著者
柴田 碧
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.8, pp.388-398, 1968-08

原子力発電所の耐震設計に関する諸問題の展開を,本所における研究と関連させつつ述べた.
著者
糸川 英夫 熊谷 千尋
出版者
誠文堂新光社
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.11-16, 1951-01-01

よいヴァイオリンとわるいヴァイオリンは科學的にどう違うが古い名器に優るものが今日の技術で作り得るか.いままでの研究結果をまとめるとこれは可能らしい技術家は名器を安價に多量生産する夢を見ている.
著者
山辺 武郎 高井 信治
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.9, pp.530-535, 1969-09-01

海水成分の総合利用の観点からその徴量成分を取り上げ,とくにウランの分離について述べた.海水の微量成分の分離法として沈殿吸着法と起泡分離法について一般的に解説し,ウランの分離についての現状について述べた.最後にウランの製錬について簡単に述べ,海水からのウランの分離との関連から種々の問題点を指摘した.

2 0 0 0 IR 雷と送電線

著者
藤高 周平
出版者
誠文堂新光社
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.7, pp.290-294, 1950-07-01

今年もまた雷の季節とつた.タ立とともにわたしたちに凉風をおくる雷も,送電線に落雷しでは大都市も一瞬のうちに暗黒の巷に化するいたずらものである.とくに現有施設の全能力をあげて送電しているわが國の現状てはその對策はもつともいそがれている.送電線に架空地線をはることは電撃豫防に有効な方法だが,殘念ながら完全とはいえない.そこでもし被害をうけた地點がただちに判定されれば,修理に要する人手と日數をきわめて節約できるであろう.これには有望な方法がある.ここにこれらに關して筆者の行つた最近の研究を紹介しよう.
著者
石川 榮耀
出版者
誠文堂新光社
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.2, no.10, pp.414-417, 1950-10-01
著者
横山 禎徳
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.283-285, 2022-08-01 (Released:2022-09-22)

「社会システム・デザイン」も30 年を経て,パラダイム・シフトに直面している.その原因は技術,特に,ISDT(Internet, Sensor & Digital Technology)の急速な展開と応用分野の広がりである.人々の価値観も変化している.このような状況を取り込んだデザインが必要だ.その中で重要な視点は一般大衆がそのような変化についてこれず,遅れた情報で判断していることから起こる悪循環が広がることだ.そのためにはサイエンス・リテラシーを上げることが重要な課題である.
著者
石山 一樹 合原 一幸 鈴木 秀幸
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.251-255, 2016-05-01 (Released:2016-05-30)
参考文献数
5

今後,再生可能エネルギーによる発電の割合が増加した場合,電力会社は不安定な発電量に応じて電力価格を調整することで,需要量を制御することが考えられる.一方で,このような価格の調整により,過度な需要の集中が一定の確率で発生することを示す数理モデルが最近提案されている.本研究では,このモデルに少し変更を加えることで,こうした現象がどれだけロバストに現れるものなのかを調べ,価格が正規分布やランジュバン方程式に従う場合には,ある程度の変更を与えても普遍的に見られる性質であることを示した.また,需要の分布の理論的解析を行い,その結果が数値実験とよく一致することを確認した.
著者
金井 純平 川口 健一
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.6, pp.341-344, 2017-11-01 (Released:2017-11-30)
参考文献数
13

津波からの避難の際,高所への移動が困難な場合に対し,最後の手段として,ごく小さな空間を確保し避難する「津波用パーソナルシェルター」が様々に考案されている.本報では,現在製造されている津波用パーソナルシェルターや,搭乗者の人体傷害基準を調査し,シェルター内における生存時間を内部の酸素量に基づいた人体耐性的な見地から考察した.津波用パーソナルシェルターの製品はその規模によって大きく2種類に区別でき,うち小型のものは,搭乗者の安全性評価や,酸素量から見た生存時間に関して検討が必要であることがわかった.
著者
藤生 慎 大原 美保 目黒 公郎
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.453-457, 2013

