- 著者
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折田 明子
- 雑誌
- 研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
- 巻号頁・発行日
- vol.2013-DPS-156, no.26, pp.1-6, 2013-09-04
日本におけるインターネットを利用したコミュニケーションは,匿名性が高いものとして考えられてきたが,ソーシャルメディア,特にソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) は,現実の生活の人間関係を元にしており,匿名性は高いとは限らない.本稿では,大学生を対象にアンケート調査を実施し,が日常的に利用するSNSについて,用途や交流相手と名乗り (実名・仮名) の関係をみた.その結果,主に本人を特定しうる名前によってサービスが利用されており,回答者の約半数は,複数サービスにおいてリンク可能な同じ名前を使い続けていることがわかった.