著者
大内 東
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.122, no.3, pp.148-151, 2002-03-01 (Released:2008-04-17)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1
著者
長尾 光悦 川村 秀憲 山本 雅人 大内 東
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. ICS, [知能と複雑系] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.78, pp.23-28, 2005-08-01
被引用文献数
2

本稿では, 効果的な観光振興を実現するため, GPSログからの周遊型観光行動情報の抽出法を提案する.また, 本研究では, レンタカーを利用した周遊型観光に焦点を当てる.提案法では, GPSに基づき収集された旅行者の位置情報を含むログデータから各旅行者の滞在及び移動に関する基本行動情報の抽出を行う.この基本行動情報に基づき, 現在の周遊型観光の実態を把握するための分析を行う.更に, 北海道における実際の周遊型観光旅行者からGPSログを収集し, これを用いた実験を通して提案法の有効性を検証する.最後に, 提案法により抽出された基本行動情報に基づき, 現在の北海道における周遊型観光を分析し, その考察を行う.
著者
片岡 崇 川村 秀憲 車谷浩一 大内 東
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.29, pp.77-82, 2004-03-16

ユビキタス環境の発達に伴い,混雑状況の提示サービスが行われるようになると考えられる.しかし,必ずしも提示された混雑状況をもとに混雑を回避することが最適ではないということが明らかになっている.本稿では,混雑状況を提示する上でその効果に影響を与える要素であると考えられる,目的地の選択とそこへの到着までの間の時間的な遅れと混雑度合いに注目し,テーマパーク問題に対してマルチエージェントシミュレーションによって混雑状況の提示はどのような状況で効果的であるのかその効果を検証する.Recently it is considered that the congestion information services will provide with a development of ubiquitous environment. But it has bacn Cleared that congastion avoidance behnvior based on congestion information is not always optimum. In this paper, we investigate effect of congesiion information with multiagent simulation in theme park problem. Then we focus On degree of congestion and delay time between selecting destination and arriving. which is considered to affect the effect of congesion information.
著者
大内 東 栗原 正仁 加地 郁夫 Azuma Ohuchi Masahito Kurihara Ikuo Kaji
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 = Journal of Japanese Society for Artificial Intelligence (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.599-606, 1988-09-20
被引用文献数
4

The bottleneck in the process of building expert systems is retrieving the appropriate problem solving knowledge from the human expert. Method of developing an understanding of complex situations from systems engineering based on Interpretive Structural Modeling(ISM)is applied to this process. A theoretical framework of the lnteractive Knowledge Structural Modeling(IKSM) is described which interactively developing the knowledge structures by computer asistence. IKSM process is devided into two main phases, embedding phase and analytic phase. The embedding phase is to elicit the knowledge needed to solve analysis problems. Three implication rules are derived and applied to effectively execute the embedding phase. The analytic phase then arranges the knowledge to a hierarchy structure. This process extracts equivalence class, partial ordering, covering, and connected parts from the knowledge. The result is presented by some figure easily understood by the human expert.
著者
山下 晃弘 川村 秀憲 飯塚 博幸 大内 東
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.47-57, 2009-03-27
被引用文献数
1

