著者
光山 高志 松岡 英男 広松 親 市川 隆
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.25, no.12, pp.22-28, 1987-12-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
2

武雄佐世保道路・村木橋は, 橋長205m, アーチスパン23mの9径間連続充腹式コンクリートアーチ橋である。連続充腹式コンクリートアーチ橋とは, アーチ両側端に側壁を設け, その中に土砂を充填したコンクリートアーチ橋であり, 耐久性, 走行性, 維持管理面で優れている。設計・施工上種々の特色をもつ本橋がこのほど完成したので, 主に施工法および計測結果の一部について報告する。
著者
小林 明夫
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.21, no.11, pp.35-48, 1983-11-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
14

東北・上越新幹線は, オイルショック等の諸事清から, 着工以来11年を経て開業した。本稿は,積雪寒冷地での新幹線の高速走行を考慮した軌道, 基礎, けたの設計・施工, 長大橋りょうの架設方法の開発, 中スパン橋りょうの省力化工法の導入および開発, 急速施工法について述べた。

1 0 0 0 OA 水理模型実験

著者
下迫 健一郎
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.39, no.9, pp.134-137, 2001-09-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3
被引用文献数
4
著者
加賀 秀治
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.14-21, 1983-04-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
7
被引用文献数
1

コンクリート用骨材の需要動向と生コン工場における使用の実態について記したのち, 骨材の多様化や品質低下の問題を取り上げ, 品質規格, 設計, 管理などの面での対応策および今後の課題についての私見を述べた。
著者
福留 和人 齋藤 淳
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学論文集 (ISSN:13404733)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.35-47, 2021 (Released:2021-03-15)
参考文献数
19

現行のコンクリート標準示方書における養生の位置付けに基づいて「セメントの水和解析に基づく養生計画立案手法」を提案した。提案する手法は,設計で設定したコンクリートの特性値を満足するために達成すべき目標の水和率を設定し,水和解析によって求めたセメントの水和率が目標の水和率に到達するように養生計画を立案するものである。本論文では,提案する手法の基本的な考え方および具体的な養生計画の立案方法を紹介する。さらに,各種条件における養生計画立案事例を示し,構造物条件,コンクリート条件および施工環境条件に応じて養生計画を合理的に立案することが可能であることを確認した。
著者
青木 義彦 岩清水 隆 山田 佳博 永野 浩一
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.683-688, 2012 (Released:2012-09-01)
参考文献数
6
被引用文献数
9 8

高さ300mと日本で最も高いビルとなる「あべのハルカス」では,設計基準強度(Fc)が150 N/mm2の高強度コンクートと降伏応力度が440N/mm2の高強度鋼材を組合せた超高強度CFT柱を採用している。地上22階,高さ112 mまでの圧入が必要であったFc=150 N/mm2の超高強度コンクリートについては,圧送性向上のためにセメントとして低熱ポルトランドセメントをベースにシリカフュームをプレミックスしたセメント(SFCS)1)を使用した。本稿では先立って実施した実大施工実験と実施工の結果について報告する。
著者
坂田 昇 渡邉 賢三 細田 暁
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.999-1006, 2014
被引用文献数
2

コンクリート構造物の表層部分は,構造物の耐久性に大きな影響を及ぼす重要な部位であり,かつ,表層部自身の品質は施工要因の影響を大きく受ける。そこで,コンクリート構造物の表層部の品質を目視調査に基づいて合理的に評価する方法を用いることによって表層品質に与える要因を分析し,品質向上につなげた事例について紹介する。さらに,分析の結果から,表層品質向上に対して合理的な手法の一つとしてブリーディング抑制型AE 減水剤に着目し,その特徴,適用事例および表層品質の向上効果について紹介する。
著者
岡本 博禎 東野 昭典 神田 輝明 黒坂 敏正
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.40-53, 1994

広島ガス (株) は, 国のエネルギー政策にもとづき, 原料の長期安定確保, ガスの燃焼性の統一, ユーザーの保安確保, および無公害の推進を目的に都市ガス原料としてLNGの導入を決定し, 廿日市市に新工場の建設を開始した。LNGの貯槽としては, わが国初のピットイン式を採用した。この貯槽は, 従来の金属二重殻構造の地上式貯槽を, 地中に構築したピット内に設置する新しい形式で, 地上式貯槽と地下式貯槽の特徴を兼ね備えた貯槽と言える。本貯槽の土木工事 (ピット部) を平成5年12月に終了した。本報告は, 土木工事部分であるコンクリート?体の設計とコンクリート工事を中心に報告する。
著者
小澤 直正 吉野 伸一 菅野 信之
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.33, no.12, pp.63-72, 1995-12-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3

現在施工中の帯広駅連続立体交差事業において, 帯広駅付近に都市計画道路の交差部分に長大スパンの橋りょうを必要とする箇所が計画された。比較設計の結果, 経済性に優れ, なおかつ都市のランドマークとして景観性にも優れる2径間連続PC斜張橋を採用した。下部工については中央橋脚部 (P2) に全荷重の8割が集中するため, 基礎フーチングは約2000m3のマスコンクリートとなる。そのため, 温度ひび割れ解析から材料や打設方法の検討を行い, 温度ならびに発生応力を計測して, 解析結果と照合した。また, 上部工については斜材部の試験施工の計画と結果を紹介する。