著者
山下 絢
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.322-332, 2013-09-30 (Released:2018-04-04)

本研究は、相対的年齢効果が生み出されるメカニズムに着目し、子どもの生まれ月と親の階層(社会経済的地位)や教育へのかかわり方との関係を、国内の全国規模データに基づき、定量的に明らかにするものである。分析の結果、母親が教育費の支出に積極的な場合に、その子どもが早生まれではない傾向が確認された。さらに通塾率に基づく地域区分から見た場合、通塾率が平均よりも高い地域において、同様の傾向が確認された。
著者
山下 絢
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育學研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.322-332, 2013-09-30

本研究は、相対的年齢効果が生み出されるメカニズムに着目し、子どもの生まれ月と親の階層(社会経済的地位)や教育へのかかわり方との関係を、国内の全国規模データに基づき、定量的に明らかにするものである。分析の結果、母親が教育費の支出に積極的な場合に、その子どもが早生まれではない傾向が確認された。さらに通塾率に基づく地域区分から見た場合、通塾率が平均よりも高い地域において、同様の傾向が確認された。
著者
山下 絢也 佐藤 真奈美
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.76, no.665, pp.595-600, 2011-07-30 (Released:2011-11-17)
参考文献数
14

Many residences with high thermal performance are equipped with sensible-heat type heating equipment that generates no moisture. To preserve air quality, therefore, such residences require ventilation at scheduled intervals, resulting in the problem of dry room interiors. Humidifiers used for simple hygrothermal regulation require approximately 150 W of electricity, encouraging additional energy consumption. In this study, we simulated a hygrothermal distribution that does not consume energy, using moisture generated by drying wet laundry in a room. There was no damage due to condensation formed on windows or other moisture condensation in the room next to the heated room.
著者
赤林 英夫 妹尾 渉 敷島 千鶴 星野 崇宏 野崎 華世 湯川 志保 中村 亮介 直井 道生 佐野 晋平 山下 絢 田村 輝之 繁桝 算男 小林 雅之 大垣 昌夫 稲葉 昭英 竹ノ下 弘久 藤澤 啓子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2016-05-31

本研究では、経済格差と教育格差の因果関係に関するエビデンスを発見するために、親子を対象とした質の高い長期データ基盤を構築し、実証研究と実験研究を実施した。さらに、経済格差と教育格差に関する国際比較研究を実施した。具体的には、テスト理論により等化された学力データを活用し、学力格差と経済格差の相関の国際比較、親の価値観が子どもの非認知能力に与える影響の日米比較の実験研究、子ども手当が親の教育支出や子どもの学力に与える影響に関する因果分析等を実施した。
著者
佐伯 清太郎 山下 絢子 盛中 泰洋 浜名 政和
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.79-86, 1977-01-25 (Released:2008-03-31)
被引用文献数
1 2

1, 1-Ethylenedioxy-9-(2-pyridyl) quinolizidine (1) was converted to N-ethoxycarbonylpyridinium salt (3) via monohydrobromide (2) by successive treatment with ammonium bromide and ethyl bromoacetate. The reaction of 3 with hydrochloric acid was markedly affected with the concentration of the acid. Thus, when 3 was heated with 15-20% hydrochloric acid, ring closure took place accompanied by hydrolysis of the ketal and ester groups and also decarboxylation to give 17-hydroxy compound (4). Heating with triethylamine gave dehydrated pyridinium salt (5) which was reduced with sodium borohydride and then catalytically to dl-allomatridine (6). On the other hand, heating 3 with 5-10% hydrochloric acid gave a carboxylic acid (9) which was also transformed into 6 through an ester (10) and a ring closure product (11) as shown in Chart 2. The action of 30% acid on 3 followed by the similar treatments afforded 1-hydroxy-9-(2-pyridyl) quinolizidine (7). Transformation of 1 to 17-hydroxyallomatridine (8) was further achieved successively by hydrolysis to 1-oxo compound (12), formation of its cyanohydrin (13) and hydrogenation over Raney nickel.
著者
山下 絢
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.13-23[含 英語文要旨], 2008-03
被引用文献数
3

学級編制標準に関する法制度改革を背景として、各自治体において少人数教育が実施されると同時に、その効果検証がより重要になっている。また政策評価の観点からも、少人数教育の効果をどのように測定していくのか、その方法論の検討が重要性を増していると言える。こうした状況を踏まえて、本稿は学級規模縮小の効果に関する研究蓄積が豊富である米国の研究動向を明らかにしていく。具体的には、1970年代後半から2006年までの研究を対象として、インパクトファクターなどを用いた引用回数別のリストを作成し、(1)論者、(2)データセット、(3)分析モデル、(4)効果の捉え方(知見)および政策的含意の整理、検討を行った。先行研究ではGlass and Smithの研究が主にレビューされてきたが、本稿は作成したリストをもとにレビューを行い、学級規模縮小の効果検証における有効な方法論の提示を志向する。