著者
水井 潔 長谷川 孝明 徳田 清仁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.233, pp.7-10, 2002-07-18
被引用文献数
2

本稿では,e-お守りシステムの実現に関して述べている.これまでに筆者らが提案した,歩行者等が能動的に発する電波を車両が受け,歩行者・自転車・二輪車認識を行うe-お守りシステムの実現のため,まずシステム概要を述べ,システムへの要求事項を整理し,実現例を検討している.
著者
長谷川 孝明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.86, pp.41-47, 2003-05-20
被引用文献数
92

本稿では,進化し続け,殊更でなく快適なモビリティ環境を提供するITSプラツトフォーム"EUPITS"を提案し,その要素技術とアプリケーションを含めて考察している.携帯電話,PHS,無線LAN等をサブプラツトフォーム構成要素とする情報通信サブプラツトフォームにおいては要求QOSに応じてメディアを選択し利用する方式が重要であることを述べている.また,GPSやマーカをサブプラツトフォーム構成要素とするポジショニングサブプラツトフォームではM系列マルチモーダルマーカによるポジショニングシステム"M-CubITS"を提案している.さらに,M-CublTSを前提としたEUPITS上のITSアプリケーションの例を挙げ,このひとつとしてWYSIWYAS歩行者ナビを提案している.最後にいくつかの考察を行っている.
著者
彌勒地 進 麻生 敏正 長谷川 孝明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.459, pp.113-118, 2010-03-02
被引用文献数
4

本稿では,ラウンドアバウトを含めた信号制御方式の性能評価のためのシミュレータの構築を行った上,ラウンドアバウトと信号化交差点の性能比較を行っている.まず,モデル化したラウンドアバウトの道路形状と車両挙動を,高度デマンド信号II制御方式(Advanced Demand Signal II scheme; ADS-II方式)の評価用シミュレータへ導入している.次に,静的な交通状況においてラウンドアバウトと,最適な連携係数やデマンド関数のべき乗部を用いたADS-II方式,最適なサイクルやスプリットやオフセットを用いた系統制御方式の3者の性能比較を行っている.評価結果より,ラウンドアバウトは閑散時に有効,系統制御方式は混雑時に有効,ADS-II方式は閑散時と混雑時共に有効であることが明らかになっている.閑散時においてADS-II方式と比較した場合,ラウンドアバウトの車両アイドリング時間の90パーセンタイル値は小さくなるが,平均旅行速度は低下する.
著者
宇賀 大貴 川嶋 大地 永長 知孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.63, pp.37-42, 2011-05-19

本稿では,加速度センサ搭載端末を用いた早期地震警報システムについて検討が行われている.最初に近年普及してきたスマートフォン等の携帯端末に搭載されている加速度センサを地震計として用いたシステムが提案されている.地震計となる加速度センサ搭載端末では,地震発生時に加速度センサから加速度の値が取得され,閾値以上の加速度が検知されたときに一定地域ごとに設置されたサーバへ情報が送信される.サーバは送られてきた情報を管理し,震度や震源を推定し周辺の利用者端末へ警報を発信する.また,提案システムについて実際にサーバを設置し,送受信能力の測定が行われ,その結果が示されている.
著者
神藤 善洋 手島 知昭 荒井 伸太郎 小沢 慎治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.150, pp.7-12, 2010-07-21
参考文献数
1

本稿では,料金所の屋根に設置された定点カメラの画像を用いて交通流解析を行うために必要となる背景画像の動的更新の手法を提案している.従来手法の問題点として,背景画像を直接とるのは現実的ではなく,背景画像の更新が必要である.また,複数のフレームの平均を取るだけでは不十分であることが,従来研究で示されていた.そこで,本手法ではアシスト画像と呼ばれる動物体が頻繁に通過する領域が明るくなっている画像を導入している.これを導入することで車両がほとんど走行していない領域においてのみ平均値と標準偏差を計算することができ,信頼度の高い背景モデルを生成できることを示している.この信頼度の高い背景モデルを用いて,複数のフレームから背景画像らしい画素を求めることによって背景画像を更新する手法を提案している.実験により,走行している車両が背景画像に映り込まないことを確認した.また,従来の手法で問題となった画素値が一様なトラックによる背景画像の劣化が低減できたことを示している.
著者
和田 崇雅 高取 祐介 八嶋 弘幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.42, pp.33-37, 2008-05-15
被引用文献数
4

