出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.935, pp.31-33, 1998-04-06

「年収を増やそうと思うなら、個人の業績を上げるか、担当する仕事の中身を変えることだね」 本業の医薬品事業のほかに健康食品など6つの事業を展開するカンパニー制をとる武田薬品工業。その中で、自治体の汚水処理場向けの活性炭や、住宅メーカー向けの木材保存材などを扱う生活環境カンパニーの小林厚夫・プレジデントは、「賃下げ時代」の社員の生き方を問われてこう答えた。
著者
枋迫 篤昌 寺山 正一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1501, pp.100-102, 2009-07-27

問 米連邦準備理事会(FRB)が米国の金融機関に提供する国際送金システムに、10月からマイクロファイナンス・インターナショナル・コーポレーション(MFIC)が開発した海外送金システムが採用されることがこのほど決定したそうですね。米国で創業されたとはいえ、日本人が経営する設立6年のベンチャー企業のシステムをFRBが採用するとは画期的な話です。
著者
野村 裕知 町田 勝彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1125, pp.90-94, 2002-01-21

問 日本のエレクトロニクス産業が冬の時代を迎えています。いつになったら好転の兆しが表れるのでしょう。 答 1970年代のオイルショックをはじめ、今までだって何度も落ち込みを経験しています。ところが、あの頃はすべて短期間のうちに回復に向かったんですね。気分的にも、何となくそのうちに良くなるだろう、という楽観的な雰囲気があった。
著者
辻 晴雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.901, pp.56-59, 1997-07-28

液晶を使った新しい情報機器を次々に開発し市場に送り込んできた。「客の目線」に合わせることが商品企画の基本と説き、研究者の独善を防ぐ。川上から川下まで各部門の蓄積をいかした「創造的な垂直統合」を目指す。そのためにも組織の壁を意識的に取り払う。「製品が組織を決める」とか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1080, pp.164-167, 2001-02-26

一流と1.5流。電機メーカーの社格に例えれば、全く同じ製品を東京・秋葉原の店頭に置いた途端、後者の製品には赤札(値引きの目玉商品)がつき、前者のそれはショーウインドーの一番いい場所に飾られる。一体何が、この両者を隔てる条件なのだろうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.710, pp.58-62, 2013-11

シェール革命の自動車分野に及ぼす影響を考えるに当たって、まず2つのクルマに注目したい。1つは、米国において、乗用車とトラックを合わせた全車種の中で最も売れている米Ford Motor社の「F」シリーズ(図1)。もう1つは、2013年3月開催のジュネーブモーターシ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.772, pp.66-73, 2010-12-22

2010年12月3日、政府は「共通番号」の導入を正式に決めた。2011年秋の臨時国会で法案を提出する意向だ。政局によって時期が変わる可能性はあるが、現時点では2014年頃に導入が始まる見込みである。政府の決定を機に、新たな番号制度を導入するメリットと実現にあたって必要な検討事項を整理するとともに、番号制度を支えるシステムのあるべき姿を探る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.936, pp.42-50, 2010-10-11

故・丹下健三氏が設計した「赤プリ」が完成から27年で閉館する。建て替えの可能性もある。致命傷となったのは、2.4mという天井の低さ。それは丹下氏が"人間的スケール"と考えた寸法だった。 10月22日、東京・溜池山王に「ザ・キャピトルホテル東急」がオープンする。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.961, pp.48-53, 2011-10-10

米国ニューヨーク市で、廃線の高架上を緑化した「ハイライン」が人気を呼んでいる。周辺地域の活性化にもつながったこの公園について、ランドスケープデザイナーの西田正徳氏が報告する。(本誌) ニューヨーク市に位置する公園「ハイライン」を歩いて、人の多さに驚かされた。園路には人の流れが絶えず、可動式のベンチは常に満席状態だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.882, pp.12-23, 2008-09-08

2008年5月、東京・渋谷に新たな駅が完成。6月14日には、同日に開業した東京メトロ副都心線の列車が、新駅のプラットホームに到着した。2012年には、現在、高架上を走る東急東横線が地下化され、乗り入れる予定だ。この駅が東急東横線渋谷駅(以下、新渋谷駅)である。 新渋谷駅でまず目を引くのは、プラットホーム階から改札階までの3層を貫く、楕円形の吹き抜けだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1780, pp.58-61, 2015-02-23

