著者
角 康之
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1298-1299, 2014-10-15
著者
西田 健志
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.458-464, 2015-04-15

本稿ではWISS(Workshop on Interactive Systems and Software)2004から10年以上にわたって開発・運用を続けてきた様々なチャットシステムや,夕食時の席を決めるシステムなど,様々なシステム開発を通じてWISSのコミュニケーションを促進してきた活動を振り返る.これまで開発・運用してきたシステムの機能や設計理念の紹介を中心として,長年開発を続ける中で見えてきた,WISSというコミュニティの特殊性やコミュニティの一員としてシステム開発を続けることの意義についても述べる.
著者
床井 浩平
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.1122-1126, 2015-10-15

和歌山大学システム工学部デザイン情報学科で実施していた,メディアデザイン演習という科目について紹介します.この科目は本学科で学習した内容をもとに,実際にマルチメディアコンテンツの制作を行います.これにより,コンテンツを構成する個別のメディア要素の取り扱い方法に加え,頭の中のイメージをメディア要素の組み合わせたシステムとして具体化し,魅力を作り込んだコンテンツを企画するための手順と方法について学びます.
著者
杉木 章義
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1142-1144, 2020-10-15

本稿では,クラウド時代におけるライブラリOS研究の代表とも言えるUnikernelとその実装としてのMirageOSの論文について紹介する.オペレーティングシステム(OS)をライブラリ化し,アプリケーションと結合して実行するというのは,1990年代のExokernelやNemesisなど,古くからあるアイディアである.しかしながら,仮想マシンの存在を仮定し,仮想マシン上でライブラリOSを実現するというのはクラウド時代ならではである.さらに,MirageOSでは,OCamlを利用するなど,最新のプログラミング言語研究の成果も活用している,本稿では,ほぼ同時期に登場したOSv,Drawbridgeなどの関連研究もあわせて,OS研究全般の動向について解説する.
著者
小泉 悠
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.693-699, 2020-06-15

ロシアのインテリジェンス機関には旧KGB(国家保安委員会)系のFSB(連邦保安庁)とSVR(対外情報庁),そして軍参謀本部のGRU(情報総局)の3つが存在し,HUMINT(人的インテリジェンス),SIGINT(信号インテリジェンス),IMINT(画像インテリジェンス),OSINT(公開情報インテリジェンス)を広くカバーする.これらの機関はICTを諜報だけではなく,名誉毀損や情報操作,さらには物理的な破壊活動にも用いており,その対象はNATO加盟国にも及ぶ.ただし,こうした活動はインテリジェンス機関が直接実施するとは限らず,民間のハッカーを「サイバー民兵」として動員する場合も多い.さらに各機関は相互に連携せず,別個にオペレーションを行っている可能性が高い.
著者
木村 泉
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.1191, 2004-11-15
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.868-883, 2019-08-15
著者
萩原 兼一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.890-893, 2019-08-15

平成28年度から平成30年度にかけて実施した文部科学省大学入学者選抜改革推進委託事業「情報学的アプローチによる『情報科』大学入学者選抜における評価手法の研究開発」では,「知識・技能」だけでなく「思考力,判断力,表現力」を評価する高校共通教科「情報」の入試問題およびその作問方法を研究した.さらに,コンピュータを用いてこれらの試験問題を出題/解答するCBTシステムを研究開発し,CBTを用いて情報入試の実証実験をした.この委託事業は,コンピュータ科学者が実施したので,随所にComputational Thinkingによる対策をしている.本記事では,これらを解説する.
著者
楠 正憲
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.820-821, 2019-08-15

筆者が12年以上も利用しているTwitterアカウントが6月1日夕刻,2007年4月から突然凍結された.アカウントの凍結は一方的に行われて,何ら説明なく唐突に解除されるものであることを実感できた.不正対策の自動化でジレンマとなるのは,広く仕組みを公開してしまうと,悪意ある利用者が自動処理を回避する手がかりを与えてしまうことだ.とはいえ自動処理によって利用者に不利益ある措置が行われた場合に,異議申し立てが適切に処理されて,当事者間で同意に至らない場合には,司法なりの枠組みを通じて紛争解決するための仕組みは必要となるのではないか.
著者
中山 泰一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.895-896, 2019-08-15

本会の論文誌に投稿される論文が増え,優れた研究成果がさらに多く掲載されていくことは,本会の発展にとってとても大切なことである.本稿では,中高生を含むジュニア会員の皆さんに,論文とは何かを,そして,論文を投稿してから論文誌に採録されるまでの手続きを紹介する.
著者
松澤 有三
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, pp.600-605, 2016-06-15

日本では緯度経度座標の付与されたデータと地図を中心に地理空間情報のオープンデータ化が推進されてきたが,地理空間情報同士をリンクするLODのアプローチは活発とは言いがたい.本稿では地理空間情報のリンクに不可欠な地理識別子の概念を紹介しつつ,GeoNames.orgやGeoNames.jpといった地理識別子基盤の実例と応用について解説する.
著者
寺田 実
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.644-649, 2003-06-15

今回取り上げる問題は,2002年11月に金沢工業大学で行われたアジア地区予選の問題H,"Viva confetti"である.問題は http://www.kitnet.jp/icpc/problemsから入手可能である.さまざまな大きさの円形に切った紙片(confetti)が床に散らばっているときに,そのうちのいくつが(一部でも)上から見えているかを求めるのが問題である.
著者
和田 英一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.321-323, 1998-04
被引用文献数
2

日本の反対を押し切って規格化されたUnicode(ISO 10646のBMP)は多くの欠点がある。それにもかかわらずJavaなどと一緒に我が国に上陸しつつある。この際もう一度問題点を再認識し状況を把握しよう。そして悪いdefacto standardがはやるのを防止しよう。