出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.892, pp.3-5, 2009-01-26

東京タワーが08年12月23日に開業50年を迎えた。客足の鈍った時期もあったが、近年は小説や映画の舞台になったことで再び注目を集めている。50周年記念日には2万人以上が訪れた。写真:尾関弘次 建設中の東京タワーの様子。テレビ電波の送信やマイクロウエーブの中継など、「総合電波塔」としての機能を核に計画された。
著者
姜 裕文
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.791, pp.62-65, 2005-03-07

インタビュー4人目は建築家ではなく、ベンチャー経営者。リプラス代表CEOの姜裕文氏だ。不動産ファンドによるコンバージョン事業と、家賃保証事業を両輪に急成長しているリプラス。異分野から参入してきた姜氏には、建築業界がどう見えているのか。 リプラスの設立は2002年9月。売り上げは2003年が約10億円、2004年が約36億円と急成長。昨年12月には、東証マザーズに上場を果たした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.989, pp.80-86, 2012-12-10

かつては違法風俗店がひしめいていた横浜・黄金町(こがねちょう)付近。高架下のスタジオ整備が完了し、近辺の小規模店舗も横浜市による借り上げが進む。アートイベントを機に改修し、アーティストのアトリエとして活用する。 今年で5回目を迎えた「黄金町バザール」が2012年12月16日まで開催中だ。9月にプレイベントを開始し、10月中旬にイベント本番の開幕を迎えた。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.897, pp.16-21, 2009-04-13

名古屋市のビジネス街の中心地、伏見地区のオフィスビルを建て替えた。既存の建物は、旧日本興業銀行の名古屋地区の拠点でもあった名古屋興銀ビル。伝統と格式、重厚さが特徴だったが、興和不動産はイメージの一新を求めた。 「誰もが第一印象で美しいと感じる洗練されたデザイン。街の活性化にも貢献するエレガントなビルにしたいと考えた」と興和不動産の名倉三喜男社長は語る。
著者
倉方 俊輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.813, pp.巻末11-13, 2006-01-09

外観の第一印象は「CGと同じ」だ。透明なボックスを白いスロープが囲む。ガラスも壁も平滑で、モノとしての重さが感じられない。窓枠や取っ手が表面に表れていないので、スケールも機能もよくわからない。ヒントは奥に誘うような回廊だけ。 グエナエル・ニコラのスタジオ兼住宅「C1(CURIOSITY ONE)」。ニコラが基本デザインを行い、2005年11月に完成した。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.849, pp.88-91, 2007-05-28

旧中山道沿いの街並みから少し奥まったところに、その建物は見えた。白い。それが第一印象だ。場所は群馬県西部にあるかつての松井田町。現在は合併したため安中市となっている。 この建物は白井晟一の設計により1956年に完成。
著者
宮沢 洋 萩原 詩子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.918, pp.83-85, 2010-01-25

共用部を活用する賃貸集合住宅が増えてきた。その形態や運営方法は様々で、呼び方も統一されてはいない。ここでは、エントランスや廊下ではなく、"生活そのものにかかわる共用施設"を持つ賃貸住宅を仮に「施設共用型賃貸」と呼び、その現状や将来性を探る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.759, pp.10-14, 2003-12-08

て主の中部熱工は、掛川市郊外にある熱処理の会社だ。自動車やオートバイなどに使用する金属部品を炉で熱して、強度を高める。昔風の呼び方で言えば「鍛冶屋」だ。同社が既存の工場の北側に増築した新工場は、東側にしか壁がない。金属部品を炉に出し入れする様子が周囲からまる見えだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.956, pp.46-53, 2011-07-25

柱や梁を建物の外周に出したアウトフレーム構造の超高層ビル。外観を特徴付けるほか、耐震性や機械設備だけに頼らない環境性能も確保する。アウトフレームは100%のプレキャスト化を実現した。 東京都港区の赤坂見附交差点。白い格子を外装にまとった超高層ビルが全貌を現した。鹿島が自社の旧本社跡地で設計・施工するAKASAKAK-TOWERだ(写真1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.937, pp.44-49, 2010-10-25

サッカー場4面分の太陽電池パネルが、東京国際空港(羽田空港)国際線の新貨物ターミナルで本格稼働を始めた。需要増が期待される"薄膜シリコン"の太陽電池パネルでは国内最大規模を誇る。 幅40mの太陽電池の帯が360mも続く。下の写真は10月21日に開業した羽田空港国際線のエアカーゴターミナルで、第1国際貨物ビルと呼ばれる建物の屋上だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.664, pp.90-93, 2000-04-17

