著者
金子 順一 堀尾 健一郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.586, 2005

5軸制御加工における工具姿勢の決定に際しては,工具軸と被削物·把持具との干渉の回避が必須となる.従来,この対策として,切削工具が取りうる工具姿勢の範囲を幾何演算によって求めるC—Space法が提案されている.本研究では,この幾何演算を,近年高速化·多機能化が著しいグラフィックスハードウェアの機能を用いて行う手法を提案する.これにより,高速な工具姿勢の決定が可能になると期待される.
著者
Mani Ganesh Kumar 齋藤 飛鳥 八十田 穰 槌谷 和義
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.461-462, 2018

<p>Methods to rapidly analyze the single cell metabolic activity is a vital way to study in detail about the body dysfunction, cell proliferation, cell survival and carcinogenesis towards particular drug intake or any kind of diagnosis. As a main task of this project, we plan to fabricate three electrodes (working, reference and counter) in a single microneedle about the tip diameter of 1 μm - 3 μm and length about 3 mm for identification of several metabolites in single cell. A combination of electro polishing (to create needle) and sputtering (to deposit electrodes) will be employed to fabricate microneedle electrodes.</p>
著者
野中 朋美 藤井 信忠 小早川 由紀 水山 元
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.97-98, 2015

本研究は,製造フロアのエネルギピークマネジメントを目的に,各設備の仕事単位の電力消費パターンをエネルギブロックとして捉え,各設備のエネルギ消費傾向の違いと,仕事開始タイミングの組合せを考慮し,結果としてスケジュールを得る環境配慮型スケジューリングを提案する.仕事のエネルギ消費パターンを表すエネルギブロックの形状の違いによる影響を考慮した計算機実験を行いエネルギピーク量と生産性の関係を考察する.
著者
小林 勇輝 後藤 惟樹 遠藤 勝義 山崎 大 丸山 龍治 林田 洋寿 曽山 和彦 山村 和也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.973-974, 2017

中性子応用計測において,集光デバイスを用いた中性子線の高強度化による測定時間の短縮が求められている.我々はマイクロ波プラズマジェットを用いた数値制御PCVMにより,石英ガラス製のマンドレルを作製し,その上にNiC/Tiの多層膜を積層し,これを離型することで,中性子集光用Wolter Ⅰ型スーパーミラーの作製を目指している.本報では,石英ガラス製回転体試料へマイクロ波プラズマジェット加工を適用し,その加工特性について評価した.
著者
仁戸部 勤 安野 拓也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.165-166, 2014

発砲事件が発生した場合,薬きょうの痕跡(撃針痕等)により過去に使用された銃器か否かの鑑定が行われる.しかし,鑑定には専門的知識が必要であり時間を要する.負担低減のため判断を定量化する必要がある.その方法として撃針痕の位置や直径の計測値を利用する方法が考えられる.本報告では,ハフ変換を用いた撃針痕の計測方法について提案する.100個の薬きょうを撮影した画像からハフ変換により撃針痕を計測し,評価した.
著者
西岡 昌輝 松山 祐樹 福重 真一 小林 英樹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.463-464, 2016

これまでライフサイクルシミュレーション(LCS)は設計段階で用いられていたため,LCSの計算結果と運用段階における実データの間には差が生じ,製品LCが運用段階において設計時とは異なった挙動をとるという問題が生じた.そこで,LCSの計算結果と運用段階に取得できる実データとの差を小さくするための手法として,データ同化型LCS手法の構築を本研究の目的とする.本手法は,LCSにデータ同化の考えを適用することで構築する.
著者
岡崎 祐一 Castaneda-Casas Jose Manuel Ortega-Zeifert Michel
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.227-228, 2006

