著者
中尾 健治 土屋 和夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.805-809, 1998-08

ここ1, 2年, パソコン・メーカの電話サポート窓口が雑誌や新聞の紙上を賑わせています.『安心できるPCメーカはどこだ』というような特集が毎月のように組まれています.箱からパソコンを出し, 組み立てるのが初めてのお客様, パソコンをご使用になるのが初めてのお客様, また, 電話サポート窓口にお問合せをするのが初めてのお客様.Windows95の爆発的な普及に伴って生まれたこういった『パソコン利用が初めてのお客様』をご支援させていただくために, メーカ各社は電話サポート窓口の充実を図っています.そこで, 日本アイ・ビー・エム(株)お客様相談センター(以下では, 英語の部門名, Customer Information Centerの頭文字をとり, CICと略します)を例にとり, パソコン・メーカの電話サポート窓口の現状を, 使用している業務システムを含めて紹介します.なお, CICではパソコン関連以外の製品についてもお問合せを承っています.また, 無償の電話サポート窓口のほかに, 有償の会員制電話サポート窓口も開設していますが, 以下はパソコン関連の無償電話サポート窓口の内容に絞らせていただきます.
著者
川合 慧
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.9, pp.962-969, 2004-09-15

プログラミングの問題には、見るからに難しそうなもの、少し考えれば分かるような気がするもの、コツが分かればあっけなく解けるもの、など、いろいろなものがある。特にやっかいなのは、見かけはやさしそうであるが具体的なプログラムを作ってみるとやたらと複雑になる種類の問題である。この「見かけ」は、多くの場合人間の先入観によることが多く、その中でも図形的な要素が寄与していることが多い。今回はその種の問題を取り上げる
著者
酒井 哲也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.147-158, 2006-02-15
参考文献数
12
被引用文献数
9

本稿では,「正解レベル」を扱うことのできるもの,かつ比較的最近提案されたものを中心に,情報検索システムの評価指標について簡単に解説する.一口に情報検索といっても,なるべくたくさんの「正解」が欲しい場合もあれば「正解」が1件見つかれば充分な場合もあり,適切な評価を行うには利用シーンに適した信頼性の高い指標を用いるべきである.また,古典的な情報検索の枠組みでは手に負えない質問応答,特許検索およびXML検索という新しいタイプの検索タスクの評価の難しさについて紹介し,これらのタスクにおける検索評価指標の適用可能性についても触れる.
著者
西部 忠
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.290-297, 2008-03-15

経済活性化とコミュニティ構築に,地域通貨がどのような役割を果たしているのかについて,その流通ネットワークの可視化をベースに,スモールワールド性とスケールフリー性の共存,商業取引と非商業取引の相互関係の分析などから考察する.また,そうしたネットワーク分析をいかに地域の総合的な診断技術や規範的な制度設計論へと接続し得るかについても論じたい.
著者
原田 紀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.180-188, 1974-03-15

An algorithm finding optimal multipliers for the spectral test of uniform random number generators is developed. Many Multipliers given by this algorithm are shown as the tables. They are available for practical random nurnber generation on binary and decimal computers.
著者
柴谷 篤弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.63-67, 1965-03-15
著者
前川徹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.42, no.8, pp.822-823, 2001-08-15
著者
金子 格 加藤木 正紀
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.220-227, 2013-02-15

Evolution of electronics and information technology continuing over 40 years. Through that process, standardization organization also change procedure and concerns on the patents which are needed to implement standards. This section describe phenomenon, mechanism and notable events in this area within those 40 years.
著者
佐藤一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.58-62, 2004-01-15
被引用文献数
4
著者
大野 郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.25, no.9, pp.p955-962, 1984-09-15
被引用文献数
1
著者
田中 哲朗
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.770-775, 2002-07-15

個人的には,ある程度以上のレベルに達した参加者ならば,CよりもC++やJavaの方がプログラミングコンテストでは有利ではないかと思っている.そこで,今回は過去3回で使われたCではなくC++ とSTLを利用して,なるべく手を抜いてプログラムを記述することを試みることにする.使用するSTLの要素に関しては必要に応じて簡単な説明を加えるので,STLの知識がなくても概略は理解できるだろう.
著者
斉藤 康己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.25, no.8, pp.p777-789, 1984-08-15
著者
小菅 昌克 板谷 聡子 Peter Davis 梅田 英和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.44, no.11, pp.1160-1163, 2003-11-15
被引用文献数
17

前編ではアドホックネットワークの基礎的な解説を行った.後編ではアドホックネットワークを用いた具体的な応用,研究事例を説明する.
著者
山崎重一郎 井上 崇 川根 祐二 荒木 啓二郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.26-31, 2000-01-15
被引用文献数
4

福岡市早良区の"シーサイドももち地区"に無線を利用した地域ネットワークを構築し,都市のインフラとしてのインターネットの利用の実証実験を行った.本稿では高層建築物を利用した都市部に適した無線LAN装置によるネットワークの構築方法,地域ネットワークのコンテンツとサービス,そして地域コミュニティによる地域ネットワーク利用について報告する.
著者
阿江 忠 田村 則夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.73-76, 1975-01-15

与えられたプログラムから自動的にフローチャートを描かせるプログラムに関しては,すでにいくつかの報告がある.一方,フローチャートを与えたとき,それ自体を言語として入力する試みはあるが,具体的にコンパイラを自由にできない立場にある者として,フローチャートからプログラム言語への変換を与えるプログラムの作成を試みた.GOTO文をなくして,プログラムの信頼,性を高める方法の理論的検討を行なったW.W.Peterson,嵩,都倉の論文の中で,変換手続きが示されている.プログラム言語は,IF文とGOTO文から成るものとし,実行文は記号(A1など)で表わしている.
著者
樋口 哲也 北野 宏明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.34, no.7, pp.871-883, 1993-07-15
参考文献数
49
被引用文献数
21

遺伝的アルゴリズムは、組合せ最適化問題に対して適用できる汎用の探索技法である。近年、学習の新しいパラダイムとしても注目されつつある遺伝的アルゴリズムの、概要と応用について述べる。