本稿では、インターネット接続機能と2次元コード(QRコード)読み取り機能を持った携帯電話であれば機種を問わず、携帯アプリを導入することなく利用可能な屋内歩行者ナビゲーションシステムを提案している。位置情報を付加したURLを埋め込んだ2次元コードを屋内に配置し、これを利用者が携帯電話で読み取り、埋め込まれたURLへアクセスし目的地を設定することで、ウェブベースでの実画像を用いた直感的な経路案内を実現している。本システムの評価実験を行った結果、多くの利用者が目的地に到着でき、本システムの有効性を確認している。
著者
岡本 泰治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.630, pp.167-170, 2003-01-28
被引用文献数
1

現在、携帯電話やPDA等に代表される携帯情報端末が普及している。これらは、小型・軽量の為、何時でも何処でも気軽に利用可能なのが最大の特徴である。将来、携帯電話を代表とするモバイルコンピューティングは用途に応じて、端末を持っていなくても好きな所でコンピュータを利用する事が出来る「ユビキタスコンピューティング」、コンピュータを装着することで今よりも自由の利く状態でのコンピュータの利用が可能な「ウェアラブルコンピューティング」へそれぞれ移行していくと考えられている。以上を踏まえ本稿では、その内のウェアラブルコンピューティングに着目し、指の動きをセンサで感知するサイバーグローブを用いた入出力の方式について考察する。
著者
野崎 敬策
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.219, pp.49-56, 2011-09-21
参考文献数
4

日本のITSは、1970年初頭から交通安全を主眼に様々な研究開発と実用化がなされ現在に至っている。昭和45年度(1970年)の交通事故死者数は16,765人と最も死者数が多い時代であった内閣府のIT戦略本部が2000年に設置され、e-Japan戦略により2012年交通事故死者数5,000人以下を目標としたが、既に2009年に4,914人と目標を達成している。現在、ITS中長期計画の中では2018年に2,500人以下を目指している。ITS Japanでは、ITS総合戦略2015・新中期計画を立て、安全性、環境負荷軽減、利便性向上、地域活性化、基盤整備と国際化の観点から種々の具体的施策、研究開発・実用化、さらに持続可能なモビリティの実現に向かって次世代ITS:ITS長期ビジョン2030を推進している。本講演では、これらのITS中長期ビジョンの概要に触れ、中でも環境問題と防災・災害に視点を当て述べる。環境問題はCO2削減による地球温暖化対策の一環として全世界・地球的な課題である。また、防災・災害対応への課題は、3・11東日本大震災を経験し未だ半年の状況であり、復興対策と共に早急に進めるべきテーマである。
著者
山本 光重 佐藤 智和 横矢 直和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.625, pp.55-60, 2002-01-23
参考文献数
6
被引用文献数
1

花火ショーの演出作業において, 花火師は花火の打ち上げ位置, タイミングや音楽との同期などの多くの要素を決定する必要がある.しかし従来, 花火師は危険性や金銭的なコストの問題から演出結果を視覚的に確認することができず, 演出作業を円滑に行うことが困難であった.そこで, 本研究では, 効率のよい演出作業を実現するための花火演出支援システムを提案する.ユーザは計算機を用いて打ち上げ位置, 花火の種類, 打ち上げタイミング, 音楽といった情報を入力し, 演出作業を行う.演出結果は入力されたデータに沿って, 花火の実写映像を利用して計算機上でシミュレートされ, モニタやHMD上に可視化される.これによって, 花火師は効率よく作業を進めることが可能となる.
著者
岡田 裕也 大図 正孝 櫻井 輝子 稲葉 光治 赤松 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.105, no.608, pp.139-144, 2006-02-13
参考文献数
11
被引用文献数
3