メカトロニクス研修の課題として,卓上型数値制御工作機械の開発を与え,加工機の機構設計,制御機器設計および数値制御ソフトウェアの開発を行った.既製モジュールを活用し,ユニークな直交3軸の加工機を試作した.モーションコントローラを用い,LabVIEWにて開発したGコードコンパチブルの数値制御装置は,マニュアル,MDI,プログラム実行,編集などの各モードを備える.特定のマイクロ形状を加工するプログラムも付加的に開発できた.小径ボールエンドミルを用い,高硬度アルミニウム合金やプリハードン鋼へも微細加工ができた.
著者
鈴木 宏正 原 雄司 瀬戸 康史 森田 修史
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.161-162, 2010

本研究では,プラスチック製品の加飾法の一つである革シボについて,そのデザインから加工をコンピュータで支援する方法について検討している.本発表では,現状技術のレベルを見るためのフィージビリティースタディーを行ったので,それについて報告する.ここでは,シボの凹凸データを合成し,高品質表示を行い,さらには金型の直彫り加工によって試作品を作成した.
著者
伊藤 優一 大塚 二郎 金 弘中 柴田 均 増田 郁朗 斉藤 馨 恩田 一 田中 淑晴 大澤 洋文
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.521-522, 2008

新型リニアアクチュエータ(呼称:トンネルアクチュエータ 日立製)とリニアモーションボールガイド,0.034nm分解能変位フィードバックセンサを用いて20kg質量のステージをPID制御で位置決めし,分解能0.3nm,100μmステップの応答を繰り返してかたより誤差0.04nm,ばらつき誤差0.09nmを得た.
著者
澤田 茂 関 啓明 神谷 好承 疋津 正利 野村 久直 前川 満良
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.807-807, 2003

視覚障害者がワープロやメールを入力する際,入力システムとして点字キーボードやマウス,パッドなどが挙げられる.点字やキーボードはキー配置を覚えるのが大変,マウスは非目視下では使えない,パッドは枠があり使いにくいなど,問題点が多い.一方手書きの文字は覚えているので手書き文字が入力できると便利である.本研究では,特に後天的な視覚障害者の方を対象に,自然な感覚でどこにでも入力できるウェアラブル機器の開発を目的としている.磁気を発生するものが動くことで磁場が変化し,その変化を磁気抵抗素子で計測することで手書き文字を入力する方法を提案する.今回は第3報として片手装着型について提案する.
著者
村木 亜沙美 中 友美 松元 明弘 太田 裕治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.752-752, 2004

松葉杖にトルク発生ユニットを装着し,角運動量保存則により,松葉杖が接地点回りに回転モーメントを得るようにして,パワーアシストをする.本研究では,この考えに基づき,トルクユニットを製作し,有効性について検証したので報告する.
著者
鈴木 宗佑 保坂 寛 森田 剛
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.847-848, 2010

SIDM(Smooth Impact Drive Mechanism)はデジタルカメラのピント調整機構などに広く用いられている圧電リニアアクチュエータであるが、ソフト系PZTを駆動源に用いた非共振駆動のため、ハイパワー化が困難であった。そこで、共振周波数の比を1:2とした2つのランジュバン振動子の正弦波変位を足し合わせて得られる擬似的ノコギリ波形変位で駆動する共振型SIDMを提案し、試作機にて原理確認を行った。
著者
竹中 貴治 保田 俊行 大倉 和博 松村 嘉之 棟朝 雅晴
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.775-776, 2013

スワームロボットシステムとは多数のロボットが局所的な環境・状況下での相互作用を通して群行動を創発するシステムである.本稿ではニューラルネットをCMA-ESにより最適化するCMA-NeuroESを制御器の設計に運用する.その際,進化の過程で膨大な計算コストが必要となるため,SMP Cluster型の大規模並列計算機で並列・高速化を図る.その上で,並列化を行う上で発生する同期待ち時間に着目し,実行時間短縮について考察する.
著者
石丸 大祐 坂本 武司 松永 大介 峠 睦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.193-194, 2012