Web 上の情報量拡大にともなって,オンラインストアなどでは推薦システムを導入する事例が増加している.同時に,これまで様々な推薦アルゴリズムが提案,分析,評価されてきた.システムによる推薦結果は,次にユーザが閲覧するアイテムとなり,結果としてどのアイテムが次に評価されるかに影響を及ぼす.したがって,推薦システムとユーザは相互作用を及ぼしあう関係にあるといえる.しかし,先行研究による推薦アルゴリズムの評価・分析では,一時的な推薦精度のみに着目し,このような相互作用は考慮されてこなかった.そこで本研究では,ユーザをエージェントとしてモデル化することで,推薦システムとユーザの相互作用を考慮した,新たな評価・分析モデルを提案する.さらに,本論文では,基本的な推薦アルゴリズムである 「ユーザ間協調フィルタリング」 と,実システムとしてすでに実用化されている 「アイテム間協調フィルタリング」 を例として取り上げ,その特性について提案モデルを用いて分析した.その結果,既存の評価・分析モデルの枠を超え,より有効な推薦への指針を検証可能であることが示された.The problem of information overload spreading across the Internet has been causing serious inefficiency in browsing and searching for information. As a way to overcome the problem, the recommender systems are recently used in many E-commerce sites. Many algorithms have been proposed to improve the accuracy of recommendation based on user ratings. The relation between recommender systems and users is rather interactive in the sense that recommendations decides which items are recommended to users and the results of ratings by users will affect the next recommendations. However, conventional studies have not considered the interactive aspects so much. Therefore, our aim of this paper is to propose a new evaluation model using multiagent modeling where the recommender system and agents (as users) interacts with each other. The properties of typical recommendation algorithms such as user-based and itembased collaborative filtering will be analyzed with our proposed model. Our results also suggest the possibilities to propose a novel and effective recommendation algorithm.
著者
斎藤 一 西川 浩司 大内 東
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.29(2003-ICS-135), pp.1-6, 2004-03-15

近年,企業経営において,BSC(Balamced ScoreCacd)戦略マップを,組織構成員に戦略を共有させるためのツールとして利用する事例が増えてきている.また,一部の行政組織では,BSCを組織評価に利用している.しかし,組織のプロセスを明らかにすることが困難である観光戦略策定のような場合,BSCの利点が発揮されにくい傾向がある.本研究では,BSC戦略マップに構造モデリング手法を導入することで,このような問題を解決し,戦略策定を支援する方法を検討する.
著者
長尾光悦 川村秀憲 山本雅人 大内東
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.78(2005-ICS-140), pp.23-28, 2005-08-01

本稿では、効果的に観光復興を実現するため、GPSログからの周遊型慣行行動情報の抽出法を提案する。また、本研究では、レンタカーを利用した周遊型観光に焦点を当てる。提案法では、GPSに基づき収集された旅行者の位置情報を含むログで^多から各旅行者の滞在及び移動に関する基本行動情報の抽出を行う。この基本行動情報に基づき、現在の周遊型慣行の実態を把握するための分析を行う。更に、北海道における実際の周遊型観光旅行者からGPSログを収集し、これを用いた実験を通して提案法の有効性を検証する。最後に、提案法による抽出された基本行動情報に基づき、現在の北海道における周遊型観光を分析し、その考察を行う。
著者
近藤 久 栗原 正仁 大内 東
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第40回, no.データ処理, pp.974-975, 1990-03-14

一般に項書き換えシステムの停止性を検証することは決定不能な問題であることが知られているが、Dershowitzによって提案された単純化順序を用いることによって、特定のクラスの項書き換えシステムの停止性を検証することが可能である。本稿では単純化順序として辞書式経路順序を仮定するが、本稿の考え方は他の順序を仮定しても成り立つ。辞書式経路順序を用いるためには、項を構成している演算子の集合上の半順路を決定しなければならない。この半順路を決定する問題は、多くの不必要な探索、矛盾の再発見、不必要な推論を行う。これらの問題点を避けて効率よい問題解決を実現するためのアーキテクチャとしてATMSが提案されている。本稿では、ATMSを用いた停止性検証システムの開発について述べる。
著者
長尾 光悦 川村 秀憲 山本 雅人 大内 東
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.201-201, 2006

