著者
五十嵐 彰
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.185-196, 2018-10-31 (Released:2019-10-31)
参考文献数
41

配偶者とのみ性的関係をもつ,いわゆる「不倫」の禁止は現代の結婚制度の根幹を支える要素のひとつといえる.しかしながら,では誰が「不倫」をするのかを明らかにした日本の研究はほぼ見当たらない.本稿では日本における「不倫」行動の規定要因を機会および夫婦間関係のフレームワークを用いて検討した.分析結果から,労働時間や夫婦間関係の親密さ(会話頻度,セックスの頻度),子どもの数は「不倫」行動の発生に効果を与えないことが示された.男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる.

言及状況

外部データベース (DOI)

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収入とかどうでもよい。子がいないなら好きにするがいい。子がいるにもかかわらず己の性欲に従うような奴は悔い改めよ。
収入差というところが面白いな。ほかは不倫できれば不倫しやすい、程度の意味
男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」す
[社会] 倦怠期とお金の関係でしょうか
"分析結果から,労働時間や夫婦間関係の親密さ,子どもの数は「不倫」行動の発生に効果を与えないことが示された.男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる"
[知らんけど] 高学歴男は自分より馬鹿な女が好きでしょ増田的な https://anond.hatelabo.jp/20240207154642/逆に「下方婚をしている男性」の選択理由が知りたい今週のはてなブックマーク動向。妻に家に居てほしいとか子育て分業したいとか?
[学歴][不倫][浮気][結婚][社会][研究]
何かしらの社会的地位の不足をメスの獲得で補おうとしていると見れば社会性動物として理解可能な挙動。非婚化が進んで異性の獲得が社会的地位と無縁になれば減るのかな?あと100年ぐらい経たないと検証できんか。
男はプライドを満たしたいという欲求が不倫に走らせるのは、まわり見てても実感あるなぁ。
そんな面倒くさいこと出来る人達がすごいなぁ。と思い続けている。
夫妻の収入差の絶対値が男性不倫に相関、という結論は面白い。 下方婚した(当時)夫が不倫した話の背景。 https://anond.hatelabo.jp/20240519131611
まあ今後に期待といった感じ  ”本研究の限界として,サンプルの代表性が挙げられる.Web調査会社がもつサンプルをもとに回答者にリーチしている.加えて年齢や性別はそれぞれ集団間比率が同一になるように設計さ”
「犯人は10代~20代、もしくは30代~40代、または50代以上の人物。」みたいな感じだな。
これもうほとんど無相関でしたって言ってるようなもんでは?
つまり不倫しない男を捕まえるためには、「高学歴低収入、ただし自分よりは高収入」の男を見つけろ、と……。世帯年収ヤバそう
なんか男は収入が高くても低くても不倫する、という感じだなw
こりゃまた面白い論文が上がったものだ。巷で言われていることに学問的裏付けを与えただけとも言えるが<「男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる」
[*人類の歴史と性hs][hs>家族の形][hs>結婚・恋愛] “男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなる“ ”男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差“ ”男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するように
“男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」する
[あとで読む] PDF ”誰が「不倫」をするのか 五十嵐 彰”
へええ、おもしろい論文だった。学歴と不倫にこんな相関があるとは。夫の収入が妻より低いと夫が不倫しやすくなるというのは日米変わらないというのもおもしろいねえ。そんなとこで男性性を回復したがるのか。

