著者
天笠 正孝 鈴木 誉一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.1037-1038, 1971-05-05 (Released:2011-09-02)
参考文献数
6
被引用文献数
1
著者
巻出 義紘
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.302-306, 1997
参考文献数
7
被引用文献数
1

南極上空のオゾンホールは年々規模が拡大し, 最悪の状態が続いている。先進諸国が多い北半球上空でも著しいオゾン減少が観測されている。これら成層圏オゾン層破壊をもたらす人工物質フロンは, 10年前の1987年に締結された「モントリオール議定書」により1990年から国際的に規制され, その後先進国における生産は全廃された。その結果, 大気中濃度増加傾向にも少しずつ変化が現れている。これらフロン類の大気中濃度の分布と変動の現状, 代替フロンの利用状況, オゾン層破壊や地球温暖化など将来の地球環境への影響について紹介した。
著者
青島 晃 紫尾 麻子 上野 俊夫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.326-329, 2014

高校における産学連携は,授業で学習した理科や数学の内容が,実際の社会でどのように応用されているかを知る絶好の機会である。本校ではスーパーサイエンスハイスクールの一環として,世界の光技術をリードする浜松ホトニクス株式会社と産学連携に取り組んできた。ここではその成果と課題を紹介する。
著者
亀田 直記
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.354-355, 2016-07-20 (Released:2017-01-01)
参考文献数
11
著者
大越 健介 道信 剛志 重原 淳孝
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.110-113, 2008
参考文献数
9
被引用文献数
1

今日の私たちの生活にとって,携帯電話やノートパソコンなどのモバイル電子機器は不可欠になってきている。携帯電話ではカメラやテレビなどを付属させた多機能化が急速に進み,消費電力の増加にともなって二次電池性能に対する要求がエスカレートしてきている。本稿では,特にリチウムイオン電池を中心として二次電池の歴史的な変遷と最新の研究事情を解説する。
著者
渡辺 正
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.593-596, 1996-09-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
2

身近な現象にどれほどよく当てはまるか-そこに重きを置くならば, なぜか16個の元素をずらずら並べた例の「イオン化列」はまっさきに「不合格」の印を押すべき素材だろう。いかにも根拠はございますという顔つきながら, じつはあの「右へならえ」は, 理想化をとことん進めた極限, 仮想世界の中でしか成り立たないからだ。現実世界に合わせたければ, 元素の数はぐっと間引いて10個以内, できれば8個くらいにするのがまともな神経だといえる。そのへんを一緒に考えてみたい。
著者
市橋 由彬
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.160-161, 2019-04-20 (Released:2020-04-01)
参考文献数
1

本実践は,中学3年生に対して,炭素の同素体であるダイヤモンドと黒鉛を教材として扱い,客観的事実をもとに目に見えない世界で起こっていることを推論させ,粒子概念の定着とそれを深めることを目指した。本実践を通し,生徒が3年間の既習内容や身につけた粒子概念を活用して考察し,科学的に物質の構造を推論する様子が確認できたため,報告する。
著者
賀澤 勝利
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.306-307, 2019-07-20 (Released:2020-07-01)
参考文献数
2
被引用文献数
1
著者
平松 茂樹
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.80-83, 2014-02-20 (Released:2017-06-16)
被引用文献数
1

銅はわれわれの生活に欠かせないコモンメタルのひとつである。本報では銅の性質の特徴と利用の歴史,近年における世界の需給状況について紹介する。また,主に高等学校の化学の教科書に紹介されているが,実際の授業においてあまり目にすることが多くない実験・演示実験や,銅に関する興味深い実験についても紹介する。
著者
黒沼 春雄 小島 博光 清浦 雷作
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌
巻号頁・発行日
vol.1972, no.10, pp.1847-1853, 1972

本研究は,五酸化バナジウムー硫酸カリウムーシリカゲル系触媒による二酸化イナウの接触酸化反応において,とくに二酸化イオウ低濃度(0。1~1.5%)の場合の反応速度を検討し,低濃度領域での反応機構についての知見を得るとともに,排煙脱硫装置設計の-助とする目的で行なった。<BR>実験は拡散の影響を無視できる条件を選び初期反応速度を測定した。その結果,(i)初期反応速度γはPb2の-次に比例する,(ii)γs~馬O<sup>2-</sup>曲線に極大点がある,(iii)その極大点の位置は反応温度によって変化し,Pによってはあまり影響を受けないなどの結論を得,つぎのような初期反応の速度式を提出した。<BR>γs=ゐPb2P語O<sup>2-</sup>/(1十κ1Pso2)2<BR>また,反応の定常状態における触媒中のv5÷/v5÷十v4つ比は,反応ガス中の酸素分圧にはあまり影響を受けず,主として二酸化イオウ分圧の変化にともなって変化した。