アルミニウム合金およびCFRPの切削加工において耐摩耗性や耐凝着性からPCDは優れた工具性能を示すが,切れ刃成形の困難さ故に最適な形状が実現されているとは言えず,適用範囲も限られている.本研究では各種ダイヤモンド材料の超精密研磨に有効なUVアシスト研磨法をPCD切れ刃の微細形状成形技術として確立すべく,切れ刃の鋭利化や微細チャンファ付加を施したものなど数種類の形状に成形し切削特性を調査した.
著者
和久里 悠斗 土井 一磨 内田 博之 廣瀬 誠
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.100-101, 2019

<p>本稿はCNNを用いた乳幼児の姿勢推定について述べる.乳幼児の死亡原因の上位は窒息が大半を占めている.これは保育園の人手不足により乳幼児全員に目が届かないことが原因の一つとなっている.そこで,乳幼児をカメラで撮影し,CNNを用いて姿勢推定する.学習にはFine-tuningを利用し,仰向け,うつ伏せの画像を250枚ずつ用意し,教師データとして用いた.実験結果より,仰向け,うつ伏せの状態を約99%の確率でそれぞれ判別できた.</p>
著者
武藤 恵太 川瀬 健 進藤 淳哉 根本 裕太郎 木見田 康治 赤坂 文弥 千葉 龍介 下村 芳樹
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.399-400, 2014

電力逼迫時における節電促進の取組として,デマンド・レスポンス(DR)が注目されている.DRに参加する需要家の快適性を極力損なうことなく,実施側が目標とする節電量を達成するためには,需要家の多様な特性を考慮し,適切な節電要請を行うことが有効である.本稿では,各需要家の快適性と消費電力の関係を表現するモデルを提案し,需要家全体の快適性に与える影響を最小化する節電量配分を特定可能とする.
著者
丸山 翼 戸村 豊明
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.339-340, 2010

本研究では、拡張現実感(AR)技術の応用例として、2つのNUIアプリケーションを開発する。NUIを実現するために、本研究ではマーカと手領域の認識を行う。マーカの認識にはARライブラリであるARToolkitを使用し、手領域の認識には、画像処理ライブラリであるOpenCVと、制限付きEMアルゴリズムを使用する。
著者
中谷 圭佑 岩村 幸治 谷水 義隆 杉村 延広
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.983-984, 2009

本研究では,加工フロアにおいて手動工作機械を用いて加工作業を行う作業者の勤務スケジューリングについて検討する.本研究の特徴として,作業者の休日に対する希望を考慮してスケジューリングを行う.そのため,作業者が希望する休日と実際の休日が一致する日数の最大化を目的関数,制約条件を労働基準法で定められた勤務日数および要求生産量を満たすための各日の作業者数とし,整数計画問題として勤務スケジュールを作成する.
著者
金子 順一 堀尾 健一郎
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.413-414, 2010

本研究では多軸制御工作機械において、加工対象物表面の任意位置を工具が切削する際に必要となる最小工具突き出し量を高速に計画する手法を提案する。任意の工具刃先位置・姿勢に対し、微小な多角形形状の集合として近似された加工対象物形状との相対位置関係をグラフィックスハードウェアの並列計算機能を用いて評価し、オーバーハング部での工具衝突と工具ホルダからの必要工具突き出し量を短時間に導出する手法を開発した。
著者
齋藤 飛鳥 Mani Ganesh Kumar 木村 啓志 槌谷 和義
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.314-315, 2019

<p>癌マーカーであるCTCの検出において,DLD法による血中細胞を種類ごとに濃縮が可能となっている.本研究ではDLD法によって濃縮されたCTCを流路内で直接的に検出可能とするpHセンサの開発を目的として,AgIO<sub>3</sub>およびSbの二種の固体材料を用いた薄膜電極の開発を行っている.本報では比較電極であるAgIO<sub>3</sub>層の高機能化を行った.</p>