著者
高田 良太
出版者
駒澤大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

クレタ島では、13世紀から17世紀までの長きにわたってヴェネツィアが、ギリシア系住民を支配する状況が続いた。そうした支配=被支配の関係の構築プロセスを1300年前後の政治・社会的状況に基づいて考察し、以下の2点を明らかにした。一点目は、クレタ島の旧宗主国であるビザンツと、クレタとの関係の変化である。ビザンツは島内のギリシア系住民とのコネクションを保ちつつ、ヴェネツィアのクレタ領有を認める方策をとった。二点目は、島内の変化である。13世紀末に台頭したギリシア系有力者のアレクシオス・カレルギスの介在によって、ギリシア系住民にヴェネツィアの意図する支配が理解され、平和が構築されることになった。
著者
服部 良久 青谷 秀紀 朝治 啓三 小林 功 小山 啓子 櫻井 康人 渋谷 聡 図師 宣忠 高田 京比子 田中 俊之 轟木 広太郎 中村 敦子 中堀 博司 西岡 健司 根津 由喜夫 藤井 真生 皆川 卓 山田 雅彦 山辺 規子 渡邊 伸 高田 良太
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009-04-01

23人の研究分担者が国内外の研究協力者と共に、中・近世ヨーロッパのほぼ全域にわたり、帝国、王国、領邦、都市と都市国家、地方(農村)共同体、教会組織における、紛争と紛争解決を重要な局面とするコミュニケーションのプロセスを、そうした領域・組織・政治体の統合・秩序と不可分の、あるいは相互関係にある事象として比較しつつ明らかにした。ここで扱ったコミュニケーションとは、紛争当事者の和解交渉から、君主宮廷や都市空間における儀礼的、象徴的な行為による合意形成やアイデンティティ形成など、様々なメディアを用いたインタラクティヴな行為を包括している。