著者
濱崎 雅弘 沼 晃介 田中 克明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.1P1OS143, 2012

<p>社会が抱える問題の複雑化に伴い,異分野越境型プロジェクトの重要性が指摘されている.本稿では筆者らが関わる,美術・社会学・工学の三分野のメンバーから構成される研究プロジェクトにおけるコミュニケーションとコラボレーションの履歴を俯瞰することで,異分野越境型プロジェクトがどのように進展しうるのかについて考察する.</p>
著者
間瀬 哲也 大向 一輝 濱崎 雅弘 武田 英明
出版者
社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.32, 2005

本研究では,現在地に基づいた観光地情報を収集して,それらの情報をもとに行動案を作成するシステムを提案する.作成された行動案は,日記形式に整形した上でWeblogに表示し,実際の出来事のように見せる.本システムを用いることで,旅先での新たな行動方法の発見につながる.
著者
沼 晃介 大向 一輝 濱崎 雅弘 武田 英明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.131, 2004 (Released:2006-02-11)

本発表では,Weblogにおける文書作成のための情報検索および提示システムについて述べる.関連文書の検索手法として自分を中心としたネットワークを利用するエゴセントリック情報検索を提案する.
著者
濱崎 雅弘 後藤 真孝
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.532-534, 2016-05-15

本稿では,音楽とWebが融合した研究を紹介し,Web時代の音楽の姿を考察する.音楽を聴く手段としてWeb上の音楽配信・共有サービス等が広く利用されている.音楽について調べたり誰かと語り合ったりする際にも,Webが用いられる.Webにとっても音楽は重要なコンテンツの1つであり,音楽情報処理研究とWeb研究の双方にとって「音楽とWeb」は魅力的で新しい研究テーマの宝庫となっている.そうした新しい研究の成果が結実することで,音楽とWebの融合が今後一層進み,さらに新たな音楽体験が切り拓かれることが期待できる.
著者
福原 知宏 三輪 洋靖 西村 拓一 濱崎 雅弘
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

高齢者介護サービスにおける介護者の気付きを収集・分析し、サービス改善に役立てる手法を開発した。スマートフォン、タブレット端末で動作する気付き情報収集システムを開発し、実際の介護施設の申し送り業務に本システムを運用・評価した。集められた気付き情報をマイニングした結果、サービス提供場面における課題が見出され、サービスの改善が可能となった。
著者
濱崎 雅弘 的野 晃整 大向 一輝 Lynden Steven
出版者
国立研究開発法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では,Linked Open Data(LOD)の利活用を阻害する最大の要因であるLOD検索の困難さに対して,クエリ共有が有効であることを明らかにするため,(課題1)クエリ生成の支援に有効な共有クエリ推薦技術の研究開発,(課題2)クエリ実行の高速化に有効なクエリキャッシュ技術の研究開発,の二つの研究を実施した.既存のSPARQLエンドポイントのアクセスログ解析,プロトタイプを用いたユーザ評価,さらにはRDF 問合せ最適化のための基礎技術の開発を行った.
著者
福田賢一郎 濱崎雅弘 福原知宏 藤井亮嗣 堀田美晴 西村拓一
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2014-ICS-176, no.9, pp.1-6, 2014-07-15

介護の現場では記録作成業務の負荷が高いことが指摘されおり,特に被介護者の家族からの依頼や従業員の気付きなどサービス品質向上に不可欠な 「申し送り」 がノートなど紙面で行われている.我々は実践コミュニティからの要望に基づきながら,実践コミュニティ主体での申し送り業務支援システムの開発をしている.本発表では我々の提案システムが介護現場へ本格導入された事例を報告するとともに,従来のノートを用いた紙面による申し送りをすべて廃止し提案システムだけで運用した申し送り業務のデータと従来の紙面によるものとを比較した結果を考察する.
著者
濱崎 雅弘 武田 英明 西村 拓一
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2009-MUS-80, no.11, pp.1-6, 2009-05-14

本研究では,Web を介して多くの人が集い,創発的・協調的に行われる創造活動の分析を行う.ニコニコ動画は国内でもっとも人気の動画共有サイトであるが,投稿された動画の多くに協調的な創作活動が見られる.特に初音ミクという合成音声ソフトウェアを用いた動画は,作詞作曲をする人たちだけでなく,絵を描く人やビデオ編集をする人たちなど,異なるタイプの作者が参加することで新たなコンテンツが作り出されている.本論文では,そのような異なるタイプの作者が互いに影響を受けながら新しいコンテンツを作っていく様子のネットワーク分析を用いて解析する.
著者
濱崎 雅弘 後藤 孝行 武田 英明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

本論文では,テンプレートを利用したメタデータ付与機能を備えたカメラシステムを提案する.記録ツールとしてカメラを利用する場合,画像だけでなく被写体特有の種々のメタデータの記録も重要となるが,そのためには撮影後に改めて写真管理システムを利用するのが一般的である.提案システムではカメラとメタデータ入力フォームを一体化したテンプレートを用いることで,撮影とメタデータ付与を一連の操作として行うことができる.
著者
濱崎 雅弘
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では,ソーシャルネットワークとソーシャルタギングを用いた情報流通基盤の研究を行う.利用者にとって価値のある情報を発見し届けるには,まず情報の価値を計量する方法が必要であり,そして利用者にとっての情報の価値を計量するためには,利用者の社会的関係や情報の位置づけを捉え利用する方法が重要である.本研究では既存の動画共有サイトにおける作者のソーシャルネットワークを,ソーシャルタギングを用いて分析し,コミュニティ内の構造を明らかにした.
著者
沼 晃介 平田 敏之 濱崎 雅弘 大向一輝 市瀬龍太郎 武田 英明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.85-97, 2007-01-15
被引用文献数
10

本論文では,学術会議における参加者の活動の振り返り支援ならびに参加者間のコミュニケーションの支援を目的とした,Weblog コンテンツの作成および共有システムActionLog について述べる.ActionLog とは,個人の行動の履歴に基づきユーザのWeblog 上に位置や発表,周囲にいる人などのコンテキストを付加したコンテンツのドラフト(草稿)を自動的に生成するシステムである.行動をドラフトとしてユーザに提示することにより,ユーザが自身の活動を振り返り,その理解を深めることを支援する.生成されたドラフトはユーザの意思により編集,公開され,公開されたコンテンツはコンテキストをもとに閲覧される.エントリは,ユーザの実世界での行動に関する情報とユーザ自身の記述した主観をともなうコンテンツからなり,ユーザの体験を表しているといえる.こうしてコンテキストを共有するユーザ同士の体験の共有とコミュニケーションを促す.我々はActionLog を,第19 回人工知能学会全国大会において大会支援システムの1 つとして実装,運用した.この実装では,他の学会支援システムと連携することによってユーザの行動を取得した.運用の結果,提案システムが参加者の振り返りならびにコミュニケーションの手段として,期待した効果を果たしたことを確かめた.In this research, we propose a system called ActionLog which supports authoring and sharing Weblog contents for the purposes of support on reviewing and support on communicating in academic conferences. ActionLog collects users' actions from other information systems placed at a conference site, and automatically generates drafts of the Weblog contents based on the contexts of the actions. Users can edit and publish entries according to their will. We implemented and applied the system on an academic conference as a field test. The result shows that the system was used both for reviewing their activities and for communicating other participants.