1 0 0 0 OA 中性化

著者
和泉 意登志
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.5_53-5_56, 2010 (Released:2012-03-27)
参考文献数
6
著者
郭 度連
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.122-128, 2016 (Released:2017-01-01)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

1 0 0 0 OA 亀甲橋の施工

著者
熊岡 禎二 小田 徳昌 清水 幸一 板井 栄次
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.39-47, 1992-06-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3

亀甲橋は3か所の橋台から, 中央に向かって薄いコンクリートの床版で結ばれた, 三方向対称PC吊床版橋である。吊床版橋は国内ですでに10橋ほど建設されており, 最大支間は100mを超え, 多径間の施工例も報告されている。しかし, このように三方向を結ぶ吊床版橋は世界初のものである。本橋は木製の吊橋をイメージし, 設計・施工上の工夫が行われている。また, 施工は支保工を用いず, 緊張した鋼材にプレキャスト施工した床版を架設するという工法で行われた。施工中の空間的形状および張力の管理は, リアルタイムに計測, 画像処理される自動計測システムを開発し使用した。本稿では亀甲橋の構造の概要と, その特徴的な施工法について報告する。
著者
梅本 宗宏 森田 武 梶田 秀幸 平島 岳夫
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.869-873, 2017 (Released:2018-10-01)
参考文献数
2

日本建築学会では,各種構造材料の火災時を想定した高温性状に関する情報を体系的に整理・取りまとめた「構造材料の耐火性ガイドブック 2017」(第3版)を2017年2月に刊行した。本ガイドブックでは,建築で用いられる構造材料を,コンクリート材料・鋼材・木質系材料・アルミニウム合金および新材料(FRP,ガラス,膜材料等)の5つに大分類し,火災時および火災後を想定した材料の高温性状に関する文献調査ならびに系統的な整理を行っている。本稿は,本ガイドブックの概要を報告する。
著者
池田 靖忠
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.43-49, 1996-02-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3

山陽新幹線は阪神・淡路大震災により甚大な被害を受け, 80日間にわたり新大阪・姫路間が不通となった。本稿では, 新幹線の概要, 高架橋, 橋りょうの被害状況について述べた。ここで落橋の原因となった高架柱等の破壊は, せん断破壊によって生じたものと推定されている。また, 復旧方法として実施された鋼板被覆工法について延べ, この工法によりじん性率ならびに耐震性が向上していることを示した。復旧工事は, 高架橋床版, 橋げたを所定の位置に安全に戻すことがポイントとなったが, こう上するために採用された工法について解説し, 併せて鋼板被膜工法で用いられた鋼板形状, 注入工法について一覧表で示した。
著者
橘高 義典 今本 啓一 半井 健一郎 山田 一夫 宮里 心一
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.984-991, 2014 (Released:2015-11-01)
参考文献数
30
被引用文献数
1 1

東日本大震災での福島第一原子力発電所の事故により,放射性物質を有する汚染水が敷地内に大量に残留しており,それらの処理,一時保管,漏洩防止などが重要な課題となっている。また,外部に飛散した放射性物質により汚染された廃棄物などの処理,処分,再利用技術が必要とされている。本稿では,コンクリート工学の視点からこれらの問題に関連する既往研究,報告,技術提案などを概説する。

1 0 0 0 OA 高性能減水剤

著者
山本 常夫
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.32-38, 1988-03-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
18
著者
郭 度連 國府 勝郎 宇治 公隆
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学論文集 (ISSN:13404733)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.1-10, 2005-09-25 (Released:2012-11-13)
参考文献数
28

Internal water in concrete has a significant relation on the pore structure.Except for chemically combined water, all water exists in pore and its aging characteristics change with pore.For the purpose of quantification and classification of internal water in concrete, this study is conducted by long-term drying test.Results suggest that internal water can be classified with combined water, evaporated water, hydrated water under drying and remained water. Furthermore, water rate in each type under different water-cement ratio and curing time can be estimated from its quantification, respectively.
著者
竹田 宣典 大即 信明
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.525-530, 2016 (Released:2017-05-01)
参考文献数
18
被引用文献数
2 2
著者
宮林 秀次
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.34, no.9, pp.5-11, 1996-09-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3