現在,観光は注目度の高い分野であり,各地方自治体では様々な観光振興が実施されている.これまで,効果的な観光振興のための基礎データとして観光動態情報の調査が実施されてきた.従来の動態情報は,旅行者の流入量やホテル稼働率といった統計情報が主あった.しかし,近年は個人旅行が主流となっており,従来の統計情報だけでは効果的な観光振興を実施することは困難である.したがって,各旅行者の詳細な観光行動を調査分析可能な方法が必要とされている.本稿では,GPSを利用することによって個人旅行者の位置情報を獲得し,この位置情報から観光行動に関する情報を抽出・分析する手法を提案する.効果的な観光振興を実現するためには,滞在した施設名等の旅行者の詳細な行動情報が必要になる.本研究では,このような詳細な情報を市販の地図情報を利用するのではなく,インターネットを利用することによって獲得する方法についても検討する.
著者
加地 太一 大内 東
出版者
社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.364-372, 1994-03-15
被引用文献数
5

頂点が連続的な番号を保持し、始点が初期番号、終点が最終番号となり、両端点が異なるグラフをG(V、E)とする。本論文に右ける最適系列グラフ分割問題はグラフGに対して、各頂点に与えられた重みの総和がブロックサイズP(>0)以下であり、かつ、部分集合の頂点番号が連続的に保特される条件のもとで、カットされる辺のコストの和が最小となるよう分割する問題である。本問題の一つの応用例としては、プログラムを一定の大きさの単位で記億頒域に割当を行うぺ一シングの手法が考えられる。本論文では動的計算による最適系列分割問題に対して、探索法為よび限定操作の観点から改善の余地があるものと考え、分技限定法の手法を導入することによりて効率的算法を構成する。さらに得られた算法の数値実験にもとづいて算法の特性と性能評価を行い、理論的計算量についても論じる。以上より、漸近的計算量は等しいが、細分化禁止則、反復回数の減少、同レベルの優越関係による削除、下界値こよる限定などの探索空間の実際の絞り込みによって計算量の負担を軽減することが可能であることを示す。
著者
兼平 大輔 川村 秀憲 車谷 浩一 大内 東
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.536, pp.57-64, 2002-01-03
被引用文献数
1

2001年4月16日, 皇太子妃のご懐妊に関する情報が育児関連用品株を急騰させた.各会社の価値に関係しない情報がその企業の株価を押し上げたのである.これは情報を受け取ったトレーダーの情報の解釈が影響していると考えられ, この現象を理解するためには, トレーダーの情報の解釈と市場の関係を明らかにする必要がある.そこで本稿では, 情報解釈とが異なる2種類のエージェントを作成し, マルチエージェント人工市場を構築し, その市場構成比を変えシミュレーションを行った.また, 情報解釈の違いと市場のマクロな構造の関係について, 相関次元分析を用いて市場の複雑さを計測した.その結果, 構成するエージェントの情報解釈と, 市場の複雑さに関係があることが明らかになった.
著者
若林 高明 大内 東
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.109-110, 1990-09-04

ファジィISMにおける推移的結合とは「共通な推移的ファジィ二項関係を有する二つの多階層サブシステムを一つのシステムに結合する手続き」である.この問題は二つのサブシステムを推移的ファジィ行列AなBで表わし,結合したシステムをMで表わすと,ファジィ可到達行列(正方,反射的かつ推移的ファジイ行列)[numerical formula]求める問題となる.ここで,AとBは既知のファジィ可到達行列であり,次数をそれぞれsとtとする.XとYは未知の行列であり,XとYをMがファジィ可到達行列となるように区間[0,1]内の値で埋めることがファジィISMにおける推移的結合の目的である.推移的結合は元来,システム構造化技法のISMにおける具象化過程の第二フェーズの一般化であるが,以下の状況において重要である.構造化の対象となるシステムの構成要素が多く一度に全要素を対象として構造化を行うのが困難,或いは幾つかの専門の異なるグループがそれぞれ自分の関係する要素集合について構造化を行う,等の理由でシステム構成要素を部分集合に分割して部分構造化を行い,結果をまとめる場合である,通常の(二値行列を用いた)ISMにおける推移的結合の理論は,Warfield,大内らによって提案されているが,本論文ではファジィISMにおける推移的結合の理論について考察する.