本論文では,顔の3次元モデルに対して意図した印象の変化を生成させる試みについて述べる.顔の3次元形状とテクスチャは,レンジファインダで取得した距離画像から自動的に取得される多次元ベクトルによって表され,顔の多様性は主成分分析を適用することによって少数のパラメータで表現することができる.印象変換ベクトルを得るために,パラメータと与えられた印象に沿った顔の属性の間の関係を解析する.ここで,我々は,印象変換のために3次元顔画像を操作する方法として,この印象変換ベクトルを使用する方法を提案する.性差の印象に関する実験結果より,2次元顔画像情報のみを使用した以前のアプローチに比べ,顔の3次元情報の操作を行うことの優位性を確認した.
著者
中川 正雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.181, pp.25-30, 2006-07-20
被引用文献数
24

LEDをはじめとする照明や表示素子によって照明や表示の技術は大きな進歩を遂げようとしています。これらに共通した特色として、効率のよさや寿命の長さのみならず、情報をも変調できる高速点滅性があります。この特色を利用して周囲に情報を運ぶ技術として著者が提唱する可視光通信の可能性がでてきました。本稿では、可視光通信を概説すると同時に、本研究会の主題であるITSとの関連についても述べていきます。
著者
長瀬 敦嗣 岸本 圭史 河中 治樹 小栗 宏次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.58, pp.25-30, 2009-05-21
被引用文献数
6

交通事故の多くはドライバの心身状態に起因しており,ドライバモニタリングは事故を未然に防ぐための予防安全技術において特に重要である.運転中の会話や思考のような認知負荷状態は潜在的な危険をはらみ,多くの交通事故を引き起こす原因となっている.これまでの研究により,認知負荷状態の識別は行われているが,その程度による多クラスの識別までには至っていない.本研究では多値判別法としてECOC法を用い,ドライバの生体情報を特徴量として認知負荷状態の度合いに応じた多クラス識別手法を提案する.2つの手法を用い,識別性能を高めるために最適な特徴量の組み合わせ及び識別手法について考察を行ったところ良好な結果を得た.
著者
狩野 均
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.675, pp.51-58, 2002-02-26
被引用文献数
1

本研究では、自動車用ナビゲーション装置(カーナビ)の経路探索に着目し、その機能を拡張するための手法を提案する。本手法は、GAの個体集団の他に2つの知識集団を生成し、この知識を個体に適用する手段として感染演算子を導入するものである。知識の集団として、主要道路の集団と立ち寄り候補地の集団を生成し、感染演算によって、運転の快適性の向上と立ち寄り機能の実現の両方を達成するところに特徴がある。実際のカーナビで使われているナビ研S規格地図を用いた評価実験により、本手法の有効性を確認した。本手法は、問題領域の知識をウイルスと見なすことにより、遺伝的アルゴリズムの枠組みの中に知識を利用するための演算を実現したところに特徴がある。この考え方は、一般に遺伝的アルゴリズムを実用規模の問題に適用するとき有効であると考える。
著者
松本 一則 内藤 正樹 帆足 啓一郎 呉 剣明 滝嶋 康弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.424, pp.59-63, 2009-01-28
参考文献数
3
被引用文献数
2

Microsoft Wordによる電子情報通信学会技術研究報告形式のテンプレートファイルです.
著者
浦部 弘章 塚本 淳 佐藤 和基 梅津 高朗 東野 輝夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.260, pp.13-18, 2005-08-30

災害発生に対して, 被災者の迅速な救助・安否確認が求められる.一方で, 既存の連絡方法はインフラの破壊により利用不可能となる可能性が高く, インフラに依存しない救助支援システムが求められる.そこで本稿では, 災害時において被災者の位置情報を収集・追跡するためのMANETシステムを提案・評価する.提案手法では, 被災者は無線LAN機能などの近距離無線通信機能を有する端末を保持し, それらや自動車に搭載される端末がアドホック通信を用い, 避難所に設置される基地局に被災者情報を収集する.システムの評価は被災者情報の登録数と通信量を対象とし, 車両の導入による影響を比較した上で, システムの有用性を示す.
著者
中村 康久 松本 直樹 尾作 勝弥 田島 幸治 富樫 俊文 遠藤 賢
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.688, pp.43-48, 2006-03-21

