出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.693, pp.別6-11, 2001-05-28

書籍や文具などインターネットで買える商品はどんどん増えている。しかし,現物がない注文住宅はそれらと違い,インターネットで扱うことは難しいと考えられてきた。昨年4月に積水化学工業が販売を開始した「@ハイム(アットマークハイム)」はそんな常識を覆す住宅だ。発注者の意識の変化を巧みにとらえた商品だと言える。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.28-33, 2014-01-10

東京五輪で変わる街湾岸部東京五輪に向けて最も変貌するのが、晴海や豊洲、有明などの湾岸部だ。五輪競技施設が集中し、選手村の開発も始まる。既に超高層マンションの建設が相次ぎ、豊洲新市場の完成で、観光地としての存在感も強まる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.919, pp.18-21, 2010-02-08

バンクーバー冬季五輪が、2010年2月12日に開幕する。この五輪では、競技施設の建設に木材を積極的に取り入れ、世界に向けて木造建築の可能性を示そうとしている。環境に配慮し、米国グリーンビルディング協会(USGBC)の環境性能評価システムLEED(LeadershipinEnergyandEnvironmentalDesign)の認証を取得しているのも特徴だ。
著者
安藤 忠雄 平島 寛
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.685, pp.32-37, 2001-02-05

昨年,産業廃棄物の不法投棄で社会的関心を呼んだ香川県・豊島てしまに緑を取り戻そうと,住民側弁護団長の中坊公平氏と共同で「瀬戸内オリーブ基金」を創設した。淡路夢舞台では,建築にかかわった人たちの同窓会を開いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.899, pp.44-47, 2009-05-11

がらんとした大阪府庁舎本館の3階の一室。少し前まで、ここでは庁舎移転構想推進チームの11人がせわしなく働いていた。チームの解散に伴い、メンバーはそれぞれの所属部署へ戻りつつある。空き机を前につぶやく総務部庁舎管理課の杉原繁参事もその一人。「移転案は、長年の懸案だった庁舎問題を解決し、まちづくりにも変化を起こすという、一石二鳥を狙った妙案だったのだが…」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1021, pp.70-73, 2014-04-10

地下鉄始発駅は賃貸住宅では人気の高いエリア。改札の目の前に建つ白い複合ビルは、店舗の大開口を街に開く。その上に並ぶ控えめな窓は、西日とプライバシーに配慮した住戸だ。 不動産賃貸事業において、駅に近いことは大きな利点だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.964, pp.42-45, 2011-11-25

ニュージーランド・クライストチャーチ市近郊で2月に起こった直下型地震で、倒れたビルの崩壊メカニズムが次第に明らかとなってきた。躯体の偏心や靭性の不足などが大きな要因として浮かび上がった。 ニュージーランドの建築住宅庁は2011年9月末、地震で倒壊したり、躯体に重大な損傷が生じたりしたビルを対象に、構造的な原因を調べた中間報告書を公表した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.811, pp.82-85, 2005-12-12

超高層ビルは、中低層ビルより耐震安全性が高いというのが通説だ。構造技術は進歩しているが、長周期地震動の経験はほとんどない。未検証の部分は多く、学識者らが構造面の不安要素を指摘している。 パソコンの画面上で、緑色に着色された超高層ビルの骨組みが揺れ始めた。ゆらり、ゆらりと上層部が左右に揺さぶられる。約30秒後、下層部で梁の端部が黄色に変わった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.740, pp.20-23, 2003-03-17

イツ南部のベルンリートに設けられたこの博物館は,第二次世界大戦下におけるドイツ潜水艦とそのクルーの物語で,映画にもなった「ダス・ブート(Uボート)」の著者,ロータル・ギュンター・ブッフハイム氏が世界中から収集した奇妙なコレクションを展示している。ミシシッピ湖岸に向かってなだらかに下る傾斜地に建ち,ストライプ状に長く延びる屋根スラブやデッキの白い色が,緑の地形…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.940, pp.44-54, 2010-12-13

