著者
西村 眞次
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.47-48, 1917

1 0 0 0 舟の事ども

著者
西村 眞次
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.143-144, 1917
著者
西村 眞次
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.31, no.9, pp.287-295, 1916

1 0 0 0 無目籠考

著者
西村 眞次
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.109-119, 1916
著者
小関 恒雄
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.83, no.4, pp.355-359, 1975 (Released:2008-02-26)
参考文献数
10

Shamanistic rosaries were found out at a dilapidated temple, Yamagata Prefecture. They were used by the miko, Japanese mediums, belonging to this temple, from the times of Edo to Mei ji era (about 100 to 200 years ago).To the rosaries were tied the rostrum parts of jawbones, fangs, nails, horns, marine shells and others. As a result of taxonomical examination, these materials were identified to be those of the bear (Ursus thibetanus japonicus), the dog (Canis familiaris), the fox (Vulpes vulpes japonica), the wild boar (Sus leucomystax leucomystax), the deer (Cervus nippon nippon) and the antelope (Capricornis crispus crispus).According to the traditional saying, jawbones of Japanese wolves (Canis lupus hodophilax) completely exterminated in this country had been used as accessories of the rosaries in those days. No remains of wolves, however, were included among them, which proved to be the bones of dogs.The people of mountain villages then believed that a bear and a wolf were sanctified and occult animals, and their remains had been used as a charm to ward off accidents and diseases.Using these rosaries, the mediums had practiced divination or had exorcized evil spirits from the patients.
著者
出口 米吉
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.191-201, 1912-04-10 (Released:2010-06-28)
著者
石田 肇
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.96, no.1, pp.17-45, 1988 (Released:2008-02-26)
参考文献数
59
被引用文献数
26 29

北海道稚内市大岬遺跡から出土したオホーツク文化期に属する20数個体の頭骨の計測値ならびに形態小変異出現頻度を調査し,報告した.頭骨計測値を用いて,大岬人骨を,北海道アイヌ,サハリンアイヌ,モヨロ貝塚人,縄文時代人,現代日本人,中国人,朝鮮人,および北方モンゴロイド諸集団と比較した.その結果,大岬頭骨は,北方モンゴロイドの形態的特徴を持ち,同じオホーツク文化のモヨロ貝塚人と同一集団とみなされる.このオホーツク文化系集団は,計測値では,北方モンゴロイド集団中,アムール河下流域に住むナナイやウリチに近く,またアジアエスキモーにも近い.しかし,アムール河下流域に7-8世紀に栄えた鞍鞨文化のトロイツコエ墓地より出土した頭骨は,オホーツク文化系集団とはあまり類似せず,民族的起源をアムール河下流域のみに求めるのは早計かと思われる.大岬出土人骨の一部にアイヌ的特徴を持つ頭骨が存在することから,北海道アイヌと大岬頭骨の各個体についてユークリッド距離を基にクラスター分析を行なった.それによると大岬の一部はアイヌ集団に含まれ,オホーツク文化期の墳墓出土人骨のうち少数にはアイヌ的形質が見られることが計測値の上からも示唆される.
著者
石井 勝
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.153-156, 1979 (Released:2008-02-26)
参考文献数
4

尿量と尿組成に影響を及ぼす要因として,立位•臥位による姿勢変化,昼•夜による時刻差,運動の有無による差の3因子を設定し,要因実験を組んだ。測定項目に尿量,尿比重,尿pH,尿温,及び5種の尿中コルチコイド排泄量を選んだ。立位,夜間における尿量の減少の他,尿pHに対して姿勢,姿勢と運動の交互作用及び日内変動と運動の交互作用が,尿温に対して日内変動が,数種のコルチコイド排泄量に対して日内変動及び姿勢と運動の交互作用が有意な影響を示した。これらの結果を立位時の下肢への血液貯留,日内変動機構との関連から検討した。
著者
鈴木 尚
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.83, no.3, pp.269-279, 1975 (Released:2008-02-26)
参考文献数
10

