著者
田中 秀和
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.21-39, 2006-01-26 (Released:2008-12-25)
参考文献数
40
著者
田中 秀和 三上 明子 藤澤 哲也 若林 進
出版者
Japanese Society of Drug Informatics
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.111-120, 2017 (Released:2017-12-27)
参考文献数
10

Objective: There are prescription medicines with design-like (misunderstanding) bisection lines although these are not admitted as bisection lines according to dosage instructions.  We often find differences in identifying bisection lines among medical facilities in case of same tablets.  We conducted a survey about identifying bisection line-like design on tablets by pharmacists and investigated the reason for the discrepancy in identification among information service facilities.Methods: We conducted an online survey for pharmacists at hospitals, clinics, and pharmacies.  We selected the discrepancies in identification among the facilities involved in drug information services.Results: In this survey, 65.2% of pharmacists were aware of design-like bisection lines that are not permitted as bisection lines.  Further, 30.3% could not confirm if these were real bisection lines or design-like bisection lines by judging only from their surfaces.  The examination of two online media and a book offering drug information service showed different definitions depending on medicines.  These entities say they have obtained information by their own ways of source from pharmaceutical manufactures and sellers.Conclusion: Even for pharmacists, it is difficult to distinguish actual bisection lines from design-like bisection lines.  The differences in identification among facilities dealing with medical information services are undesirable issues.  Regulations by GMP or other legal methods are required for appropriate information control by pharmaceutical manufacturers and sellers.
著者
田中 秀和 中林 祐治 新居 正浩 石川 達雄 中山 武典
出版者
一般社団法人 粉体工学会
雑誌
粉体工学会誌 (ISSN:03866157)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.269-274, 2018-05-10 (Released:2018-07-10)
参考文献数
29

In order to simulate the atmospheric corrosion of tannic acid-coated steels in industrial and coastal districts, artificial steel rust particles of α- and β-FeOOH were synthesized by aerial oxidation of aqueous Fe2+ solutions containing various amounts of tannic acid. Increasing addition amount of tannic acid accelerates the formation of amorphous iron-gallic acid complexes to suppress the generation of FeOOH rust. The crystallization and growth of α-FeOOH particles were inhibited by adding tannic acid, while those of β-FeOOH particles are markedly dependent of addition amount of tannic acid. Accordingly, it can be regarded that the tannic acid eluted from tannic acid-coated steels by atmospheric corrosion strongly affects on the formation of α- and β-FeOOH rust and the effect in coastal area is greater than urban district.
著者
田中 直哉 田中 秀和 佐藤 均
出版者
Japan Association for Medical Informatics
雑誌
医療情報学 = Japan journal of medical informatics (ISSN:02898055)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.107-116, 2005-11-10
参考文献数
9

医薬分業の流れに伴って院外処方せん発行率は年々増加し,調剤薬局数も増加傾向を示している.備蓄医薬品数は後発品の処方増加などに伴い上昇の一途をたどっており,調剤薬局における医薬品数の減少,デッドストックの削減が重大な課題となっている.現時点では調剤薬局の増加にもかかわらず,店舗間の受け渡しを支援するためのシステムは普及していない.調剤薬局がすべての医薬品を備蓄することは不可能であり,既存の在庫システムに比べ,コストパフォーマンス・共有性に優れ,多店舗展開する調剤薬局における必要最低限の機能を有した実用的なシステムが望まれている.そこで我々は今回,レセコンから出力できる情報をもとに,調剤薬局として望まれる全店舗の医薬品リストの参照,デッドストックを検索し店舗間の医薬品移動を最適化することのできる実用的なシステム(店舗間在庫管理支援システム)の構築を試みた.本システムを活用することによって,迅速かつ効率的な医薬品の供給が可能となり,薬剤師がより患者に貢献することが期待できる.
著者
田中 秀和 下沖 光浩 Gustavo Dore 竹居 直哉 小林 茂 奥出 直人
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2010-GN-77, no.16, pp.1-6, 2010-11-18

近年ではコンピュータの小型高性能化によりユビキタス環境が可能になりつつある。家庭内においては、家具を新しいメディアにすることで、生活者は今までにない暮らしを経験することになる。本提案では、クロックに顔認識機能を持たせることにより、クロックと生活者の新しい関係性を提案する。
著者
坂下 晃祥 田中 秀和 サカシタ アキヨシ タカナ ヒデカズ Akiyoshi SAKASHITA Hidekazu TANAKA
雑誌
花園大学社会福祉学部研究紀要
巻号頁・発行日
vol.19, pp.79-94, 2011-03