我が国では近い将来,大規模地震の発生が懸念されており,莫大な数の建物被害が想定されている.これらの建物被害に対して迅速に被害認定を行い生活再建のための罹災証明書を発行するためには,莫大な数の人材が必要となる.しかし,危険かつライフラインが途絶した環境の被災地内に多くの調査員を派遣するには,調査員の安全や衣食住の確保に関する問題など,多くの困難を伴う.そこで筆者らは,地震後の迅速な被害認定・罹災証明書発行のために,ITを用いて被災地内と被災地外を有機的に結び付け,被災地外の人材を有効活用することを可能とする遠隔建物被害認定システムを提案した<sup>1), 2)</sup>.本稿では,提案システムのうち被災地内の要員が被災建物の写真撮影を行うプロトタイプシステムの開発,要素技術の検討,被災地内からの写真アップロードシステムを用いた実証実験について述べる.
著者
本間 裕大
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.243-245, 2021-08-01 (Released:2021-09-11)
参考文献数
3

社会は,意思決定の連続で成立しているが,その結果である社会を振り返ると,どうも「より良い≒最適な」状態から乖離しているのでは,と感じざるを得ない場合もある.このような乖離が生じる背景には,社会全体としての最適状態と,各々の主体が合理的な行動をとったときの均衡状態とが異なるため,であることが知られている.本稿では,社会最適と均衡状態それぞれを求める簡単な数値例を示しながら,両者の特徴を提示し,広い視野をもつ重要性と難しさとを議論したい.
著者
沼田 宗純 高津 諭 山内 康英 中井 佳絵 目黒 公郎 伊藤 哲朗 平松 進 伊妻 伸之 赤津 善正 佐藤 勝治 二上 洋介 大関 将広 土井 祐司 田中 朝子
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.471-480, 2016-11-01 (Released:2016-11-29)
参考文献数
3

本研究は,石巻市における避難訓練の結果を報告するものである.2015 年11 月15 日(日曜日,天候:雨)に石巻市総合防災訓練において,各避難所と災害対策本部の情報共有を支援し,効率的な避難所運営を実施することを目的として避難所情報共有システムCOCOA を用いた検証を行った.COCOA は沼田研究室が開発している避難所情報共有システムである.本訓練により,各避難所における避難者数をリアルタイムに把握でき,効率的に避難者名簿も作成されるため要配慮者の把握も容易にできるなど,時系列的な状況変化に応じた効率的な避難所運営が実施できることが確認できた.
著者
石井 和之
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, pp.233-237, 2020-05-01 (Released:2020-06-13)
参考文献数
24

赤色光又は近赤外光(> 650 nm)は,生体組織透過性が高い.フタロシアニンは,赤色又は近赤外光領域に強いQ 吸収帯,蛍光を示し得ること,及び効率良く一重項酸素を生成し得ることから,生物学的応用に有用である.新規光線力学的治療用光増感剤,ビタミンC 検出用蛍光プローブの開発の観点から,フタロシアニンの光生物学的応用について紹介する.
著者
伊藤 哲朗 牧野 浩志 藤井 健 大口 敬
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.303-307, 2021-11-01 (Released:2021-12-01)
参考文献数
6

オリンピック等のビッグスポーツイベントや国際博覧会などの大規模イベントを開催する場合,雑踏事故警備には細心の注意が必要である.また,地震・テロ等の突発事象の発生も想定した対策が必要であり,施設等のハード面の対策と運営上のソフト面の対策が求められる.このため,あらかじめ事故防止のための事前の準備であるリスクマネジメントと事案発生時を見据えたクライシスマネジメント両面の対策が不可欠である.本論文では,大規模イベントにおける雑踏警備の基本的要素を整理し,雑踏警備を行う上でのハード・ソフト両面の危機管理を考える.
著者
鈴木 高宏
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.123-128, 2013-03-01 (Released:2013-06-19)
参考文献数
4

長崎県が五島列島地域において進めているEVとITSの実導入・実運用プロジェクト「長崎EV&ITS(エビッツ)プロジェクト」では,100台規模のEV導入からEVでストレスなく島を巡れる環境として急速充電器,ITSスポット等の整備を行い,「未来型ドライブ観光」モデルの構築による地域活性化を目指している.本稿では,その進捗状況の報告に加え,国内外にも先駆けたプロジェクトをきっかけに,直接間接に関連する様々な分野における取り組みが始まってきている.そうしたいくつかの事例についても紹介を行う.