Three cases of mechanically injured skulls from ancient sites in Japan are reported.1) A senile male skull excavated from the shellmounds of Hobi, Atsumi Peninsula, Central Japan, a prehistoric site of the latest Jomon Period (Figs. 1-3). The upper mesial incisor of the left side, which is the only tooth remained, is artificially filed and 4 incisors of the lower jaw are also artificially extracted. The intended tooth-filing with dental knocking out is regarded as the indication of the authority of those days. Eight perforations of different sizes and forms were observed on the skull vault. The senile authority was attacked probably by at least two or three enemies with arrows and stone axes from behind.2) An adult female skull excavated from the protohistoric tombe at Sokoji, Tagata-Gun, Shizuoka Prefecture (Fig. 4). The right temporal region of the skull was perforated in oval form. The margin of the broken part shows an indication of attack by an obtuse weapon from the right side.3) An adult male skull excavated from a medieval site at Gokurakuji, Kamakura City near Yokohama (Fig. 5).The skull is regarded as one of a great number of victims of the medieval battle in 1333. The skull is pierced by an iron arrowhead comming from an anterior direction. The tip of the arrowhead is projected about 45mm long on the outer surface of the skull, but it's root remained about 35mm long inside of the skull.
著者
百々 幸雄
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.95, no.1, pp.19-35, 1987
被引用文献数
24

最初に,眼窩上孔と舌下神経管二分の解剖学的および発育学的性質が再検討された.その結果,研究者間の誤差を少なくするために,眼窩上縁に存在し,しかも眼窩に開通するすべての孔(前頭孔と滑車上孔を含む)を眼窩上孔と記録することが適当であると考えられた.舌下神経管二分の判定に関しては,とくに問題になるような研究者間誤差が入り込む余地がないように思われた.この二形質とも,出現頻度が生後発育とともに増大するので,OSSENBERG(1969)の提唱する骨過形成的変異形質に分類してさしつかえないようであった.しかし,両形質の発現はほとんど独立に生じる,という結果が得られた.<br>次に,眼窩上孔と舌下神経管二分の出現頻度を,モンゴロイド38集団,コーカソイド37集団,ネグロイド4集団,オセアニアン13集団について比較した。その結果,眼窩上孔の出現頻度は明らかにモンゴロイド集団で高く,舌下神経管二分の出現頻度は,コーカソイドと北アメリカのモンゴロイド集団で高いことが明らかになった.二変異形質の出現率を組み合わせて集団の散布図を描くと,オーストラリア原住民,ネグロイド,コーカソイド,アジアのモンゴロイド,北アメリカのモンゴロイドの五つのクラスターが識別され,この二形質がヒト集団の大分類にきわめて有効であると考えられた.<br>最後に,近世アイヌと日本の先史&bull;原史時代集団における出現頻度を検討した.両形質の出現頻度をもとに集団の散布図を描くと,土井ケ浜および金隈弥生人,東日本および西日本の古墳人集団の分布は,現代日本人を含むアジアのモンゴロイド集団の分布範囲とほぼ完全に一致するが,北海道アイヌと東日本および西日本の縄文人集団はこれらから大きく離れて,一つのクラスターを形成する傾向にあった.このことから,土井ケ浜型の弥生人,古墳人および現代日本人は,遺伝的に密接に関連していることが推察された。<br>縄文人的な形態的特徴を有する西北九州型等の弥生人についてのデータがないので,性急な結論は差控えたいが,眼窩上孔と舌下神経管二分の出現型からみる限り,現代日本人の成立には,弥生時代から古墳時代にかけての大陸からの渡来集団の遺伝的影響が大いに関与しているように思われる.

1 0 0 0 OA 肩帯の進化

著者
犬塚 則久
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.100, no.4, pp.391-404, 1992 (Released:2008-02-26)
参考文献数
63
被引用文献数
1 3

