著者
大島 千佳 安田 清
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.567-569, 2015-06

認知症者は日常生活で行うべきことを忘れがちである.これまで,ICT 機器を使って,記憶障害を支援する方法が提案されてきた.しかし認知症者は,設定や操作が面倒であり,持ち運ぶことも忘れがちである.さらに機器類の無機質感から,一方的な指示に従うことに抵抗がある.そこで,癒しにもなっている飼い犬に簡単なトレーニングを行うことで,必要なときに認知症者に機器を届けたり,気分を変えたり,必要な情報を遠隔にいる介護者に届けたりできる「認知症支援犬」を提案した.本稿では,アラームが鳴ると,スマートフォンを担いだ犬が,飼い主のもとに駆けつける実験や,今後の展開について解説する.
著者
磯本 征雄 森田 一興
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.593-598, 1972-09-15

Generally, it is very difficult to discuss about the reliability of library subprograms made for the scientific calculation. Almost all subprograms are written in the FORTRAN language. But, at present, many people use the library subprograms which were made by the other people. Therefore, it has got necessary to know about not only the efficiency, but also the accuracy and the reliability of the subprograms. In this paper, we show one of the methods to check the reliability of the subprogram for linear equations. Here, it is the main purpose to show the method to check the behavior of the subprogram around the ill-conditional problems. In this method, it is possible to check one of the reliability of the subprogram of linear equations in a certain norm, disregarding the details of the algorithm.
著者
中西正和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.11, no.7, pp.426-427, 1970
被引用文献数
2
著者
菅 忠義
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.p615-623, 1983-05-15
著者
西田 健志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.458-464, 2015-04-15

本稿ではWISS(Workshop on Interactive Systems and Software)2004から10年以上にわたって開発・運用を続けてきた様々なチャットシステムや,夕食時の席を決めるシステムなど,様々なシステム開発を通じてWISSのコミュニケーションを促進してきた活動を振り返る.これまで開発・運用してきたシステムの機能や設計理念の紹介を中心として,長年開発を続ける中で見えてきた,WISSというコミュニティの特殊性やコミュニティの一員としてシステム開発を続けることの意義についても述べる.
著者
中村 智久 東川 淳紀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.473-478, 2006-05-15
参考文献数
5
被引用文献数
9

コンピュータ環境が社会全体に広まるにつれ,コンピュータのセキュリティ対策が不可欠となっている.特に,2005年4月に施行された個人情報保護法や2008年からの施行が検討されている日本版SOX法(サーベンス・オクスリー法)を受けて,情報管理に関する社会の関心は高まる一方である.確実に情報を管理することをひとつの目的として,PCにセキュリティチップを搭載する動きが加速しつつある.セキュリティチップを搭載したPCは,PC内部に耐タンパ領域を生成することができ,暗号化やハッシュ値生成,乱数生成などの演算を安全に行うことができる.また,秘密鍵や機密データなどを安全に格納することができる.このような機能を持つセキュリティチップ搭載PCは,今後,社会全体に急速に普及すると予想されている.本稿では,PC搭載セキュリティチップであるTPM(Trusted Platform Module)の概要や基本機能,その活用方法,最新動向,将来の課題について解説する.
著者
塚本 昌彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.402-404, 2015-03-15
著者
伊理 正夫 松谷 泰行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.103-107, 1967-03-15
被引用文献数
1
著者
宍戸 周夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.42, no.9, pp.934-935, 2001-09-15
被引用文献数
1

ACMが主催する世界の大学対抗プログラミング・コンテストで,日本の大学はなかなか上位にランクされない.中国,韓国,インドなどアジア諸国にも後塵を拝している.しかしその一方で,日本人はこうした国々の一歩先を行くコンピュータ先進国を自認している.
著者
安藤 一憲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.46, no.7, pp.758-761, 2005-07-15
参考文献数
2
被引用文献数
8

spamメール対策の中にあってフィルタリングはユーザの手の届く範囲に実装されるべき技術である.spamメールの定義は個々人によって微妙に異なっており,その違いを吸収するためには,ユーザがフィルタをコントロールできることが必要になるからである.従来から多く使われているメールサーバに届いたメールを手元に持ってくるためのPOP3プロトコルが単一のメールボックスだけを念頭において設計されていることも,フィルタの存在形態に少なからず影響を与えている.spamメールは万人に平等に降るわけではなく,1日数万通という人から1通も来ない人まで非常にバリエーションが広い.自分に1日15通しかspamメールが来ないから自分のいる組織に対策は必要ないと考えるのは早計で,隣の席の人間が数千通のspamメールを受信している可能性があることを知るべきである.このような状況のもと,ユーザから見た場合にspamメール対策の最後の砦となるのがフィルタである.
著者
寺田 努
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.165-170, 2015-01-15

本稿では,ヘルスケアのためのウェアラブルコンピューティング技術として,生体センシング技術およびセンシング結果の提示技術について解説する.どのようなセンシング情報が健康に寄与し,どういう風に提示すれば人間は健康になるのかについて議論する.
著者
中川 三男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.p28-30, 1981-01-15
著者
和田 弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.11-15, 1960-07-30
被引用文献数
1

工業技術院電気試験所電子部長