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五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
ちなみに「不倫しない方が多数派だよな?」と不安になって調べて見つけたソース https://t.co/upvdA7tnwm 『男女ともに効果のある変数は学歴 であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.』って書いてあって声出して笑ってしまった
五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
今日は朝の9時から夜の10時までセッションで詰まっていたのだが、夜のセッションが全部キャンセル(体調不良など)になったので、これから川口は不倫に関する論文を読みます。まず不倫に関する研究があること自体に驚いています笑 https://t.co/TVjExXEVeA
五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
@kiyo6224 https://t.co/YGu0SfCAnR
不倫する要因を男女差で分析してる研究。男性だけ現れた要因で、配偶者と比較して自分の年収が低ければ男性は不倫するというのは興味深い。考察によると家族の中で奥さんの方が収入高いのは男性性の欠如で、それを埋め合わせるために「不倫」に走るそう。クソじゃん。 https://t.co/Gufgmz9h5M
頭がいい方が不倫したくなるらしい。 男は、女より収入が低い人らしい。 ミナさんどうですか? リカ調べでは、違うけどー https://t.co/oZs7N0v2xL
五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
私が専攻する社会学には、俗的な意味でも面白い研究が多い。誰が不倫をするのかの研究(https://t.co/ENApX6u3A4)や、インキャラの研究(https://t.co/RGQleflBsp)、中学生の恋人のできやすさの研究(https://t.co/GIL2ruPQF4)が私のイチオシだが、今回見つけた以下の2本もなかなかにユニーク。 https://t.co/yrLY46KpKF
五十嵐彰「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/RW5TjAlkgE
「誰が不倫をするのか」を計量分析した論文を読んでる “…高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる。男性のみに効果のある変数は収入および 妻との収入差であった。男性は収入が上がれば、また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる” https://t.co/NB0vEwr7y4
@fkojima79 こちらの五十嵐 @akiraigarashi さんの論文ですとAERAのアンケートをお使いになってるようですが、もう一回AERAに調べてもらうとか https://t.co/9EVJkuOg1Z
@sareoturesarare ここからpdfでダウンロードできます。 https://t.co/gP2yitlgDD
不倫垢の人はこの論文読むのおすすめ https://t.co/oLU6H0uSev
@Neo_INOKO https://t.co/oPE5kiyHtU ここから読めるはずー
https://t.co/qTkwVXBmtk 不倫を扱った論文ってあまり見ないんだけれど(文学の世界ではよくあるけど、社会学分野ではあまり見ない。ないとは言ってない)、面白かった。タイトルがつよい。
J-STAGE Articles - 誰が「不倫」をするのか https://t.co/rZQFIMETTe
https://t.co/2CIykcNt70 「ちゃんとした」論文あったね。 これによると既婚女性の浮気(経験)率約45% https://t.co/ZNOruntMGs https://t.co/c8mtbudciC
おっとwwwww (略)男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる. https://t.co/CO5pukhKro https://t.co/QaHHnhPRYD
https://t.co/lYVzrf6iaS https://t.co/jhrCstG7rA
@wildriverpeace 新しい説明変数ですね・・!ご存知かもですがこちらも面白かったですよー。 学歴が高いほど不倫しにくく、収入が高いほど不倫しやすく、他方で配偶者の方が収入が高いとそれはそれで不倫しやすい。https://t.co/GitBH0KqTV https://t.co/z30wPUaQxm
@dietgirl_teco 論文引用 https://t.co/cghfyWVfrk
@Oda_Nobunaga_6 気になる論文見つけた https://t.co/SrZJ8eJJiC
五十嵐彰氏(@akiraigarashi )の『誰が「不倫」をするのか』を読みました。不倫行動に効果を与える変数が何かについての調査結果です。これによると配偶者との親密度は不倫のしやすさに影響を与えないそうです。影響を与えるのは学歴と収入とのこと。興味深い結果です。 https://t.co/5CPc6wNlV0
@dorachinyaii 今から読みます! https://t.co/5CPc6wNlV0
誰が「不倫」をするのか 面白い https://t.co/VQXCpF2uBZ
「不倫」に関して論文が出ていました。 いや~驚きですね? 夫婦関係について、男性の行動から収入、考察まで。 ま~不倫はしちゃいけませんよ(笑) #男女 #不倫 #論文 https://t.co/ZsjnkCUTWj
Why alternative teenagers self-harm: exploring the link between non-suicidal self-injury, attempted suicide and adolescent identity https://t.co/LabRShQ7xS
最近ミソジニスト界隈が「高望みする女性のせいで結婚が成立しない(或いは高収入の女性は低収入男性に見向きもしない)」と声高に叫んでいるが、因みに配偶者より収入が低い男は自らの「男性性」を回復せんと「不倫」に走ることが研究により実証されている。リンク先はPDF。https://t.co/CPZV3TYljC
@ajr2BFK7r24k9dE ご関心をお寄せいただきありがとうございます。Web公開されていますので、よろしければご笑覧ください。 https://t.co/BRVPRxsEam
論文といえば農学か分子生物学ばかり読んできたけど、尊敬する某氏が引用していたので専門外の論文を読んでみた。 J-STAGE Articles - 誰が「不倫」をするのか https://t.co/FNa2KvDFBz
『誰が「不倫」をするのか』 https://t.co/dbcHTL3OjI
@tos #ふらちなよんだ https://t.co/PjAVxQaMZ3
https://t.co/2zKWuiS8OF
不倫の話してたっぽい。五十嵐彰先生の論文は紹介しよう。 https://t.co/vzvpBeSnJW えらい。(論文自体は出たときにコピーしてた)
J-STAGE Articles - 誰が「不倫」をするのか https://t.co/zVXPFgEcnt
“誰が「不倫」をするのか” https://t.co/EiWqdgHzRs
「高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる.」J-STAGE Articles - 誰が「不倫」をするのか https://t.co/n0SmXhni4U
抄録しかよんでないけど、こういうの面白い。「男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった」 https://t.co/djOhq0UkxH
https://t.co/SpWtMgvl05
本稿では日本における「不倫」行動の規定要因を機会および夫婦間関係のフレームワークを用いて検討した.分析結果から,労働時間や夫婦間関係の親密さ,子どもの数は「不倫」行動の発生に効果を与えないことが示された.男女ともに効果のある変数は学歴https://t.co/A1wTbHPqz8
男女ともに効果のある変数は学歴であり,高学歴になればより「不倫」しなくなるといえる.男性のみに効果のある変数は収入および妻との収入差であった.男性は収入が上がれば,また妻の方が収入が高ければ「不倫」するようになるといえる. https://t.co/zngkcehAWy
興味深い研究。学歴や収入の影響が大きいらしい。 「労働時間や夫婦間関係の親密さ(会話頻度,セックスの頻度),子どもの数は「不倫」行動の発生に効果を与えないことが示された.」 / 誰が「不倫」をするのか https://t.co/IQrv39Z4x9
家族社会学研究「誰が「不倫」をするのか」 https://t.co/Zcg7GiCJMl 配偶者とのみ性的関係をもつ,いわゆる「不倫」の禁止は現代の結婚制度の根幹を支える要素のひとつといえる.しかしながら,では誰が「不倫」をするのかを明らかにした日本の研究はほぼ見当たらない
家族社会学研究会から出した論文「誰が不倫をするのか」がweb公開されました。 https://t.co/BRVPRxsEam

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