著者
石田 尚 善甫 啓一 上道 茜 松原 悠 埴生 孝慈 尾澤 岬 天野 千恵 榎田 翼 佐藤 翔 西浦 ミナ子 赤瀬 直子 三波 千穂美 逸村 裕 山田 信博
出版者
北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.63-73, 2012-06

In the last decade, scientists are expected to present their researches. It is symbolized as the term: "science communications" and "inter-discipline communications." We suggest and explain "Presentation Competition of Graduate Students" (PCGS). In October 2011, we, Tsukuba Graduate students' Network, conducted PCGS during a university festival and proved its effects. As results, various multi-discipline communications have been promoted among University of Tsukuba. In our university, there are few cases of the collaborated researches which leverage the opportunities that the university has almost every discipline. In this paper, we suggest PCGS as a solution of the problems and demonstrate the details about the implementation plans, strategies and results. We also inspect the impacts as evaluations with the interviews of each concerned, e.g. speaker, judge and visitor. We expect that the PCGS will be held at other universities.
著者
石田 尚 善甫 啓一 上道 茜 松原 悠 埴生 孝慈 尾澤 岬 天野 千恵 榎田 翼 佐藤 翔 西浦 ミナ子 赤瀬 直子 三波 千穂美 逸村 裕 山田 信博
出版者
北海道大学高等教育推進機構 高等教育研究部 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
no.11, pp.63-73, 2012-06

In the last decade, scientists are expected to present their researches. It is symbolized as the term:"science communications" and "inter-discipline communications." We suggest and explain "PresentationCompetition of Graduate Students" (PCGS). In October 2011, we, Tsukuba Graduate students’Network, conducted PCGS during a university festival and proved its effects. As results, various multidisciplinecommunications have been promoted among University of Tsukuba. In our university, thereare few cases of the collaborated researches which leverage the opportunities that the university hasalmost every discipline. In this paper, we suggest PCGS as a solution of the problems and demonstratethe details about the implementation plans, strategies and results. We also inspect the impacts asevaluations with the interviews of each concerned, e.g. speaker, judge and visitor. We expect that thePCGS will be held at other universities.
著者
松原 悠 Matsubara Yu マツバラ ユウ
出版者
「災害と共生」研究会
雑誌
災害と共生 (ISSN:24332739)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.13-27, 2021-09

一般論文日本における新型コロナウイルス感染症の流行の拡大に伴い、「自粛警察」という概念が広く使用されるようになった。本稿では、当該概念の使用が拡大した過程を関連するデータに基づいて分析するとともに、似た意味を持つ複数のインターネットスラングのなかから社会状況の変化に応じて「自粛警察」という適切な概念が選び取られて流通したことを示す。そして、この言説空間の変容が、自粛するかどうかの最終判断を個々人に委ねるオフィシャルな自粛要請のもと「自粛警察」的な行為によって自粛を事実上強制するアンオフィシャルな社会規範としての世間の「空気」が生まれつつあったなかで、「自粛の『空気』を作り出すことにつながる行為」を対象化し「空気」を間接的にコントロールする機能を果たした(問題の外在化が実現された)ことを論じる。最後に、本研究から得られた示唆として、災害や危機といった先行きが不透明な状況下においては「空気」の影響力が相対的に強まるなか、そのような事態が発生する事前の段階で、言説空間を豊かにする手がかりを用意しておくことの重要性を述べる。
著者
矢守 克也 松原 悠
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
pp.si5-6, (Released:2022-10-05)
参考文献数
34

新型コロナウイルス感染症に対する日本社会の反応の中で,特に目を引いたことの一つは,「外出自粛」,「旅行自粛」,「営業自粛」といったフレーズに登場する「自粛」という現象やそれをめぐる論争である。本論文では,まず,「自粛ムード」,「自粛要請」,「自粛警察」などのワードに暗示されているように,自粛が,一方で,当事者の主体性に基づく行為のようでもあり,他方で,他者からの強制・誘導に拠る行為のようにも見えること,つまり,主体性と従属性とが両義的に混在した行為として生み出されていることを確認する。その上で,以下のことを明らかにする。第1に,主体性と従属性との混在は,「(コロナ)自粛」という例外的な事象にのみ観察される特殊なものではなく,主体性というもの一般が,もともと,主体性と従属性をめぐるグループ・ダイナミックスを通して形成され,自粛はそのあらわれ方の一つである。第2に,とは言え,現代の日本社会には,自粛という特殊な様式を採用したくなるだけの特別な背景―〈マイルドな個人主義〉―が存在する。最後に,この様式が日本社会で支配的であることは,コロナ自粛とは別に,「中動態」および「ナッジ」といった概念に対する大きな社会的注目によっても傍証される。
著者
松原 悠 斎藤 未夏 石津 朋之 大山 貴稔 佐藤 まみ子 新村 麻実 野村 港二
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.107, pp.1703, 2017-12-29 (Released:2017-12-29)

筑波大学中央図書館のラーニング・コモンズ「ラーニング・スクエア」では,2015年10~12月,オープンなスペースである「グループ学習スペース」において,大学院生対象の授業科目「ザ・プレゼンテーション」を10回にわたり実施した。講師と受講者を対象に調査したところ,ラーニング・スクエアは,開放的で立ち寄りやすいという点が評価されている一方で,周囲の目や音が気になるため授業への集中が妨げられるという側面もあり,活発な議論や発表の場として活用するには課題が存在することが明らかとなった。
著者
村尾 真由子 松原 悠 洪 昇基 佐藤 良太 秋山 茉莉花 金 瑜眞 嶋田 晋 金井 雅仁 浜島 佑斗
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
no.101, pp.108-118, 2014-12

筑波大学附属図書館では,平成24年度から大学院生をラーニング・アドバイザー(以下,LA)として雇用し,学生サポートデスクにおいて本学学生に対する学習支援活動を行っている。学生サポートデスクの利用者は年々増加している。平成25年度は,LAからの要望で定期的にミーティングが開かれ,アイデアを出し合う機会が増えた。これが契機となってLAの活動が活発化し,前年度の活動に加え新たに6つの企画を実施した。今後は,学生のニーズや学生サポートデスクの認知度の調査のような現状を把握する取り組みや,LAの相談対応の質を向上させる取り組みが求められる。