著者
青木 繁
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.18, no.11, pp.61-65, 1980-11-15 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3
被引用文献数
1
著者
蝦名 崇宏 斎藤 和也 松岡 孝明 伊藤 克己
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.54, no.12, pp.1184-1189, 2016 (Released:2017-12-01)
参考文献数
2

仙台市地下鉄東西線は,宮城県仙台市太白区の八木山動物公園駅から同市若林区の荒井駅までを結ぶ事業延長14.38km(地下式13.83km,地表式0.55km)の路線であり,平成27年12月6日に開業している。広瀬川地区橋梁は,仙台市中心部を流れる広瀬川に位置し,広瀬川橋りょう(渡河橋)と,西公園高架橋とからなる。土木工事施工期間は,平成20年12月仮桟橋の施工開始から,平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による工事中止期間3カ月を経て,平成25年6月付属物設置までの4年7カ月を要した。本稿では,広瀬川地区橋梁の構造や施工概要について記載する。
著者
服部 尚道 黒岩 俊之 早川 正 吉住 陽行
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.275-281, 2012 (Released:2013-03-01)
参考文献数
11
被引用文献数
1

京急蒲田駅付近連続立体交差事業における高架橋築造工事では,営業線直上に高架橋を構築するため,移動式直接高架施工機とハーフプレキャスト(以下,HPCa)工法を組み合わせた直接高架工法を適用した。移動式直接高架施工機は,基礎杭打設と部材架設が行える施工機である。HPCa工法は工場製作のプレキャスト部材を現地で組み立てラーメン高架橋を構築する技術で,梁とスラブに適用した国内2件の工事実績がある。本稿では,柱に初めてHPCa工法を適用した本事業における,工法選定理由,HPCa工法の概要,工事概要および施工概要について報告する。
著者
竃本 武弘 野島 昭二 藤田 庫雄
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.2_30-2_36, 2009 (Released:2012-03-27)
参考文献数
8
被引用文献数
2 2

東・中・西日本高速道路(株)では,昭和63年からコンクリート表面被覆材の品質規格を定め,その規格を満たす製品が橋脚等に施工されているが,中には早期に変状を生じるものがあり十分な効果を得られていない場合がある。NEXCO総研では,コンクリート表面被覆材の耐久性を調査するために平成9年から長期暴露試験を行い,平成19年に暴露10年後の追跡調査を実施した。また実構造物に施工したコンクリート表面被覆材の調査を行った。調査結果から,耐久性能評価方法の見直しが必要と考え,新たな試験方法の検討を行った。
著者
田中 貞俊 加藤 嵩大 浦野 悟 永吉 雄太
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.197-204, 2015
被引用文献数
3

中央自動車道上長房橋(上り線)において,既設RC床版のプレキャストPC床版への床版取替え工事と,床版上面増厚工事を実施した。工事は,反対車線(下り線)の対面通行が確保できない現場状況下であったため,施工車線(上り線)の交通を確保しながら,半断面ごとに床版取替えおよび床版上面増厚を実施した。工事時期は,工事内容から昼夜間の連続車線規制が必要であることから,中央自動車道において毎年5月のゴールデンウィーク明けに実施されている2週間の集中工事とした。なお,集中工事における半断面施工は,特に床版取替え工事では高速道路で初の試みであった。本稿は,床版取替え工事および床版上面増厚工事について報告する。
著者
丸山 一平
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.1_45-1_48, 2009 (Released:2012-03-27)
参考文献数
2
被引用文献数
1
著者
長瀧 重義 鈴木 一雄
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 = Concrete journal (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.47, no.10, pp.3-8, 2009-10-01
被引用文献数
1

JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)が工業標準化法第15条に従って5年ぶりに改正された。改正の要点は,環境に配慮したJIS規格とすること,および購入者の視点に立った情報開示の促進にある。すなわち,再生骨材Hの引用,スラッジ水利用の促進,付着モルタルの適用範囲の拡大などにより,環境に配慮した規格とする。また,レディーミクストコンクリートの配合について納入に先立って購入者に提出する配合報告書の名称を計画書に変更するとともに,配合の種類と適用期間の明示を義務付けた。さらに,レディーミクストコンクリート納入書に配合を記載するとともに,納入後に購入者からの要求があれば,計量記録ならびに運搬車1台あたりの平均値で表す単位量の提出により,情報開示を促進することとなった。これら要求事項への対応には,ハードやソフトの更新などの作業を伴うことを配慮し,配合計画書は平成21年9月20日から,納入書は平成22年4月1日から提供することとしている。本文は,平成21年3月20日付けで改正されたJIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の改正の要点について紹介する。