鎖骨は特異な骨である.例えば,真獣類のからだの骨では唯一の皮骨性骨である.哺乳類の中で退化したものと発達しているものとがある.ヒトの鎖骨は二重弯が最も強い.骨化点出現は早いのに胸骨端の癒着は肢骨の中で最も遅い.これらの理由を探るため,肩帯の進化を比較解剖学的および機能形態学的観点から検討した.皮骨性肩帯は四足動物では全般に退化傾向にある.皮骨性肩帯の実体は皮骨性頭蓋の後縁であり,鎖骨はその最後の名残である.肩帯と腰帯は相同物ではなく,側方型体肢をもつ四足動物の祖先が獲得した相似形象である.体肢が側方型から下方型へ転換したのは,足の接地点を重心に近づけるためで,この結果,肘は後ろ,膝は前に回転することになった.これが哺乳類における前•後肢の形態差の発端で,肢帯や基脚の逆傾斜,肘•膝•踵の出現を説明する.哺乳類の肩帯は『自由肢化』し,走行性哺乳類では肩甲骨の自由肢化が鎖骨の退化を促した.一方,樹上性哺乳類では鎖骨が自由肢化し,新たな機能を獲得したために,皮骨性肩帯の退化傾向から一転して発達するようになった.樹上性類人猿では体を支えていた鎖骨は,直立した人類では逆に上肢を支えるように機能転換する.ヒトでは上肢の支持は鎖骨と僧帽筋との協同によってなされるたあ,鎖骨には均等に圧力がかかるようになる.ヒトの鎖骨の形態は,このようなヒト独自の機能から説明されるべきである.二足歩行の動的安定性を維持するのに,上下肢の質量とモーメントアームの長さの調節が欠かせない.質量よりは長さによる調節のほうが容易なので,鎖骨の骨端閉鎖期の遅れは,上肢のモーメントアーム長の調節に貢献しているだろう.
著者
中山 英司
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.336-353, 1937-09-15 (Released:2008-02-26)
著者
島 五郎
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.109-127, 1956-12-30 (Released:2008-02-26)
参考文献数
11

1. Marked characteristics and local variations are observed between the toe prints of various Ainu tribes and those of the mixed Ainu in Hokkaido. (Tables 1 and 2)2. The toe prints of the Ainu of the present list which differ only slightly from those of mixed ainu but which are extremely unlike those of pure Ainu can be considered in the category of mixed-bred Ainu. The reason is described in detail in the present paper. Because of this, apparently marked local differences observed in comparing the Ainu tribes are not necessarily significant.3. The Tocachi Ainu tribe has steadily maintained its distinctive characteristics. From a physical stand point, most of the Ainu are mixed. The Hitaka tribe, and more especially Iburi tribe are intensively influenced in the direction of mixed breeding.4. Marked differences among individual local tribes are chiefly attributable to the fact that physically mixed tribes have been involved in the pure Ainucategory. Chiefly the differences take their origin from mixed breedingwith Japanese.
著者
高橋 美彦
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.289-301, 1990-07-31 (Released:2008-02-26)
参考文献数
25

縄文時代87例,弥生時代44例,古墳時代44例,鎌倉時代30例,室町時代22例,江戸時代36例,明治時代16例の古人骨の頭部 X 線規格写真と,住民調査で得られた現代人の頭部 X 線規格写真419例を調査し,顎関節形態の時代的推移について検討した。その結果,顎関節の時代的変化はおもに関節突起に現れ,下顎窩における時代の変化には一定の傾向はみられなかった。関節突起はおおむね時代とともに細長くなるとともに,下顎頭幅は小さくなり,下顎頭の尖鋭化が進行していた。下顎窩幅に対する下顎頭幅の割合は弥生時代人と現代人で小さく,とくに現代人においてこの傾向が強く認められた。
著者
吉田 敬一
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.51-63, 1978-04-15 (Released:2008-02-26)
参考文献数
33
被引用文献数
3 3

A review is given of existing knowledge regarding the condition for thermal comfort. Psychological, physiological, and environmental measurement for comfort condition are discussed.The results of our survey on factory workers are illustrated and the effect on comfort condition of age, sex, seasons, races, and heat production are discussed respectively.
著者
針原 伸二 斎藤 成也
出版者
日本人類学会
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.97, no.4, pp.483-492, 1989

制限酵素を用いたミトコンドリア DNA 多型のデータを文献より収集し,以下の15集団計885名のミトコンドリァ DNA(mtDNA)タイプを分析した:コケィジアン,東洋人(おもに中国人),バンツー,ブッシュマン,アメリンディアン,ユダヤ人,アラブ人,タール人(ネパール),ローマ市住民,サルディニア島住民,日本人,アイヌ人,韓国人,ネグリト(フィリピン),およびヴェッダ(スリランカ).4種類の制限酵素AvaII, BamHI, HpaI, MspI の切断パターンを組み合わせると,全個体は57種類の mtDNA タイプに分類された.これらの mtDNA タイプの系統関係を,最大節約法を用いて無根系統樹として描いたところ, mtDNA タイプは大きくふたつのグループに分かれた.ひとつは,ほとんどがアフリカの2集団(バンツーとブッシュマン)のみに見いだされたタイプによって構成されるグループであり,もうひとつは,主としてアフリカ以外の集団に見いだされたタイプによるグループである.各 mtDNA タイプの集団における出現頻度を考慮して,集団間の遺伝距離を推定し,そこから UPGMA (単純クラスター法)を用いて,15集団の系統樹を作成した.ネグリトを含むアジア&bull;アメリカ大陸の7集団(ヴェッタを除く)は,お互いに遺伝的にきわめて近縁であり,単一のクラスターを形成するが,コーカソイドの5集団は,やや遺伝的に異質であった.一方,アフリカ大陸の2集団は,他集団から大きく離れていた.
著者
鈴木 尚
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.90, no.Supplement, pp.11-26, 1982 (Released:2008-02-26)
参考文献数
33
被引用文献数
2 5

