- 著者
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西村 昌也
大槻 暢子
篠原 啓方
岡本 弘道
三宅 美穂
宮嶋 純子
熊野 弘子
氷野 善寬
佐藤 実
- 出版者
- 関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
- 雑誌
- 周縁の文化交渉学シリーズ1 『東アジアの茶飲文化と茶業』
- 巻号頁・発行日
- pp.1-20, 2011-03-31
東アジアの核地域(中国,朝鮮,日本,琉球,ベトナム)では,非常に長期に亘っ
て茶飲が行われ,それぞれの文化伝統に根ざした茶飲文化が発展してきた。本稿は,
文化のハードとソフトの相関性( 1 .現代社会における茶飲の軽便化, 2 .9-10世紀の
茶器(中国・越州窯製品など)の輸出期にともなう茶飲文化の伝播, 3 .17-18世紀の
煎茶文化の世界的普及),茶産業が起こした文化変化,言葉と茶あるいは茶器の関係,
茶導入時の在地文化の反応,茶と宗教あるいは儀礼,女性とお茶などをテーマに,東
アジア各地域を中心に一部は東南アジアやヨーロッパも含めて行った文化比較論である。