著者
中村 博一
出版者
文教大学大学院言語文化研究科付属言語文化研究所
雑誌
言語と文化 (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
no.24, pp.285-303, 2011

Nollywood is one of the key issues in the contemporary African media worlds. Since 2001 I have conducted my research on video culture in Sokoto, Northern Nigeria. In this article I trace some developmental processes of popular market literature and video-movie among the Hausa-speaking people, and try to analyze kungfu video-movies produced in Sokoto, as resulting from watching Hong Kong movies for several decades.
著者
山本 卓 藤井 仁奈
出版者
文教大学大学院言語文化研究科付属言語文化研究所
雑誌
言語と文化 (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.140-156, 2009-03 (Released:2011-11-04)

Dans Délire I, un des chapitres d'Une saison en enfer, le monologue de la Vierge folle raconte la relation du couple, Vierge folle et l'Époux infernal. Nous allons analiser la structure de la narration pour éclaircir la relation de ce couple, et la présence du locuteur qui apparaît momentanément au début et à la fin de ce chapitre.
著者
Abass Folake
出版者
愛知大学語学教育研究室
雑誌
言語と文化 (ISSN:13451642)
巻号頁・発行日
no.16, pp.45-62, 2007-01
著者
岡田 仁 OKADA Hitoshi
出版者
岩手大学人文社会科学部
雑誌
言語と文化
巻号頁・発行日
pp.117-132, 1993-03-20

イェイツ(W.B.Yeats)の詩集『塔』は1928年の出版で,主に1920年代に書かれた詩を集めている。これらはイェイツ60歳前後の作品ということになる。この頃イェイツは,内乱の危機を孕みながらもどうにかイギリスから自治権を獲得した新生「アイルランド自由国」の上院議員に選ばれ,翌1923年にはノーベル文学賞を受賞している。個人生活の面では,25年にわたるモード・ゴン(Maud Gonne)への求愛をついに諦め1917年に結婚した30歳近く年下の妻との間に一男一女を儲けて安定した家庭生活を送っていた。この家庭生活は二つの点でイェイツにとって非常に大きな意味を持つことになった。1914年出版の詩集『責任』の冒頭の詩で,イェイツは自分の祖先の血筋を誇り,それを受け継ぐ子供が自分にないことを祖先に詫びていた。1) イェイツにとって家庭を持つことは,文化的伝統の継承と言う意味でも,「責任」の一つだったのである。そして,結婚によって,イェイツは三つの重要な責任を全て果たすことができることになった。すなわち,アイルランド文芸復興を通じて行ってきた独立運動(また,上院議員としての活動)による国家に対する責任,一生続いた真摯な詩作活動(表面的には,ノーベル文学賞受賞)による文学に対する責任,そして家系に対する責任である。さらに,この責任の全うが,実は,「功なり名を遂げた」詩人の完成ではなく新たな出発であったところにイェイツの真の偉大さがあったと言えるだろう。
著者
佐々木 肇
出版者
岩手県立大学
雑誌
言語と文化 (ISSN:13475967)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.ii-iv, 2004-01-31