著者
棚沢 一郎 宮沢 忠男
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.136-137, 1968-03-01

p.137からp.130へ続く
著者
棚沢 一郎
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.9, pp.332-339, 1974-09-01

滴状凝縮過程に関する最初の研究論文が発表されてから四十数年が経過した.以来,この伝熱過程で実現されるきわめて高い熱伝達率がどのようなメ力ニズムに起因するものなのか,そしてそれを実用機器に応用するにはどうしたらよいのか,これらの問題の解決を目指した研究が各国で続けられている.しかし,発表される論文の数の増加と解決への歩みの早さとは必ずしも一致していない.一体,何が不足しているのであろうか.本稿は,滴状凝縮のメカニズムに関する研究でどのような点が未知のまま残されているのかについて,筆者の考えをまとめたものである.
著者
吉澤 徴
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, pp.413-419, 1988-09-01

不規則性を主要な性質とする乱流現象はさまざまな連続媒質中に現れる。その特徴は平均量に対する支配方程式中に乱れ部分の相関量が生じ、この相関量の影響を無視しては現象の本質を捕えることが全くできないことである。本小論では、小さなスケールの乱れが大きなスケールの現象にいかに重要な影響を与えるかという視点より、流体工学現象、地球・天体磁場現象、核融合プラズマ現象における乱流の役割を概観する
著者
加藤 佳孝 藤田 哲朗
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.368-371, 2008 (Released:2008-08-27)
参考文献数
7

多くの都市開発や地域開発において利害対立が発生しており, その調整を図ることは重要な課題となっている.その中でも「開発」対「環境」という構図は典型例の1つである.社会運動は主として社会学分野で研究されるが, 活動の理念や主張に焦点が当てられることが多く, 戦略面での研究は少ない.本研究では公共事業に関する社会運動のうち, 事業が中止となった例と事業が中止にならなかった例を対象に, その運動における社会運動組織の戦略について考察し, その成否を分ける要因を明らかにすることを目的とした.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
[著者名なし]
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.235-256, 1969-05-01

20周年誌
著者
バタチャリヤ ヤスミン 加藤 孝明
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.327-331, 2015-07-01 (Released:2015-07-31)
参考文献数
7

災害復興の動態は複雑である.被災前の社会状況・被災状況・復興政策 など多数のパラメーターが重なり合った結果であるが,その根幹は個人の意思決定の積み重ねである.復興政策は全ての災害において通用しないと言われているが,地域特性に合った復興政策を推進するためには,災害復興の動態の理解が必要である.同時に政策パラメータとの相互作用の理解も不可欠である.本研究は,復興動態を解明するためにマルチエージェントモデルによる地域復興モデルの構築を行うことを目的とする.
著者
久保田 広
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.10, pp.410-414, 1963-10-01

レーザの発達につれて光のcoherencyという問題がとりあげられてきた.coherencyというのは直訳すれば可干渉性ということである.しかし光というものはマックスウェルの微分方程式の解として与えられ,この微分方程式は線型であるから,その解の重ね合せもまた解である.これを干渉というならば,どのような光でも完全に可干渉のはずであり,干渉性をうんぬんするということはおかしい.しかし実際には同一光源をほぼ同時に出た光でなければ干渉縞は観測されず,同一光源でも時間を隔って出た二つの光は,その時間に比例して可干渉性が悪くなるという実験事実がある.これはどのように説明されるかをのべ,これを応用した二三の測定法の例をあげてみよう.
著者
白鳥 高行
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.7, pp.206-206, 1967-07-01
著者
福田 武雄
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.136-143, 1959-06-01

10周年誌
著者
寶来 俊介 合原 一究 合原 一幸
出版者
東京大学
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.18-21, 2007-03
被引用文献数
1

2匹のオスのニホンアマガエル(Hyla japonica)が鳴き声を介して相互作用する発声行動において観測された音声データに関して,音声編集ソフトウェアAudacityを用いた時系列解析を行なった.特に,2匹のカエルの鳴き声を記録した単一の時系列データから,それぞれのカエルに対応する発声データを抽出し,2匹の発声の時間間隔および相互の発声の関係性について定量的に解析を行った.今回の解析により,2匹のカエルが位相差1.11πというほぼ位相が反転した状態で同期して交互に鳴いていることが明らかになった.[本要旨はPDFには含まれない]
著者
丸山 茂 谷 安正
出版者
誠文堂新光社
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.3, no.10, pp.362-366, 1951-10-01

亞酸化銅整流器はセレン整流器とともに通信機,信號機,電氣計器その他直流電源用として廣く用いられているが,一般に整流機構については,あまり知られていないようであり性質もいろいろ混み入つた特長を持つている.また銅素材中のごく少しの不純物,製造過程における處理の温度,時間によつていちじるしく性能が變リ,同一過程で作られたものもその性能がなかなか同一にならない.この原因ならびに解決方法に關する解答は幾多の研究によつて與えられようとしている.こゝで筆者等の行つた實驗の一片を報告することを兼ねて亞酸化銅整流器の性能の概括的な紹介を行う.
著者
玉木 章夫 斉藤 茂文
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.196-207, 1969-05-01

20周年誌
著者
篠田 純雄 斉藤 泰和
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.80-89, 1979-02-01

反応系に含まれる原子をその同位体で置換することによって生じる反応速度の変化(反応速度向位体効果)は,触媒反応機構を考察する上に有用な知見を与える.ここでは,その理論的背景について概説した後,最近の適用例の中で,反応速度向位体効果に基づいてどのような議論がなされているかを述べる.
著者
井口 昌平
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.82-85, 1965-04-01

生活および生産活動と水との関係をますます詳しく関連づけて考えなければならなくなりつつあることを考慮して,hydrologyという科学にこれまでどのように定義が与えられ,また日本においてそれをどのように命名してきたかを系統的に解説する.