2007(平成19)年に社会福祉士及び介護福祉士法が改正され、より時代のニーズに適合した社会福祉士の活躍が求められている。一方、福祉に関する専門職の資格として、社会福祉士より先に制度化された社会福祉主事については、議論の場に登場する機会が減少し、これまでにもその制度の形骸化が指摘されており、その存在意義が問われている。本稿においては、社会福祉主事任用資格の制定史を振り返り、改めてその意義と課題を探ることにより、今後の議論に活かそうとするものである。
著者
中山 武典 田中 秀和
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.100, no.9, pp.1089-1096, 2014 (Released:2014-08-31)
参考文献数
106
被引用文献数
1 8

Progress of corrosion science and corrosion engineering of steels has been reviewed. Case histories of atmospheric corrosion including research and development of weathering steels, and environmental degradation such as stress corrosion cracking, hydrogen embrittlement and corrosion fatigue of steels were explained in detail. Finally, future subjects that should be done for better understanding of corrosion and corrosion control of steels were proposed.
著者
田中 秀和
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.139, no.3, pp.93-98, 2012 (Released:2012-03-10)
参考文献数
29

神経回路ができるとき,神経突起が標的細胞と接着することでシナプス結合が成立する.神経回路が成立したあとでも,シナプス形成過程の一部をくりかえすことで,シナプスの強化・抑圧やつなぎかえが起きる.我々は,これらの過程に接着分子カドヘリンが関与する可能性を検討してきた.研究を進める中で,カドヘリンが思いのほかダイナミックにシナプスの生理機能にかかわることがわかり,さらにその過程で新たなシグナル伝達経路も見いだされた.こうしてわかってきた事実は,神経回路のなりたちや可塑性に新たな視点を与えるばかりでなく,カドヘリンが神経伝達物質の放出機構や受容体の機能調節に深くかかわっている可能性も示唆している.またカドヘリン遺伝子の異常は,自閉症などの疾患感受性に関連しており,シナプスの接着・リモデリング関連分子は,新たな治療標的として薬理学への貢献が期待される.
著者
田中 秀和 Tanaka Hidekazu
出版者
新潟医療福祉学会
雑誌
新潟医療福祉学会誌 (ISSN:13468774)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.54-58, 2011-03

Since the beginning of this century the expansion of differences in the Japanese society has been clearly visible. The so called gap-widening society has been spreading rapidly. This paper, is about differences in the level of poverty among Japanese people and it suggests some ways to solve them.日本社会においては、21世紀に突入した頃から格差の拡大がより多くの人々に認識されるようになり、「格差社会」に関する議論が盛んに行われてきた。その後、「格差社会」に関するそれは、「貧困」に対する関心を増大させ今日においては、格差よりも貧困に議論の中心は移行してきている。本稿では、これまでの日本社会における格差・貧困に関する議論の動向を整理し、より一層の議論の発展と問題解決に寄与することを目指すものである。また、本稿においては、貧困問題を解決していく方法として、社会福祉士等のソーシャルワーカーや研究者が、個人と社会(環境)両者への働きかけをより強化することを掲げた。
著者
田中 秀和
出版者
新潟医療福祉大学
雑誌
新潟医療福祉学会誌 (ISSN:13468774)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.38-42, 2007

今日の日本では,若年労働は不安定化し,格差の拡大が叫ばれている^<註1)>。また,格差社会の不利益を被っているフリーター・ニートについては,その実像がはっきりしない形で世間に伝わっているのが現状である。その原因はフリーター・ニートの問題は本人の自己責任で済まされる問題ではなく,公共政策が不可欠であるのにも関わらず,そのような取組みは不十分であることに起因している。本稿では,フリーター・ニートが個人の自己貴任のみに属する問題ではないことを述べ,社会福祉士が今日の格差社会の中でどのような役割を果たしていくべきであるのかについて検討した。検討の結果,若者再チャレンジ金の創設の必要性と,社会福祉士が企業を訪問し,企業が若年者の雇用問題についてより詳しく認識できるように若年者の声を代弁すべきであるという2つの提案を行った。