戦前の常識によると,洪積世の日本は人間の住める環境にはなかったので,沖積世になり初めて人間が住み付いたと信じられてきた。ところか戦後,岩宿のローム層から初めて石器が証明されて以来,日本にも旧石器時代があるとの意見が定着した。これに伴い洪積世人骨の探索も行われ,本州と沖縄から若干の例が指摘されるに至った。下部洪積世 明石人は直良信夫により発見され,長谷部言人によって下部洪積世人として記載されたが,現場発掘の所見から骨の古さに若干の議論がある。中部洪積世 牛川人は豊橋市牛川鉱山から発見された女性の左上腕骨の一部で,Homo sapiens と違って骨幹は前後に扁平であるほか,旧人的特徴がみられる。この骨を基にして身長を推測すると135cmで矮人の範疇に属する。上部洪積世本州 三ケ日人,浜北人などがある。いずれも断片であるが,観察しうるわずかの所見から判断すると,これらは洪積世の Homo sapiens で,縄文人と共通する多くの特徴があり,縄文人の祖先と見なしても差支えない。沖縄 港川人,山下町人などがある。港川人 本島南端の港川採石場から初めて大山盛保により人骨と獣骨化石が確認されたのが契機となり,総合調査が行われ,5~9体分の人骨が発見された。そのうち3体分が完全である。これらはC14法により約18,000年前と推定された。研究の結果,彼らは新人的特徴が基本になり,それに横後頭隆起,下顎に頤下切痕,上•下横隆起など旧人的特徴を混えたかなり原始的人類と考えられる。なおこの人類は縄文人に近似するとともに,南支那,印度シナの洪積世人,新石器時代人に類似するのに対し,北支那の人類とは関係が薄いようである。山下町人 那覇市,山下町第一洞から発掘された約7年の幼年者の右大腿骨と右脛骨で性不明。C14法により約32,000年前と推定された。骨の特徴はこの人類が化石の Homo sapiens であることを物語っている。ただし同年の現代日本人よりもわずかに大腿骨稜の発達がよい。結論, 今日までに発見された資料に関する限り,日本の洪積世人は低身長,中,短頭型,広顔,広鼻,低眼窩など縄文人と共通する形質がある。多分,3万年ほど前,少くも18,000年前の頃,南支那,印度シナに住む一般化された Protomongoloid は少くとも2群に分かれて,当時,存在した陸橋を経てそれぞれ沖縄と日本本州に到着したものであろう。
著者
菊田 文夫 近藤 四郎 大塚 斌 高橋 周一
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.100, no.4, pp.511-525, 1992 (Released:2008-02-26)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

日本人成人の男子149名,女子178名について,足部および下腿部の26計測項目の計測を行い,左右足の差の検討を行なった。本論文では,各計測項目の左右差だけでなく,靴を選択するときに重要な足長,足囲ボール,足幅などの組み合せにおける足の左右差を重視した。左右差データに「入れ子式」分散分析法を適用することにより,見かけの左右差に含まれる計測誤差の割合を計算し,左右差があると認める境界値を設定した。その結果,足長については,左右足ともに等しい者の割合は男子で約17%,女子で約74%,足幅では男女ともに約53%,足囲ボールでは男女ともに約45%であった。また,足長,足囲ボール,足幅の組合せにおける左右差パターンをみると,男子では足長が左>右で足幅と足囲ボールの左右が等しい者が全体の約15%で最も多く,一方,女子ではこれら3項目ともに左右足が等しいパターンが最も多く,全体の約17%を占めていた。