千葉市の土気にオープンしたホキ美術館は、現代写実絵画を展示する個人美術館だ。空中に約30mも張り出したギャラリーが、通りがかった人々を内部へと誘う。 裸婦や自然の風景などを緻密に描いた絵画を約300点も所蔵したホキ美術館が、「写実の殿堂」をうたって11月3日にオープンした。 展示したのは、館長の保木将夫氏が収集してきた作品。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.950, pp.58-63, 2011-04-25

地盤の液状化現象が広域で発生、上下水道が寸断して多くの戸建住宅で不同沈下被害が生じた千葉・浦安の埋め立て地域。現地に住む建築専門家は、液状化した深さ7m付近の地層を超えていなかった杭や地盤改良は、全く効果がなかったとみる。 浦安市における埋め立て地は、市総面積の4分の3、13km2に達する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1029, pp.66-69, 2014-08-10

柏の葉スマートシティ・ゲートスクエア(千葉県柏市)公道またぐ電力融通で26%ピークカット余った電気は、足りない施設へ─。街全体でエネルギーの平準化を図るスマートグリッドが、民間の大規模開発で本格稼働した。公道をまたぐ異なる用途間の電力を融通し…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1033, pp.36-38, 2014-10-10

事例コンビニ出店の迅速化を支援品質の高い建物を早く入手して事業効率を高める。そんな発注者ニーズに応えるには川上段階で迅速な意思決定ができる仕組みづくりが不可欠だ。先進的な民間発注者はBIMを自らの業務プロセスに取り込もうとしている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.738, pp.20-23, 2003-02-17

京・虎ノ門の築31年のオフィスビルをリニューアルし,借り手の改装を許可するなどの画期的な方法で運営する賃貸オフィスビルが生まれた。 このビルを所有しているのは安田不動産。部屋の内部は入居者が自由に変えられるように,コンクリートむき出しの壁などシンプルなものだ。
著者
藤森 照信
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.669, pp.132-135, 2000-06-26

藤森教授,一人親方焼酎工場に踏み込む。内部のあまりの男ヤモメぶりに驚嘆し,ダダをこねず大人の対応。 工場の中に入って様子を見,作業の労苦を知って,設計はひとまず"おあずけ"となった。新しい建物を作るより,作業の労苦の減少に資金を振り向ける方がいい,と思ったのだった。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.833, pp.8-15, 2006-10-09

格子状の柱と梁がガラスボックスを囲むように立ち上がる。特注の陶板で覆った柱と梁を極力、細くすることで「風格」と「透明感」を両立させている。「これまで、構造を意匠として表現することを設計の基本テーマにしてきた。今回は繊細な構造でありながらも風格と力強さを表現したいと考えた」と設計を担当した日建設計設計室長の江副敏史氏は話す。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.770, pp.75-77, 2004-05-17

北京オリンピックの開会式や閉会式に使われるだ円形のスタジアム。長径約310m、短径約260m。開閉式屋根のあるスタジアムとしては世界一の規模となる。オリンピック開催時の収容人数は10万人で、オリンピック後には8万人収容に変更される。スタジアムの完成は2006年12月の予定だ。
著者
藤村 龍至 金野 千恵 伊庭野 大輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1018, pp.57-59, 2014-02-25

図1は本特集で取り上げた100人の出身大学(最終学歴)を示したものだ。東京大学が21人で最も多かったが、同大学は他大学からの大学院進学者が少なくない。2位の早稲田大学は建築学科の学生数が国立大学に比べて多い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.962, pp.61-65, 2011-10-25

豊川稲荷表参道の商店街では、地域の大学と店主たちが四つに組んで、昭和レトロをテーマにした店舗へ改修を進める。毎月のイベントで地元と打ち解けた学生が、ジオラマ模型を使って店主らと調整を重ねている。 日本三大稲荷の一つに数えられる愛知県豊川市の豊川稲荷。その門前町として発展してきた豊川稲荷表参道には、昔ながらの商店街が残る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.696, pp.40-43, 2001-07-09

建築関係者の収入は相変わらず厳しい状態が続いている。本誌読者を対象に2000年の年収を調査した結果,設計事務所勤務者の厳しさが浮き彫りになった。設計事務所勤務者は,建築界の4業種のうち最も平均年収が低いうえに,その半数近くが前年に比べて年収を減らしている。