北陸新幹線高崎・長野間117kmは, 東京と長野を約1時間半で結ぶ路線である。この区間に施工されたコンクリート橋のうち, 霧積川橋りょうは, 三径間連続のPC方杖ラーメン橋で, 斜の橋脚部の施工にロアリング工法, けた部の施工に張出し架設工法を用い, 国立公園内の現地形に与える工事中の影響を最小限にするように努めたものである。また, 第二千曲川橋りょうは, 新幹線鉄道に初めてPC斜張橋を採用したものであり, スパン133.9mはコンクリート鉄道橋として最長のものである。屋代南・屋代北橋りょうは中央スパンがそれぞれ105mおよび90mのエクストラドーズド橋で, 中程度のスパンの鉄道橋のけた高を低くするための最適な構造として採用されたものである。
著者
難波 蓮太郎
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.29, no.9, pp.5-18, 1991-09-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
22

コンクリート造建物の外壁は一般に陶磁器質タイル張りや建築用仕上塗材の吹付けによって仕上げられており, またその下地としてコンクリートとの間にモルタル塗りを施す場合が多い。これらの仕上げは1964年の東京オリンピック以来, 建物の高層化・大型化と多量生産にともなって, コンクリート躯体とモルタル層または張付けモルタル層とタイルとの界面で剥離 (浮き) を生じたり, それがついには仕上層の剥落にまで発展し, 長い間しばしば社会問題として取り上げられてきた。1989年11月21日に北九州市小倉地区で発生したタイル外装壁における仕上層の剥落事故はその最悪の事態となり, 事故直後に日本建築仕上学会では外壁等剥落防止対策研究委員会を設置して問題点の解決のための4っの作業部会で調査・研究を行い, この成果を本年3月に公表した。これをもとにして, (1) 材料・工法の沿革, (2) 剥落防止のための設計・施工指針 (案), (3) 診断と補修技術, (4) 診断および補修・交換事例調査の分析について解説する。
著者
畑中 重光 谷川 恭雄
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.14-24, 1995-06-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
51
被引用文献数
1 1

生コンプラントで発生するスラッジ水の多くは, 脱水ケーキ化された後, 多額の処理費を伴って管理型の産業廃棄物として埋め立て処分されるかプラント内外で適宜処理されているのが実状である。また, 管理型廃棄物の処分場を将来にわたって確保・増設していくことは, 極めて困難であり, スラッジの再利用や処理方法の検討が望まれている。本稿は, 生コンスラッジの発生と処理の現状を概観したのち, 生コンスラッジに関する既往の研究を取りまとめたものである。
著者
岡崎 百合子 岡崎 慎一郎 浅本 晋吾 今本 啓一
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学論文集 (ISSN:13404733)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.47-60, 2023 (Released:2023-05-15)
参考文献数
35
被引用文献数
1

コンクリートの乾燥収縮挙動に対し,機械学習モデルを構築し,モデルの学習結果を解釈することによって,偏りがあるデータ群の影響を抑制しつつ,各説明パラメータが乾燥収縮に与える主な影響,すなわち支配構造を抽出し,定式化するといった新しいアプローチ法を提案した。本アプローチ法に基づき,コンクリートの配合および骨材の特性が乾燥収縮に与える影響を分析した結果,単位水量と骨材体積をパラメータとした配合の非線形影響や,配合により異なる骨材の吸水率の影響度等,複雑な支配構造が抽出された。抽出した支配構造を定式化した結果,定式による予測値は,実測値の乾燥収縮率を良く再現しており,データの密度が疎になる領域において特に予測精度が改善されることを確認した。
著者
岡崎 百合子 岡崎 慎一郎 浅本 晋吾 今本 啓一
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学論文集 (ISSN:13404733)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.37-46, 2023 (Released:2023-05-15)
参考文献数
38
被引用文献数
1

コンクリートの乾燥収縮に対する要因は,配合条件である単位水量や水セメント比等の影響に加え,近年,骨材自体の収縮に起因する影響が周知の事実となっている。骨材による影響は,土木学会の示方書式や日本建築学会式のひび割れ制御指針において定性的には組み込まれているものの,その複雑性ゆえに十分に解明されていない現状にある。そこで,本研究では,骨材の物性が収縮に与える影響を把握することを目的に,データの裏に潜む支配機構を柔軟に抽出できる機械学習を援用した分析を実施した。その結果,骨材の平均比表面積が支配的な影響力を有し,さらに,配合条件と骨材の平均比表面積が連関しながら収縮へ影響を及ぼすといった支配機構の存在が示唆された。