製のパッケージソフトを全面採用した。最初にシステム部門がシステムの大枠を決め、利用部門の要望は後から取り入れる手法を採用し、スピード開発に成功した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.855, pp.90-93, 2014-03-06

状態空間モデルの導入で大きな成果を上げたのが、広告宣伝費の投資配分である。リクルートの各サービスでは、ユーザーを自社サイトにより多く誘導するために、種々の広告メディアに広告宣伝費を投じている。そこにはリスティング広告やバナー広告、Facebookな…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.946, pp.72-75, 2017-08-31

改正民法は請負契約と準委任契約の使い分けについて、企業に再考を促すことになる。請負契約では完成した一部の成果物についてITベンダーが報酬を請求できる権利が定められ、準委任契約では仕事の完成に対して報酬を支払う類型が明文化された。企業はシステム開発の実情を踏まえた上で、契約の文言について再検討する必要がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.669, pp.100-102, 2007-01-08

静岡県の地方銀行であるスルガ銀行は、2008年1月を予定していた新勘定系システムの全面刷新を延期する。国内で稼働実績がなかったパッケージを採用したが、設計・開発作業が難航した。開発を担当する日本IBMと共同で、プロジェクト・チームを再編。要件定義を見直して再度開発を進めている。
著者
山端 宏実 染原 睦美
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.964, pp.6-9, 2018-05-10

共通ポイントの先駆け「Tポイント」が転機を迎えている。ファミリーマートで使えなくなる可能性が出てきたからだ。伊藤忠商事がユニー・ファミマHDを子会社にするのを機に独自ポイントの模索に乗り出した。
著者
藤原 亮
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.841, pp.102-105, 2013-08-22

デザイン思考が5ステップから成ることは、本連載の第2回で簡単に触れた。(1)共感、(2)問題定義、(3)創造、(4)試作、(5)試験(検証)、から成る(図1)。この順に沿って、本プロジェクトの進捗を振り返っていく。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.473, pp.28-31, 1999-07-05
被引用文献数
1

Java開発者の国際会議「JavaOne」が6月15〜18日,米国サンフランシスコで開催された。今回のJavaOneでサンは,Javaのラインアップをサーバー版,標準版,機器組み込み版の3種類に整理し直した。サーバー版の狙いは,各社のアプリケーション・サーバー・ソフトのAPIを標準化することにより,サーバーで実行するJavaアプリケーションの互換性を高めること。
著者
ワンストラス クリス
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.889, pp.52-55, 2015-06-25

米ギットハブは2015年6月4日、同社初となる海外拠点を日本で開設した。同社が運営するGitHubは、970万人の開発者が利用する、世界最大のソースコード管理サービスだ。日本法人の設置で、国内エンジニアとの関係を深めるほか、企業向け日本語サポートを始める。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.921, pp.60-63, 2016-09-15

そもそもレオパレス21がシステム刷新しようと考えたのは、2002年に導入を開始した入居者向けの有料インターネット接続サービス「LEONET(レオネット)」のシステムが老朽化したため。使い勝手の悪さやセキュリティの問題などから、2016年末までに更新する必要に…
著者
深山 英世
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.946, pp.52-55, 2017-08-31

シェアリングサービスの「老舗」が民泊事業に参入する意向を示した。スマートフォンで開閉できる独自開発のスマートロックと、敷金礼金不要の賃貸事業で得た運営ノウハウを武器に快適さを追求。苦学生を名曲「神田川」の世界から救い、次は訪日客やシニア層を狙う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.818, pp.156-158, 2012-09-27

法務省入国管理局は2012年7月9日、日本に滞在する外国人に「在留カード」の発行を始めた。だが初日にシステム障害が発生し、電子署名が記録されていないカードを応急措置として約13万枚発行した。原因はアプリケーションの設定ミス。究明に手間取り正常化までに1カ月を要した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.515, pp.28-30, 2001-02-12

安田火災や東京海上といった大手損保各社が,IT分野向け保険商品の品ぞろえを強化している。中堅・中小規模のIT事業者に的を絞った保険商品や,特定のパッケージ・ソフトの利用を前提にした保険商品も登場し始めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.907, pp.54-57, 2016-03-03

同社の情報システム部員は岩田氏やパート社員2人を含めて9人。このメンバーで社内システムと加盟店向けシステムの企画から開発・運用、PC・ネットワークの管理などを手掛ける。 加盟店システムはポータルサイトや加盟店向けサイトといった加盟店が使う「Do!…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.945, pp.36-39, 2017-08-17

トヨタ自動車が2003年2月に稼働させた「新SMS(スペシフィケーション・マネジメント・システム)」は試作、部品調達、設計とその変更、製造原価計算、生産指示、製品保守に到る、ほぼ全ての業務を支える基幹系システムである。 部品仕様、価格、製造者、設計…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.455, pp.132-133, 1998-10-26

「ソフトウェア自体については(中略)製造物責任の対象としていない」(経済企画庁編の「逐条解説 製造物責任法」=商事法務研究会発行=から引用)。このため,情報システムとPL(製造物責任)法は一般には関係が薄いものと考えられてきた。しかし,ついに情報システムのPLを問う国内初の訴訟が起こされた。 原告は青森県の食品メーカー,ヤマモト食品(青森県青森市)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.744, pp.84-86, 2009-11-25

地方競馬の馬券投票システムの開発・運用・保守を受託するソフトバンク系列のオッズ・パークは10月中に2度のシステム障害を起こし、完全復旧までに19日を費やした。この間、パソコンや携帯電話を通じた馬券購入が断続的にできなくなるなど、サービスの根幹にかかわるトラブルに発展した。 本誌の取材によれば、2度の障害の原因はこうだ。
著者
真田 哲弥 木暮 祐一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.695, pp.120-123, 2008-01-15

関西学院大学在学中から数々の会社を設立。1997年アクセス(現ACCESS)でiモードの仕様策定、ブラウザ開発に携わる。98年サイバードを設立し、副社長兼CTO(最高技術責任者)に就任。2000年サイバードのR&D部門としてケイ・ラボラトリー(現KLab)を設立し現職携帯電話研究家木暮 祐一1980年代後半より日本の携帯電話業界動向をウオッチ。