著者
森口 毅彦
出版者
School of Economics, University of Toyama
雑誌
Working Paper, No.344, 2022.03, School of economics, university of toyama
巻号頁・発行日
vol.344, pp.1-84, 2022-03

1980年代の半ば頃から,管理会計研究は「実務」を対象としたフィールド・スタディなどを通して大きな展開を見せ,新たな技法が提唱されるなどきわめて活発に行われるようになった。こうして登場してきた技法は,ある程度の導入実績が見られたものの,広く普及・定着化しているとは言えないのが現状である。一方,伝統的な管理会計技法については,広く普及し,長きにわたって継続的に利用され,定着化してきているものが多い。 本研究は,実務に広く普及し,継続的に利用され定着化した管理会計技法と,十分な普及がみられず継続的な利用にも至らず定着化していない技法との相違はどこにあるのかという問題意識のもと,管理会計技法の普及ならびに継続的利用を通じた定着化に影響を与える要因を明らかにすることを目的としており,本稿はその研究の一環として2020年3月に行った「わが国企業における管理会計手法の普及と定着化に関する質問調査」の集計結果ならびにそこから得られた発見事項・検討事項等をまとめたものである。
著者
伊藤 信明
出版者
関西大学博物館
雑誌
関西大学博物館紀要 (ISSN:13414895)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.35-51, 2007-03-31
著者
Li You
出版者
Tohoku University
巻号頁・発行日
2021-03-25

課程
著者
佐藤 努
出版者
金沢大学21世紀COEプログラム
雑誌
環日本海学:森・海・空のメッセージ
巻号頁・発行日
pp.72-81, 2006-08-01

富山工業高等専門学校環境材料工学科
著者
福森 大輝 松浦 均 Fukumori Daiki Matsuura Hitoshi
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要 自然科学・社会科学・教育科学・教育実践 = Bulletin of the Faculty of Education, Mie University. Natural Science, Social Science, Education, Educational Practice (ISSN:18802419)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.35-45, 2022-07-29

本研究は,コロナ禍での若者の外出行動について,文化的自己観,同調志向,外出時に感じる罪悪感との関係から検討したものである。大学生160 名を対象に2021 年8 月1 日から同年9 月30 日までの期間でどこかに遊びに行ったり旅行に行った回数及び場所,そこに行く際に感じた罪悪感の程度,コロナ不安,コロナに対する意識,文化的自己観と同調志向を尋ねた。分析の結果,「感染不安」と「外出不安」,「相互独立的自己観」において性差が見られた。また,「日常生活不安」と「部活・サークル不安」から外出に対する罪悪感に影響が見られ,「外出不安」と「部活・サークル不安」から外出回数への影響が見られた。他者との関係性を重要視する人は,コロナに感染する不安よりも「周りの人がどう思っているのか分からない」ことや「他の人が自粛する中で自分だけが遊びに出ていることで他者から白い目で見られないか」という他者評価を気にして罪悪感を喚起していることが推測された。一方,規範やルールを重要視する人は,コロナへの態度や感染防止意識の高さが不安の高さに繋がっており,喚起される罪悪感も自身の不安の大きさに影響を受けていた。部活動やサークル活動参加者は,それに充てていた時間が空白になり,その時間の穴埋めや集団とのつながりや成員同士の関係性を保つため,不安や罪悪感を抱えながらも外出を行っていることが示唆された。