著者
加藤 学 高橋 勉
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.849, pp.17-00007-17-00007, 2017 (Released:2017-05-25)
参考文献数
12

The technique to measure planar elongation viscosity from both mechanical and optical measurements by using two-dimensional opposing jets nozzle flow has been developed. This technique generates planar elongational flow between both nozzles and simultaneously measures reaction force acting on the nozzle and flow birefringence at the stagnation point. The correctness of elongational viscosity measured by this technique was verified from experimental results for Newtonian fluid and Maxwell fluid. Starch syrup aqueous solution and CTAB/NaSal surfactant solution are used for the Newtonian fluid and the Maxwell fluid respectively. As the results, transient behavior of nozzle reaction force and flow birefringence for Maxwell fluid show good agreement. It indicates that this technique can evaluate planar elongation viscosity for not only fluids that obey stress-optical rule but also fluids have flow birefringence property. In addition, Trouton ratio of optical results become 4 and it indicates the results from optical technique are accurate. On the other hand, the data from mechanical technique provide Trouton ratio with range 15 to 20. Trouton ratio of Newtonian fluid also shows 10 ~ 20 and these results conclude that mechanical data should be limited for qualitative evaluation. However, Trouton ratio of mechanical technique is independent from sample viscosity and elongaitonal rate. Therefore, it can provide quantitatively valuable result by using correction factor.
著者
稲本 元 加藤 学
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.337-351, 2021 (Released:2021-07-28)
参考文献数
54

透析患者では食事制限,透析による水溶性ビタミンの喪失,代謝異常による要求量増加,治療薬の影響などにより水溶性ビタミンが不足する.水溶性ビタミンの必要量は健常人必要量より多く,食事では充足できず,水溶性ビタミンの補充が必要で,補充により生命予後が改善する.欧米ですでにできている補充用ガイドラインの日本版を日本透析医学会で作成し,総合水溶性ビタミン剤(経口薬,注射剤ともに)を製造,販売してもらい,治療に用いるべきである.
著者
加藤 学陽
出版者
慶應義塾大学大学院法学研究科内『法学政治学論究』刊行会
雑誌
法学政治学論究 : 法律・政治・社会 (ISSN:0916278X)
巻号頁・発行日
no.116, pp.175-209, 2018

一 はじめに二 近代日本における学位令の制定と展開 (一) 歴史的概観 (二) 明治二○年学位令の制定三 明治二○年学位令下の法学博士 (一) 法学博士授与の顚末
著者
加藤 学陽
出版者
慶應義塾大学大学院法学研究科内『法学政治学論究』刊行会
雑誌
法學政治學論究 : 法律・政治・社会 (ISSN:0916278X)
巻号頁・発行日
no.119, pp.237-273, 2018-12

一 はじめに二 明治期における日本人ドクトル・ユーリスの存在 (一) ドイツにおける,,Dr. jur.'' (二) 明治期の日本人ドクトル・ユーリスの全体像三 日本人ドクトル・ユーリスたちの歴史的意義 (一) 「第一期」 : 立法的摂取へ関与したドクトル・ユーリス (二) 「第二期」 : 帝国大学法科大学体制確立期のドクトル・ユーリスたち (三) 「第三期」 : 私学の法学教育の充実とドクトル・ユーリス四 むすび
著者
加藤 学陽
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.36, pp.101-142, 2019

一 はじめに二 神戸寅次郎のドイツ留学と慶應義塾における「方角通論」の導入三 神戸寅次郎講述、小泉信三筆記「方角通論」講義ノート四 むすび特集 : 近代日本と留学
著者
佐々木 晶 加藤 学 SELENE-B サイエンスチーム
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.47, 2003

