文献一覧: 北村隆憲 (著者)

本研究は、裁判員裁判の評議において裁判官がおこなうファシリテーションについて、その技法とそれが評議の展開に及ぼす影響を解明しようとするものである。現職裁判官をはじめとする法曹の協力のもと、現実の裁判員裁判に限りなく近い模擬裁判を実施し、その録画を主として会話分析の手法を用いて分析することで、裁判官が用いるファシリテーション技法の会話的特徴とそれが評議にもたらす帰結を体系的に解明するとともに、それに対する学際的な分析と評価をおこなう。

2023-10-26 14:51:01
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https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23H00880/

1 0 0 0 OA 法科大学院及び法学部における法哲学関連科目に関する実態調査の概要

著者: 北村隆憲
出版者: 日本法哲学会
雑誌: 法哲学年報 (ISSN:03872890)
巻号頁・発行日: vol.2006, pp.18-31,267, 2007-10-30 (Released:2010-12-16)
参考文献数: 8

This article reports some of the findings based on an empirical study conducted as to the actual situations in which “legal-philosophy” and its cognate classes are taught at law schools in Japan. The study consists of three modules; first, content analysis of the “syllabus” texts of the classes; second, interviews with law school students who attended those classes; and finally, questionnaire conducted for law-school professors in charge of the classes and their students.

2021-01-29 17:14:00
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1 0 0 0 IR エスノメソドロジーと会話分析による法社会学研究の世界

著者: 北村隆憲
出版者: 東海大学法学部
雑誌: 東海法学 (ISSN:09134441)
巻号頁・発行日: no.55, pp.173-228, 2018-03-30

2020-09-15 15:58:12
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https://ci.nii.ac.jp/naid/120006480031

1 0 0 0 OA 人間の知と行為の根本秩序 : その協働的・変容的特性

著者: グッドウィンチャールズ北村隆憲須永将史城綾実牧野遼作
出版者: 首都大学東京人文科学研究科
雑誌: 人文学報. 社会学 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日: no.52, pp.35-86, 2017-03-17

2018-05-03 11:51:16
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http://hdl.handle.net/10748/00009370

1 0 0 0 IR 高等教育改革の相互行為分析 : ビデオ・エスノグラフィー研究の狙いと工学部都市工学演習の実際

著者: 樫田美雄岡田光弘五十嵐素子宮崎彩子出口寛文真鍋陸太郎藤崎和彦北村隆憲高山智子太田能玉置俊晃寺嶋吉保阿部智恵子島田昭仁小泉秀樹
出版者: 徳島大学
雑誌: 大学教育研究ジャーナル (ISSN:18811256)
巻号頁・発行日: vol.5, pp.93-104, 2008-03

ビデオエスノグラフィーは、当事者的知識を十分に摂取しながら行うビデオ分析であり、我々はこの方法で、高等教育改革の現場を研究した。生涯学習社会の到来を受けて、日本の高等教育は現在第2 次世界大戦直後以来の改革期にある。すなわち、「知識」より「生涯学習能力」の獲得を志向した、自発性を尊重するような様々な取り組みがなされ始めている。この高等教育の現場に対し、ワークプレース研究を行った。B大学工学部都市工学演習α班を分析対象とした調査の結果、①演習の課題解釈には「従来の指標の相対化の要求の程度」を巡って2つの解釈があり得たこと、②班内にはその2種類の解釈に対応した葛藤・対立的相互行為が存在したこと、③にもかかわらず、班内葛藤を生きる当事者がともに専門性(「都市工学」)を志向していたこと、④したがって、課題理解のいかんにかかわらず、班活動の全体が「都市工学演習」と呼び得るものになっていたこと、⑤その一方で、最終審査会場(ジュリー)ではこの2重性が十分レリバントなものとして浮かび上がって来ていなかったこと、これらのことがわかった。諸結果を総合すると、学生の自主的活動を尊重するタイプの、新しい学習方法の吟味・評価のためには、学生によるその方法の実践状況の分析が有意義であるだろうこと、また、それは、場合によっては教員の評価のパラダイムを変える力を持つだろうことなどが予測された。なお、本報告は、文科省科学研究費補助金「高等教育改革のコミュニケーション分析-現場における文化変容の質的検討-」(基盤研究(B)、課題番号 18330105、研究代表者:樫田美雄)ほかによる研究成果の一部である。

2017-12-28 11:58:59
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https://ci.nii.ac.jp/naid/110006840542

1 0 0 0 OA 高等教育改革のコミュニケーション分析-現場における文化変容の質的検討-

著者: 樫田美雄寺嶋吉保玉置俊晃藤崎和彦出口寛文宮崎彩子高山智子太田能真鍋陸太郎五十嵐素子北村隆憲阿部智恵子岡田光弘
出版者: 徳島大学
雑誌: 基盤研究(B)
巻号頁・発行日: 2006

ビデオエスノグラフィーという新しい研究手法を開発しつつ、実際的な分析にも成果をあげた。即ち、大学生が専門技能を学ぶ実践の状況を相互行為の観点から明らかにした。例えば、医学部PBLチュートリアルにおいて、レントゲン写真をみる'専門的'方法としての「離して見る」という技法が、教師から学ばれ、学生集団のなかで模倣的に獲得されていく状況が確認できた。教育を結果から評価するのではなく、プロセスとして分析していくことへの展望が得られた。ISCAR第2回サンジエゴ大会等で報告を行った。