著者
丸田 健
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.65-71, 2000-03-31 (Released:2009-07-23)
参考文献数
21

2 0 0 0 OA 意識の自然化

著者
西脇 与作
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.17-24, 1997-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
23
著者
横山 (中村) 幹子
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.91-96, 1996-03-31 (Released:2010-01-20)
参考文献数
14

日常生活では, 自分が見ているものと他人が見ているものが違うものであると考えることはあまりない。たとえば, チョークの場合を考えてみよう.自分の目の前にあり, それを手で持ち上げ, それを使って黒板の上に文字を書くことができるチョークについて,「このチョークは, 私にはあるように思われるけれども, 他の人にとっても同様にあるとは限らないんだ」と言う人はそんなにはいないだろう。しかし, 哲学的と言われる話になると, そのような考えを論じることは, 非常に一般的なものになる。ここでは, そのような相対主義から逃れることができるのかを考えたい。その際, 以下のような順序で考察する。まず, どのような理由で, 相対主義的な考え方がでてくるのかを考える。それから, 相対主義がでてくる状況を認めたうえで, そのような立場をとらないことができるのかを考える。そして, その際, パトナムが「デユーイ・レクチャー」のなかで提出した「自然な実在論」という考えがその候補になりうるのではないかということについて考察する。(1)なぜなら, 彼はそのなかで, 知覚作用は外的な対象と心との間の中間領域を含んでいるという考えがどのようにしてわれわれの心が外的な世界と関係するかという問題を引き起こし, それによって形而上学的な実在論や観念論や相対主義などのいろいろと問題の多い考えが生じるとし, そのような誤りを犯さない道として「自然な実在論」という考えを提出しているからである。
著者
鈴木 美佐子 藁谷 敏晴
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.53-58, 1996-03-31 (Released:2009-07-23)
参考文献数
7

柏端氏は論文「行為と道具」において, 道具を表す副詞句を含む行為文の興味深い分析を展開している。その分析は, デイヴィドソン的な論理分析を基本的には保持する仕方で, デイヴィドソン的な分析によっては扱うことのできない行為文に論理形式を与えるものである。しかしわれわれは, デイヴィドソン型分析それ自体に関して基本的な疑義を感じることから, 本論を柏端氏への反論として発表する次第である。われわれの感じている疑義及びそれに関する考察の結果を端的に言うなら, 主に以下の三つの論点においてデイヴィドソン型の分析が妥当ではないということである。すなわち, デイヴィドソン型分析は (1) 因果関係を含む推論を十分に明らかにしないまま遂行され, なおかつ (2) 出来事存在論に立脚しているが, それは不自然であり, (3) 行為の個別化について十分な考察が行われていない, ということである。われわれの主張は, 行為に関する推論に関して, 出来事存在論を仮定する必要はなく, それらは単に因果関係を含んだ三段論法として処理できる, ということである。
著者
古田 智久
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.79-85, 1995-03-31 (Released:2010-05-26)
参考文献数
38

ホーリズムというタームにより直ちに連想されるのは, いわゆるデュエム=クワインテーゼであろう。このテーゼが科学理論 (物理理論) の構成というダイナミックな認識論的プロセスを射程としていることは明らかである。ところが, クワインは, このテーゼを言語理解という心理的なプロセスにも適用しようとする。それに対して, デイヴィドスンは, 言語理解のプロセスを考察する際にまったく異なるタイプのホーリズムが当の考察に対する制約となることを指摘している(1)。本論文のねらいは, それぞれのホーリズムの特性記述を行うことを通して, 科学理論の構成と言語理解とが方法論的に異なる営みであることを確認することである。デイヴィドスンの見解が正しいとすると, 根源的翻訳という思考実験を想定するに際してクワインが定位した見通しが適切であったとは言えないことになる(2)が, 一方では, 〈翻訳の不確定性と理論の決定不全性とは質的に異なる〉という, いくぶん旗色の悪い(3)クワインの主張が方法論的な観点から見た場合擁護されうるものであることが示唆される。
著者
生田 孝
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.213-219, 1994-03-31 (Released:2009-09-04)
参考文献数
8

2 0 0 0 OA 科学の語り方

著者
奥田 栄
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.225-230, 1992-03-25 (Released:2009-09-04)
参考文献数
5
著者
柳瀬 睦男
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.167-170, 1990-03-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
8