1 0 0 0 OA 信州の純米酒

著者
今井 謹也
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.15-18, 1979-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
6

日本酒を飲まない階層が目立っている。その責任を食習慣の変遷のせいにして放置することはできない。油料理でも肉料理でも物ともせず, 軽くのどを下る酒にしなければならない。者著は純米酒の旗印の下にそれを達成しょうと説いている。
著者
高橋 康次郎 吉沢 淑
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.14-20, 1986-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
7

酒質の多様化や製造コストの逓減をはかるため, 承認規準の特例取扱いが認められ, これに伴う試験醸造が本酒造期行われることとなった。すなわち原料白米の一部に施行令第二条に掲名されている穀類, でん粉やこれらのこうじが清酒の原料として使用できることとなった。そこで新たに使用できる原料の品質, 製造工程と製成酒への影響を検討した結果について解説していただいた。
著者
石川 善三
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.230-233, 1973

比較的低圧で脱脂大豆の原料処理方法はキッコーマン醤油KK, マルテン醤油KKの特許があるが, これを実際に製作して販売している機械業者はあるけれども, これらの会社は重要な窒素溶解利用率についてはあまりふれたがらない。本論文は福島県協業工場の石川部長の筆になるものでその点精しく記してある。本工場の場合平均88.2%であって目的の90%以上にはまだ達していないけれども従来方法 (NK缶) より5%向上している。このような実際上の問題はあまり記したがらないようであるが, 発表していただいた工場幹部に謝意を表したい。
著者
長倉 保
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.10, pp.723-725, 1973-10-15 (Released:2011-11-04)

70万都市の江戸, この巨大消費市場にたいして展開される近畿, 東海の1200有余の醸酒家の競争0酒造業を体制維持のために掌握しようとする幕府。僧坊の酒から商品である都市の酒へ発展した近世の酒造業の姿である。
著者
内藤 欽一
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.9, pp.757-761, 1972-09-15 (Released:2011-11-04)

ブドウ酒の酒質は, 原料ブドウによってほとんど決定されるが, 国内の供給バランスは, 生食用が大部分である。最近諸外国から優良品種のブドウや濃縮果汁が輸入され, この結果国内, 外国産の価格品質におよぼす問題をのべている。
著者
池見 元宏 斎藤 久一 小泉 武夫 野白 喜久雄
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.76, no.12, pp.831-834, 1981-12-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
21
被引用文献数
1

1. 秋田県産市販清酒特級酒5点 (本醸造酒3点, 純米酒1点, 吟醸酒1点), 1級酒7点 (本醸造酒3点, 純米酒1点, 純米吟醸酒1点, 普通1級2点), 2級酒6点 (いずれも普通酒) の合計18点を試料として各種タイプ別清酒の成分比較を行った。2. 一般成分の分析から純米酒, 本醸造酒は味の濃醇な清酒, 2級酒はアミノ酸度が少く, 糖分, 日本酒度が高い淡れい甘口型であることなどを知った。3. 微量成分としては3ーデオキシグルコソン値, アルデヒド量, フーゼル油, エステル, ケト酸, フェリシアナイド還元値を比較したところ, その含有量には清酒のタイプ別により特徴的差が見られた。4. 有機酸の組成では純米酒にコハク酸, リンゴ酸が多いこと, アミノ酸組成でも清酒のタイプ別でその構成比が異なることを知った。5. 香気成分では吟醸酒が高級アルコール類およびエステル類ともに多量で, 級別では特級<1級<2級酒の順位であり, 高級酒に香気成分が高い傾向にあることを知った。
著者
木村 武
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.11, pp.775-780, 1986-11-15 (Released:2011-11-04)

飲酒と健康問題は古くから繰リ返し議論されている。本論文はカナダにおいて実施された健康意識と飲酒形態との調査結果を要約したものである。日本における実情と一致するか否かは別として, ここに紹介する。