著者
野村 俊之 山本 昌彦 鈴木 光也 吉田 友英 大和田 聡子 重田 芙由子 池宮城 慶寛 田村 裕也
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.114, no.11, pp.869-874, 2011 (Released:2011-12-02)
参考文献数
10
被引用文献数
1

2007年8月より2009年7月までの2年間に, 東邦大学医療センター佐倉病院耳鼻咽喉科において良性発作性頭位めまい症と診断した1,145名を対象とし, われわれが考案した運動療法で治療を行った. われわれの方法は患側が特定できなくても整形外科疾患など頸椎・脊椎に問題のある症例でも, 患者が自宅で自分のペースで治療を行えるという特徴を有している. その結果1カ月以内に80.7%, そして3カ月以内では91.7%のめまい消失をみた. その中でも発症より1週間以内に受診した症例では2週間以内に80%の症例がめまいの消失をみている. めまい発症より受診時期が遅くなるにしたがって治癒期間も長くなる傾向があった.
著者
難波 弘行 佐橋 紀男 山本 昌彦 吉田 友英 柳川 かおり 廣木 信重 泉本 恵 岩崎 琴恵 日高 奈津子
出版者
日本花粉学会
雑誌
日本花粉学会会誌 (ISSN:03871851)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.73-82, 2004-12-31 (Released:2017-11-17)
参考文献数
17
被引用文献数
4

スギ花粉症患者におけるアレルギー疾患の合併症, 花粉に対する生活様式, 薬剤の使用状況などを調査する目的でアンケートを実施し, 290名の有効回答数を得た.半数以上の患者がスギ花粉症以外のアレルギー疾患を合併しており, OASの発症率は約10%であった.複数のアレルギー疾患を合併している患者の方が, OASの発症率が高かった.79.4%の患者が, テレビなどのマスメディアから花粉情報を利用していた.そして, 68.3%にあたる190名の患者が, 花粉情報が役立っと回答した.ほとんど全ての患者が, 花粉飛散期に外出していたが, マスクやメガネの着用率は低かった.洗濯物や布団の乾燥方法などに関しても, 十分な花粉対策が行われていなかった.内服薬に関する調査では, 約56.5%の患者がほぼ正確に服用出来ていた.しかし, 外用薬の使用に関しては, 症状の強さに合わせて使用されている様子がうかがわれた.
著者
重田 芙由子 山本 昌彦 吉田 友英 野村 俊之 高澤 玲緒 池宮城 慶寛
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.101, no.9, pp.679-683, 2008-09-01 (Released:2011-10-07)
参考文献数
17
被引用文献数
2

Otolaryngologists frequently encounter nasal foreign bodies, particularly among children. Button alkaline batteries are dangerous because they cause rapid tissue destruction on contact with moist tissue. We encountered a case in which a button alkaline battery was accidentally trapped in the nasal cavity, causing perforation of the nasal septum.
著者
吉田 友英 長舩 宏隆 山本 昌彦 谷野 徹 小田 恂 蛭田 啓之
出版者
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.443-448, 1990-12-10 (Released:2010-10-20)
参考文献数
14
被引用文献数
1

Almost the entire malignant tumors arising in the larynx are the laryngeal carcinoma. Laryngeal carcinosarcoma, in which carcinoma (epithelial malignant tumor) coexists with sarcoma (interstitial malignant tumor) in the same organ, is rarely found.In this report, we described a recent case of carcinosarcoma arising in the epiglottis of a 74-year-old man who visited our hospital with a complaint of nocturnal dyspnea. We discussed the its clinical feature, pathological findings, and the treatment as well as a review of the literature of this disease.The carcinosarcoma in this case was extremely rare and it was comprised of squamous cell carcinoma, adenocarcinoma and sarcoma component which could be confirmed immunohistochemically.This carcinosarcoma was considered to be a true carcinosarcoma.
著者
難波 弘行 佐橋 紀男 山本 昌彦 吉田 友英 柳川 かおり 廣木 信重 泉本 恵 岩崎 琴恵 日高 奈津子
出版者
日本花粉学会
雑誌
日本花粉学会会誌 (ISSN:03871851)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.73-82, 2004
参考文献数
17
被引用文献数
2

スギ花粉症患者におけるアレルギー疾患の合併症, 花粉に対する生活様式, 薬剤の使用状況などを調査する目的でアンケートを実施し, 290名の有効回答数を得た.半数以上の患者がスギ花粉症以外のアレルギー疾患を合併しており, OASの発症率は約10%であった.複数のアレルギー疾患を合併している患者の方が, OASの発症率が高かった.79.4%の患者が, テレビなどのマスメディアから花粉情報を利用していた.そして, 68.3%にあたる190名の患者が, 花粉情報が役立っと回答した.ほとんど全ての患者が, 花粉飛散期に外出していたが, マスクやメガネの着用率は低かった.洗濯物や布団の乾燥方法などに関しても, 十分な花粉対策が行われていなかった.内服薬に関する調査では, 約56.5%の患者がほぼ正確に服用出来ていた.しかし, 外用薬の使用に関しては, 症状の強さに合わせて使用されている様子がうかがわれた.