関東圏でも専業主婦の再教育に熱心な大学がある。日本女子大学は2007年、生涯学習センターに「リカレント教育課程」と呼ぶ、主に主婦を対象にした再教育コースを開設した。 「高い能力を持ちながら、社会で発揮できずにいる女性が多い。
著者
森下 慎一
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.847, pp.12-19, 2007-04-23

都営地下鉄大江戸線・六本木駅の改札を出て、案内板に従って進むと、彫刻家の安田侃氏による「意心帰」が出迎える。東京・六本木に3月30日、グランドオープンした「東京ミッドタウン」地下1階エントランスの目印だ。地上に上がると、都内一となる高さ248mの「ミッドタウン・タワー」が中央にそびえる。
著者
シュルツ ハワード
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.18-22, 2012-02

世界経済が失速するなかで、米国と日本でそれぞれ最高益を達成した。接客業の温もりと、自動支払いや新聞の無料入手ができるIT(情報技術)を組み合わせて店舗の魅力を高める。2008年にCEO(最高経営責任者)に復帰し、改めて人材を磨く経営手法を強めた。「利益だけ追う企業では成長できない」と断言する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.963, pp.58-63, 2007-10-22

機器で生じた余剰なエネルギーを電力として再利用する電力回生技術が今,熱い。もともとは鉄道車両や工作機械などで使う出力100kWを超える大型モータで培われた技術だがここ最近,数百W程度と出力が低い機器への採用が進み始めている。ハイブリッド車や電動アシスト付き自転車といった輸送機器はもちろんのことAC-DCコンバータにも応用範囲が広がっている。
著者
樋口 晴彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.116-119, 2009-03

2007年12月21日、茨城県神栖市所在の三菱化学鹿島事業所において火災が発生し、協力会社の社員4人が死亡した。本件事故に起因する減産や代替品の調達などにより、同社には2008年3月期に112億円、2009年3月期に75億円の計187億円の損失が発生し、損害保険金140億円の受け取りを控除しても、47億円の減益要因になる見込みである。今回は、この事故を引き起こした原因を分析する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.792, pp.104-107, 2011-09-29

北海道を地盤とするコンビニエンスストアのセイコーマートが、サプライチェーン再構築を進めている。価格競争力の源泉であるプライベートブランド商品と同様、情報システムの構築でも自前主義を貫く。指揮する赤尾昭彦会長は、世界中から最適なパッケージを探し、自前で現場に適用していく姿勢こそが重要と説く。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.738, pp.94-98, 1999-03-08

「この曲は1カ月の期間限定コンテンツとして発売したい。こっちの曲は消費者が友達3人にコピーをプレゼントできるように…」——。 いろいろな音楽配信のメニューを用意するコンテンツ配信システムが続々と登場している(図1,表1)。配信システムの基本構成はどれもほぼ同じである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.751, pp.125-130, 1999-09-06

VTRの生き残りをかけた挑戦が始まった1)。1999年に入り,D—VHS方式の据置型VTRが続々登場している。1999年6月と8月には日本ビクターと日立製作所が,同7月には米Panasonic Consumer Electronics Co.とソニーが製品を発表した3)〜5)。
著者
大歳 卓麻
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.629, pp.58-61, 2005-06-27

システム構築に価格破壊の波が押し寄せる日本市場では、日本IBMも売り上げ減が続く。だが、「On Demand」を掲げるIBMは、戦略コンサルティングやBTO(ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング)といったサービスで逃げ切り体制を固めつつある。大歳卓麻社長は、ビジョンの有無が経営を左右するという。
著者
久保島 暁
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.12-15, 2005-02

規模で国内3位の川崎汽船も、上位2社とともに、2005年3月期に連結経常利益1000億円超えを見込む。CIO(情報戦略統括役員)を長く務める久保島暁氏(55歳)は、経営環境と技術動向の両面で鋭い嗅覚を持つ。荷動きなどの情報が生命線である同社のシステムを、文字通り「かじ取り」してきた。