安全性と先進性を提供するために、日常生活空間と車内空間のシームレス化実現を目指したVMC(Vehicle Mobile Convergence)コンセプトについて紹介する。また、VMCコンセプトの第一弾として、パソコン(ポータル)・ケータイ・カーナビ間での位置付加情報に関する連携サービスの実現例を紹介し、実証実験を通じて、サービスの有効性(操作性・利便性・経済性)を確認する。
著者
間邊 哲也 長谷川 孝明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.82, pp.47-51, 2006-05-22
被引用文献数
11

本稿では,M-CubITS歩行者WYSIWYASナビゲーション環境の実現に向けて,建物内におけるM-CubITSを用いたWYSIWYASな歩行者ナビゲーションシステムの提案と埼玉大学工学部内の建物における実験システムの構築ならびに動作確認を行っている.既存のM-CubITS歩行者WYSIWYASナビゲーションシステムを建物内に適用するために,本稿では,データベースの構築と建物内におけるナビゲーション方法の検討を行い,現在地特定用と経路探索用の2つからなるデータベースを構築し,現在地から目的地までの経路探索には最短経路問題の解法アルゴリズムとして一般的なDijkstra法を用いている.さらに,実験を通してシステムの動作確認を行っている.
著者
麻生 敏正 長谷川 孝明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.104, pp.7-12, 2005-05-24
被引用文献数
9

本稿では, 著者らが開発した従来の高度デマンド信号制御方式(ADS方式)の交通流シミュレータの改良を行い, いくつかの交通状況でADS方式と系統制御方式の性能比較を行っている.まず, シミュレータの道路モデルの拡張と車両の動作モデルの変更を行っている.そして道路モデルの拡張による不具合が生じないようにするためにADS方式のデマンドの計算方法を変更している.次に, ADS方式と系統制御方式のパラメータの検討が行われ, この結果に基づき, 性能比較を行っている.さらに, 2つの系統制御区域を結ぶ信号機がADS方式で制御された場合と地点制御方式で制御された場合, またこの地域のすべての信号がADS方式で制御された場合の性能比較を行っている.今回検討した交通状況下で, ADS方式は系統系統制御方式や地点制御方式よりも平均アイドリング時間が小さくなることが示されている.さらに幹線道路の交通量に偏りがある場合の検討も行われている.
著者
小佐古 昂 土屋 潤三 高崎 和之 唐沢 好男 小松 覚
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.58, pp.1-6, 2009-05-21
被引用文献数
2

GPS(Global Positioning System)は全世界的な測位システムとして広く利用されている。ITS車車間通信に自動車位置情報として利用する場合には、建物反射等マルチパス伝搬によって生じる測位誤差の低減が必要になっている。そこで本稿では、L1帯(1575.42MHz)GPS電波を対象に信号を受信・保存し、オフラインでの電波解析を可能とするGPSトータルレコーディングシステム(GPS-TRS)を試作し、その性能評価を行った。また、システムを用いて収録した信号について直接解析を行った。
著者
守谷 誠太郎 永長 知孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.556, pp.59-64, 2008-03-19
参考文献数
9

本稿では,緊急地震速報を利用した車両向け早期地震警告システムの検討が行われている.まず,電文情報に現在位置の座標と地盤情報を付加したシミュレーションが行われている.その結果,緊急地震速報に位置情報と地盤情報を追加することで各地域の車両向けのより詳細な警告が出来ることが示されている.次に,システムの提案と配信方法の検討が行われている.配信方法は,タイムラグは考慮する必要があるが,品質が高く移動体にも利用可能な地上デジタルテレビ放送の利用が有効であると示されている.また,DSRCを組み合わせることで,単体より高い信頼性を確保することが可能になると考えられる.最後に,車載アプリケーションのプロトタイプが試作されていて,模擬警報の動作確認が行われている.