著者
藪 謙一郎
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.136-143, 2018-03-01 (Released:2018-09-01)
参考文献数
43
著者
梅村 晋一郎
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.114-122, 2017 (Released:2017-08-01)
参考文献数
19
著者
長田 典子
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.186-191, 2021-03-01 (Released:2021-04-01)
参考文献数
17
著者
山﨑 瑞己 櫻井 美緒 三浦 雅展
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.182-189, 2016-04-01 (Released:2017-07-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

音楽作品の時代変遷を信号処理により調査するため,音響信号で表されたアニメソングを対象として公開年代の推定可能性を検討している。618通りのアニメソングに対し音響パラメータを算出しクラスタリングを行うことで,10年及び20年での年代における傾向の変化が示されている。また,年代推定に有効な音響パラメータを検証している。得られたパラメータセットを用いてアニメソングの公開年代を自動推定したところ,55.3%の正解率が得られている。人間による公開年代の評価精度は,被験者10人による平均が48.3%であることから,提案手法は人間の判断に近い水準で推定できることが確認されている。
著者
小林 まおり 上野 佳奈子
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.212-220, 2017-04-01 (Released:2017-10-01)
参考文献数
8

本研究では,ホールにおけるフルート演奏音の聴感印象について,楽器の個性としての遠鳴り・そば鳴りの観点から検討した。実験では,ステージと客席で同時に収録した8本のフルートの演奏音を3次元音場再現装置で実験参加者に呈示し,各楽器についてそば鳴り・遠鳴りの評価を求めた。その際,遠鳴り・そば鳴りの定義や重視する聴感印象についてインタビュー調査を行った。その結果,定義については通説と概して一致するものの,評価時の着眼点は個人差があることが分かった。各フルートの評価は着眼点に応じて異なっていたが,比較的多数の実験参加者に遠鳴り・そば鳴りと評価された楽器については音圧レベル,及び倍音構造において共通の傾向がみられ,主観的評価との対応が確認された。
著者
有光 哲彦 岡崎 啓吾 戸井 武司
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.71, no.6, pp.267-275, 2015-06-01 (Released:2017-06-02)
被引用文献数
2

家電製品及び自動車などの省エネルギー化を背景に,夏場の空調環境では設定温度の上昇が望まれている。そのため,従来の室温設定による制御から発展した音環境や色環境,更には風環境を制御し,体感温度を考慮した室内環境の創造が求められている。本研究では,空調環境でのくつろぎ時を想定し,主観評価及び生体情報に基づく客観評価の観点から,体感温度に影響する音環境及び色環境の各条件を検討した。次に,それぞれの条件と体感温度との関係性から視聴覚モデルを構築した。更に,音環境及び色環境の複合刺激が体感温度に及ぼす影響を評価し,体感温度を効果的に変えられることを明らかにした。
著者
稲田 環 藤山 沙紀 岩宮 眞一郎
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.81-92, 2017 (Released:2017-08-01)
参考文献数
18
被引用文献数
1

映画などの映像作品の制作時において台詞終わりに音楽を付加する際に,最適な音楽の付加時点を明らかにするための印象評定実験を行った。音楽の最適付加時点は,台詞直後の時点ではなく,「怒り」の感情を表した台詞では0.5秒前後,「愛」の感情を表した台詞では1秒前後,「悲しみ」の感情を表した台詞では1.5秒前後の「間」をおいてからの時点であった。同時に実施した台詞のインパクトの印象評定実験により,音楽付加のタイミングの良さと台詞のインパクトに高い相関があり,最適な時点で音楽を付加した場合に台詞のインパクトが最大になることが分かった。本研究により,台詞と音楽をつなぐための「間」の最適な長さが,「台詞の表す感情」ごとに異なることが分かった。
著者
飯田 一博
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.181-188, 2017-03-01 (Released:2017-09-01)
参考文献数
28
著者
北村 達也 能田 由紀子 吐師 道子 竹本 浩典
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.118-124, 2019-03-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
13
被引用文献数
1

日本国内の15大学の日本語を母語とする大学生,大学院生を対象にして日常的な発話のしにくさの自覚に関するアンケート調査を行った。調査は質問紙法により実施した。回答のうち,言葉や聞こえの問題がないと回答した1,831名を対象に分析した。その結果,普段の会話で発音がうまくいかないと感じることが「ある」又は「どちらかと言えばある」と回答した者は全体の31.0%であった。男女別に分析すると,男性の35.5%,女性の24.4%が普段の会話で発音がうまくいかないと感じることが「ある」又は「どちらかと言えばある」と回答し,発話のしにくさを自覚する人は自分の音声が聞き返されることが多いと感じる傾向があった。