内圧が低下した空気膜が台風の強い風にあおられて破損——。空気膜の構造上の弱点を突いたとも言える事故が1999年秋,熊本市内にある「パークドーム熊本」で起こった。空気膜構造は内圧が適正に維持されていると強風にも耐えるが,台風による窓の開放や停電などでその前提が崩れて膜がばたつき,大きく破損する結果となった。
著者
斎藤 優
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.815, pp.84-87, 2006-02-13

ひび割れを発見するには、型枠を外したすぐ後がよい。穂高工房に協力してコンクリートの修復に取り組むサイトー工業の斎藤優代表はこう語る。ひび割れが生じやすい個所や、ひび割れの原因が見過ごされている個所など、現場で目を光らせる点を解説する。(本誌) 建築に携わる技術屋は、「コンクリートにひび割れはつきもの」と言う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.803, pp.69-71, 2005-08-22

事故台風で屋根葺き材の約半分が脱落、飛散原因屋根の固定強度の設定が不十分対処2900万円かけて強度を高める 2003年3月に竣工したばかりの山口情報芸術センターが、2004年9月の台風18号によって屋根材が飛散する被害を受けた。脱落、飛散した屋根葺き材は屋根面積の約半分に相当する2540m2に上った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.937, pp.36-43, 2010-10-25

ユニクロは、国内初のグローバル旗艦店を大阪・心斎橋にオープンした。恒久的な建築の外装材としては初めて、ETFE(エチレン四フッ化エチレン共重合樹脂)フィルムを採用。夜はLED照明で様々に変化する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.820, pp.24-29, 2006-04-10

飲食店からブランドショップまで93の店舗が入居する商業施設エリア。このうち初出店は22店、既存店の新業態は26店、旗艦店は74店に及ぶ。 森ビルがテナントを選ぶ際に重視したのは、表参道に対するこだわりだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.989, pp.38-41, 2012-12-10

冬は日中の暖かさを、夏は夜間の涼しさを潜熱蓄熱材に蓄えて、その放熱効果を生かす手法に挑んだ。寒さ対策には有効だったが、暑さ対策には、夜間の外気温が想定より下がらず課題を残した。 本多健建築設計室(東京都中央区)の本多健氏は、自ら設計した自邸「えるいえ」(写真3-1、図3-1)のリビングで、潜熱蓄熱材(以下、蓄熱材)を利用した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.706, pp.60-63, 2001-11-26

徳島県北島町が発注した体育館工事で,アンカーボルトの約3割が,施工図の規定より短いことが判明。別のボルトを重ねてミスを隠ぺいしたものもあった。施工管理と工事監理のあり方が問われている。 徳島県北島町の北島北公園総合体育館新築工事は,施工ミスが発覚し,工事が一時中断した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.818, pp.33-35, 2006-03-20

都市型住宅ブランド「東京ハウス」の第一号プロジェクトで、約36m2の敷地に建築面積約25m2で建つ。うなぎの寝床や旗ざお地など東京をはじめとする都市部に多い敷地形状に合わせて、三つのプロトタイプをあらかじめ用意して、建て主が気に入ればデザインを購入するというビジネスモデルだ。第一号とあって、設計者は「うなぎ001」の設計とプロトタイプの設計を平行して進めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.893, pp.52-57, 2009-02-09

フランス北東部の都市、メスに、パリのポンピドー・センターの分館として計画された美術館。2003年の国際コンペで、坂茂建築設計が当選した。 パリのポンピドー・センターには5万9000点の所蔵品があるものの、多くは一般公開の機会を得られないまま眠っている。これらの展示機会を増やして、今後さらに増える収蔵品の展示に対応するのが分館建設の狙いだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.943, pp.56-63, 2011-01-10

大多喜町役場は建築家、今井兼次(1895-1987年)の代表作の一つで、59年度の建築学会賞受賞作だ。築50年目に行われた公開設計競技で、千葉学氏が当選。原設計の軸線を生かした増築棟が、このほど着工した。 2009年に実施された「大多喜町庁舎建設設計業務プロポーザル」。最終選考は同年4月18日、一般公開で行われた。