著者
土井 美和子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.1230-1230, 2012-10-15
著者
森畑 明昌
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.362-365, 2016-03-15

東京大学の1年生は全員,まず夏学期に必修講義である「情報」で情報に関する基本的な知識を学ぶ.理系の学生は,続く冬学期の「アルゴリズム入門」で,プログラミングをさらに学び,アルゴリズムや計算量,数値計算等についての理解を深める.東京大学は総合大学であるため,これらの全学教育では,情報系に興味のない学生にも,プログラミングを学び,面白さを感じてもらわなければならない.しかも,「情報」では履修者が数千人(数十クラス)にも達するため,プログラミングが専門ではない教員も授業を担当せざるを得ない.本稿では,これらの困難を解決するための工夫を中心に,東京大学での全学プログラミング教育の理念と現状について報告する.
著者
山田 太造
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.404-405, 2016-03-15
著者
板倉 陽一郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.846-849, 2015-08-15

2015年10月から,マイナンバーが住民票を有するすべての者に通知され,2016年1月から利用が開始される.すべての国民は,マイナンバーの利用から逃れることはできないが,マイナンバーの利用は厳格に規律されており,マイナンバー法に定められていない取扱いを行えば,直ちに違法となる.マイナンバーは①利用しないことが許されず,②取扱いを誤れば違法の評価を受けるものであり,しっかりとした予備知識を持たなければIT技術者にとって非常に危険な地雷となり得る.本稿では,以下,本誌読者が常識として知っておくべき①マイナンバー制度の概要,②施行スケジュール,③必要な準備(制度面),④必要な準備(システム面)を概観することとする.
著者
馬場 雪乃
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.895-896, 2015-08-15

クラウドソーシングの可能性はさまざまなコミュニティで注目され,それぞれ研究が進められている.コミュニティの垣根を超えクラウドソーシング研究のディシプリンを議論するために,情報処理学会第77回 全国大会においてパネル討論が開催された.本稿では当日の議論をまとめ,クラウドソーシング研究の本質に関する多様な意見を紹介する.
著者
坊農 真弓 辻田 眸
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.02, pp.202-202, 2015-01-15
著者
後藤 真孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1210-1216, 2002-11-15
被引用文献数
7

ユーザがある単語を一部しか思い出せずに断片だけを言って言い淀むと,計算機側がその残りを補って入力することを可能にする「音声補完」という音声インタフェース機能を紹介する.これにより,入力中に困って言い淀めば手助けが受けられる使いやすい音声入力が実現できた.音声補完の研究は,今後他の非言語情報も活用していくことで,さらに使いやすい音声インタフェースの構築を目指していこうというメッセージも持っている.
著者
石黒 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.7-14, 2008-01-15
被引用文献数
1

ロボットの耳を作ろうという構成的なアプローチをとると,日頃私たちが無意識に行っている知覚機能の一端が突如見えてくる.
著者
中澤 修 近山 隆
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.p694-703, 1991-06-15
被引用文献数
1
著者
吉岡 克成
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.68-70, 2011-12-15
著者
土方 嘉徳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.48, no.9, pp.957-965, 2007-09-15
参考文献数
19
被引用文献数
34

本稿では,嗜好抽出技術および情報推薦技術に関して,研究の歴史的な発展の経緯,基本方式,評価指標,代表的な課題について紹介する.また,今後の方向性として,人間を中心とした推薦系の構築を提案し.そのような研究の一事例を紹介する.
著者
石田 晴久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.18, no.9, pp.p942-949, 1977-09-15
被引用文献数
1
著者
関根 聡 乾 健太郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.3-5, 2015-12-15

本稿では,2014年春から2015年春にかけて自然言語処理の研究者らによって行われたProject Next NLPというプロジェクトを紹介する.本プロジェクトではエラー分析を通じて自然言語処理技術の方向性を考える目的で,ボランティアベースで100名を超える研究者が参加して行われた.自然言語処理で重要な基礎技術,要素技術,応用技術について18個の技術に分け,それぞれの研究している研究者を集い,協調的にそれぞれの分野の技術の分析を行った.分析の方法は各グループに委ねたところ,さまざまな方法での分析が行われ,エラー分析の方法論の研究という側面も持っている.本プロジェクトの紹介により,自然言語処理以外の情報処理分野に対して,エラー分析を通した研究やグループによるエラー分析の重要性が伝わると存外の喜びである.