月の起源・進化の解明の上で、月を構成する物質の起源の解明のために、月面での直接探査が不可欠である。理学と工学の研究者が協力して、月面での無人ローバ直接探査の検討を行ってきた。月の起源・進化の研究において、地殻形成・火成活動の初期と最終段階はまだ未解明である。そのため、クレータ中央丘の物質を直接観測することで、月の地下物質の組成を同定し、マグマオーシャンからの成層構造形成モデルに制約を与える探査、海の玄武岩火成活動の後期に進行した火山体形成を調べることで、マグマ進化の最終段階の情報得る探査が重要である。SELENE‐B 計画へのローバ搭載を目指して、シナリオ検討、科学機器開発を行っている。月の起源・進化の解明を目指して、SELENE 計画がはじまり、極軌道衛星による月全体のリモートセンシング探査が行われる。しかし、月を構成する物質がどのように形成されたのかを知るためには、月面での直接探査が不可欠である。我々は1年半前より、理学と工学の研究者が協力して、ローバを使った月面での無人直接探査の検討を行ってきた。これまでにクレータ中央丘探査による初期地殻・マントル物質の探査が重要であるという結論に達した。月の起源・進化の研究において、地殻形成・火成活動の初期と最終段階はまだ未解明である。クレータ中央丘の物質を直接観測することで、月の地下物質の組成を同定し、マグマオーシャンからの成層構造形成モデルに制約を与えることができる。月面探査で着陸船(ランダ)だけによる探査を行う場合は、表面試料の直接観察対象はアームなどを使用したとしても、周囲数 m が限界である。ローバを利用すると、広範囲の目標に対し、物質科学的特徴を知るための 1次分析、サンプルの採取が可能である。ランダのみの探査や有人探査が困難な地域(影、急傾斜地、崩壊地)の探査が可能になる。詳細分析が必要な場合は、ランダに戻り高感度・精度の分析機器を使用したり、さらにサンプルリターンを行えばよい。特にローバ・ランダの直接交信による高いデータ輸送量を保つためには、ローバの移動距離が数 100m 程度に制限されるため、ローバ・ランダの協調ミッションが現実として重要になる。いずれにせよ、月・惑星探査の将来ビジョンではサンプルリターンは重要な目標となる。その基礎技術としてローバは不可欠である。
著者
細谷 和範 高山 由暉 加藤 学 井上 浩行 曽利 仁 漆原 史朗 杉本 大志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.2A1-G05, 2018

<p>In this research, a novel rough terrain track mechanism for agricultural robot and levee weed robots was developed. Soft and long spike track provides enough shear forces by insert the comb like soft spikes on weed covered steep slopes which we can often see along rice field. In addition, spikes are composed of flexible materials to enable running on uneven surfaces and muddy areas. In this report, a relationship between the spike length and the climbing performance on the grass covered slope will be described.</p>
著者
藤村 彰夫 矢田 達 加藤 学
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集 日本惑星科学会2007年秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
pp.15, 2007 (Released:2008-04-28)

2007年度末に竣工する我が国の惑星物質試料受け入れ設備は、地球環境による汚染を極力防止して、はやぶさ試料を受け入れ、国内の大学、研究機関と協力して一次記載を行い、保管・管理を行うと共に国内外の大学や研究機関に分配を行う使命を持つ。他に将来のサンプルリターン計画で汚染の無いサンプルを取得するために探査機搭載サンプラの汚染管理についてもその材料を含めた基礎研究を実施する。さらに帰還サンプルによる地球環境への影響についての基礎的研究も行う。この目的を達成するために該当設備の仕様は広範な分野の研究者により決められた。この仕様と現状について報告する。
著者
角田 史記 加藤 学 大塚 理恵子 助田 浩子 大関 一博
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.187-196, 2013-06-28

鉄道で輸送障害が発生すると多くの利用者に影響を及ぼすため,鉄道事業者はその影響を最小化すべく様々なオペレーションを行う.このとき,利用者が実際に受けた影響から輸送障害を定量的に評価できれば,利用者視点でオペレーション改善を検討できる.しかしこれまで,鉄道事業者において輸送障害を評価する方法としては,運休した列車本数や運転再開時刻等オペレーションにおいて直接把握できるデータが一般的であり,利用者が受けた影響を確度高く定量化して把握することは困難であった.一方,急速に普及した交通系ICカードのログデータにより,利用者の鉄道空間における所要時間を測定することが可能である.本研究では,交通系ICカードのデータを利用して,各区間,各時間帯の利用者群の所要時間を集約して解析することで,鉄道輸送障害時に利用者群が実際に受けた影響を定量化する方法および鉄道事業者におけるオペレーション改善のための応用を検討した.
著者
岡本 真 折田 明子 加藤 学 松野 将宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

神奈川県横浜の関内地域で行われている顧客主導で店舗間に紹介文化を醸成する取り組みを紹介する。この取り組みでは、経営学の事例分析に基づき、店舗同士が紹介しあうという「仕掛け」を導入することで、地域の活性化を図っている。
著者
加藤 学 坂本 雄児
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.576, pp.19-24, 1999-02-03
参考文献数
7

人工現実感(Virtual Reality)を用いた, 仮想体験を得ることのできる手術シミュレーションを実現するためには, コンピュータ上で,筋肉や内臓などの柔らかい物体の変形や切断を表現する必要がある. そこで, X線CT, MRIなどから得られる3次元のボリュームデータを基に, 物体を質点-ばねモデルによりモデル化し, このばねモデルにより変形や切断を表現する方法を提案する. 本提案法では,ボクセルと質点を1対1で対応させることにより, ボリュームデータから直接, ばねモデルを生成することが可能となっている. また, 変形操作は, 外力, 移動, 固定, 切断などのオペレータを作用させることにより行う. これらの変形オペレータの組み合わせにより, 様々な動作を表現できる.