著者
近山 隆
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.400-401, 2013-03-15

SamurAI Coding 2012 は,若い世代から将来第一線の研究者や開発者になりうる,また世界市場を舞台に活躍できる人材を育てることを目的として,情報処理学会が主催したプログラミングコンテストである.本稿では,このイベント企画の狙い,競技内容,世界数地区において実施した予選や2012年12月9日に実施した決勝の結果等について概説する.
著者
藤田 礼子
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.1140-1145, 2012-10-15

本稿は,観光政策におけるICTの重要性が高まっている中,①外国人の訪日促進に関する情報発信と受入環境整備,②旅行者の動向分析におけるICTの活用について,最近の動向を取り上げている.具体的には,日本政府観光局(JNTO)の多言語観光情報ウェブサイトによる海外発信,ICTの活用による訪日外国人の移動容易化等のための情報提供や無料公衆無線LAN環境の整備の促進,東北観光博におけるICTの活用,東京スカイツリー周辺におけるICTを活用した流動調査について紹介する.
著者
五十嵐 健夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.84-85, 2013-01-15
著者
西田 豊明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.542-546, 2000-05-15
被引用文献数
9

ネットワーク社会における知の創造と伝承の支援は,これからの情報処理技術が向かうべき方向の1つである.本稿では,ネットワーク社会における新しい知のプロセスの担い手として大きな役割が期待されているネットワークコミュニティに注目し,ネットワークコミュニティにおける知のプロセスを支援するテクノロジーの研究開発の進め方について論じる.
著者
舘 知宏
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.114-120, 2013-01-15

折紙は紙を折ることでさまざまな形を作る伝統的な遊び・創作活動ですが,近年ではORIGAMIとして国際的に広まっています.本稿では,折紙のファブリケーションへの応用について,その可能性とデザインの基礎となるコンピュテーショナルな手法について概観します.折紙の「かたち」の応用として,一枚のシート材からの成形とそれを可能とする可展面の幾何学,曲線折り,デザインのためのアルゴリズムを紹介します.折紙の「うごき」の応用として,立体形状の折り畳みと変形機構に関連した,平坦折り可能性,剛体折り紙という折紙の数理モデルを紹介します.最後に関連するソフトウェア・ツールを紹介します.
著者
上村 務
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.p238-247, 1989-03-15
著者
伊藤一成
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.52, no.8, pp.1026-1029, 2011-07-15
著者
勞世こう 山口 修
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.319-326, 2009-04-15

近年,デジタルカメラやビデオカメラなどのデジタル画像機器の普及とコンピュータの処理能力の向上に伴って,顔画像のデジタル処理を手軽に行うことができるようになってきた.顔画像処理技術は大きく2種類に分けることができる.まずは,顔を理解するための技術として,顔検出,顔トラッキング,個人識別,性別年齢推定,表情推定,顔の疲れや眠気の推定の技術が広く研究されている.また,顔を表現する技術として,美肌補正,美白補正,赤目補正,表情合成,自動似顔絵作成,デジタル化粧などの研究開発も急速に広がりを見せている.本稿では,2回にわたってこれらの最新動向を紹介する.1回目は顔を理解するための要素技術の動向,2回目はアプリケーションについて紹介する.
著者
山岡 正輝 廣田 和也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.522-527, 2004-05-15
参考文献数
8

欧州連合(EU : European Union)に加盟する15カ国(以下,この地域を欧州と呼ぶ)は,各加盟国の自主性を尊重しながら,欧州憲法の制定やユーロという単一通貨の導入など,各国の枠を超えた共有圏の実現を目指している.当然のことであるが,このような欧州の大方針は,電子政府実現に向けての欧州の取り組みにも大きな影響を与えている.各国ごとに自律している既存の電子政府システムを活かしながら,国を超えた電子政府サービスの実現を図ろうとする試みがされているのである.このように,EU各加盟国の電子政府システムの自律性を尊重しながら,欧州共有の電子政府実現を目指して,各加盟国の電子政府システムの相互運用性(インターオペラビリティ)確保に重点が置かれていることが,電子政府実現に向けての欧州の取り組みの特徴の1つであるといえる.米国では,電子政府システム構築計画の策定にあたり,IT投資やITシステム管理を最適化するための政府行政機関全体の設計図(Federal Enterprise Architecture)1)を構築することの重要性が指摘されている.これとは対照的に,欧州では,自律している既存のシステムのインターオペラビリティを確保するためのアーキテクチャを構築し共有を図ることが重視されている.本稿では,欧州の電子政府施策について,インターオペラビリティの確保に焦点をあて,具体的な事例を紹介する."
著者
川村 秀憲 鈴木 恵二
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.11, pp.1146-1152, 2012-10-15

観光情報学の実践フィールドとして,北海道大学周辺の約120の飲食店を舞台に二次元バーコードによる電子スタンプラリー「北大グルメエキスポ」を開催し,ログデータの解析を行った.本稿では,なぜイベント開催をフィールドとして研究を展開することに至ったのか,そしてイベント開催と観光情報学の研究を通して何を目指すのかについて述べる.
著者
岡村 耕二 平原 正樹 大森幹之 浅原 雄一 渡辺 健次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1198-1203, 2002-11-15
被引用文献数
1

九州ギガポッププロジェクトとは,研究開発機関群が,日常的なインターネット利用とは独立に研究開発型インターネット接続を持ち,複数のインターネットバックボーンへ接続する際に,ギガポップと呼ぶアクセス回線集約機構を協調して準備する,次世代相互接続アーキテクチャおよび研究開発インフラ構築に関する研究開発である.
著者
櫻井 保志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.47, no.7, pp.755-761, 2006-07-15
被引用文献数
4

ユビキタスコンピューティングという言葉があるように,今後センサの小型化や低価格化によって,大規模なセンサネットワークがさまざまなところで構築されるようになると考えられる.その際に,大量のセンサから送られてくる時系列データ,すなわちデータストリームを高速に分析するストリームマイニング技術は非常に重要になってくる.ストリームマイニングの研究には,探索,トレンド検出,予測などさまざまな取り組みがあるが,本稿では,各々の取り組みから代表的な技術を紹介する.さらに,最新の取り組みとして,ストリームからの遅延相関検出技術を紹介する.この技術によって,たとえば類似したトレンドのストリームを出力するセンサ群をリアルタイムに検出したり,あるいは故障によって異常値を出力するセンサを即座に発見することが可能になる.