著者
雨宮 好文
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.831-836, 1991-07-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
13

電磁波は熱作用と非熱作用により生体に影響を与えるが, 熱作用を主な対象として電磁界強度を制限するための安全基準が各国で策定されている.現状では, これを越えるレベルの電磁波を放出しているデバイスもあり, 安全基準の運用に当たっては, さらにきめ細かい定め (電波を安心して使ってもらうためのマニュアル) を作っておく必要がある.
著者
横山 克哉
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.33, no.9, pp.680-687, 1979-09-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
34
被引用文献数
1

金属磁性粉塗布型テープは, 20年以上前から高密度記録に適しているとの観点から研究されてきたが, 種々の問題からなかなか実用化されなかった.昨年秋にようやくオーディオ用コンパクトカセットテープとして実用のはこびとなった.本稿においては, オーディオ用にかぎらず金属磁性粉塗布型テープの技術的な位置づけを, 磁気記録の原理からの考察, その性能, 製法, 実用化に当っての問題点, などから行うとともに, 本テープに関連して, 磁気ヘッド用の高Bsなコア材であるセンダストの研究も盛んになっているので, その動向についても解説した.
著者
田口 光雄 廣中 清弘
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 35.3 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.45-48, 2011-01-20 (Released:2017-09-21)
参考文献数
8

長方形導体板上に不平衡給電逆Lアンテナと無給電逆L素子を配置し、円偏波を放射する超低姿勢アンテナについて、2素子間の間隔を変えて、アンテナ上の電流分布、近傍電磁界分布を求め、軸比特性との関係を調べている。設計周波数は2.45GHzである。数値解析にはモーメント法に基づく電磁界シミュレータWIPL-Dを用いている。
著者
宮田 泰彦 清水 恭成 趙 晋輝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.38, pp.23-28, 1996-06-20 (Released:2017-10-13)

人間の色彩知覚の研究は, 心理学・生理学などの分野で行なわれて来たが, 工学的なモデルによる定量的な研究は難しいとされている。また, 色の知覚は, それが多分に主観に依存する以上, 常に錯視であるとさえ言えよう。本研究では, Color simultaneous contrast illusionおよびColor appearance illusion等を題材に, 相互抑制型ニューラル=ネットワークという単純なモデルを用いて色の錯視を工学的に実現することを試みた。さらに、色空間における曲率を求めることにより, 色空間の幾何学を定量的に考察する。
著者
田中 真三郎 立野 敏
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.385-391, 1976-05-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
8

去る4月16日, 郵政省は中波の国内割当計画を修正した.昨年秋に作成された国際的周波数割当計画を基礎とするものである.ここでは, 2回にわたっての地域主管庁会議における中波国際再編の模様を, 採択された技術基準等を中心に総括的にとりまとめ紹介する.
著者
中村 有光 池田 弘明 小林 信三 忍足 博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.86-91, 1964-02-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
8

各種の超小形回路が開発されてきたが, これを使用すれば機器の信頼度を向上し, 機能ブロック化, 超小形化ができる.ここでは, 薄膜回路方式および固体回路方式によるモレクトロンを用いて映像機器のパルス回路の一例として, 同期信号分配器および同期信号発生器用計数回路を試作実験した.この結果, 特性, 構造, 電力消費の点から従来のプリント基板式トランジスタパルス回路より上まわることを確かめた.
著者
岡田 寛正 柴田 豊
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.35 放送技術 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.1-4, 2016 (Released:2019-09-04)
参考文献数
4

衛星デジタルTV放送につづき、地上デジタルTV放送でも次世代の放送について各種検討が行われているが、地上波では移行用の周波数確保が課題となっている。今回、地上デジタルTV放送に、LDM(階層分割多重)という多重方式を適用した場合の考察を行った。この多重方式を用いることで、既存受信者保護や周波数の有効利用という視点から地上デジタルTV放送のさらなる発展の可能性を探った。
著者
津屋 英樹 藤野 芳男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.12, pp.1029-1038, 1972-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
69

光エレクトロニクス用材料として重要な光変調材料および非線形材料の研究は, 近年著しく進歩した.ここでは, それらの原理と, これまでに開発された諸材料の特性や育成方法について, 特に実用上重要と思われる屈折率の光学的均一性に重点をおいて概観する.さらに, 今後解決しなければならない問題点について言及する.
著者
二宮 芳樹 坂 義秀 前野 俊希 根木 大輔 宮島 千代美 森 健策 北坂 孝幸 末永 康仁
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.435-441, 2008-03-01 (Released:2010-05-01)
参考文献数
21
被引用文献数
1 1

Voice activity detection is an important part of the development of speech functions for on-board car navigation and assistance systems. It is difficult to detect voice activity using only sound information in a vehicle environment that has a wide variety of sounds and noises. We propose an suitable image feature and integration method that can be used to develop a robust bimodal voice activity detection (VAD) systems using a driver's voice and facial images. We select the normal correlation value between sequential mouth images and the number of low-intensity pixels in mouth image, which we then used as the feature for VAD. We propose a system in which the discrimination function consist of the sum of weighted singles feature discrimination functions and combinations of logical addition and multiplication of singles feature discrimination functions. The experimental results show that the proposed sound and image features can be useful and that the proposed integration method has a 97% hit rate, which is 9 points better than the previous integration method at the point that false alarm rate is about 12%.
著者
横田 渉 大淵 康成
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 41.12 映像表現&コンピュータグラフィックス (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.261-264, 2021 (Released:2021-07-07)
参考文献数
4

不可視部情報の判別を行う方法として、打音検査に代表されるような、音響信号を用いる方法が存在する。そのような音響分類の例として、本論文では硬貨の落下音の分類を扱う。従来の硬貨判別の研究では、単一の特徴量を人間が分析を行っていた。この分析方法では複数の特徴量を正確に分析することは難しいと思われる。大量の特徴量を正確に分析することが必要だと考える。音響信号を用いた分析に機械学習を組み合わせることで大量の特徴量を使用した分析をより正確に行うことが出来ると思われる。そのため、日常生活において使用されている五円硬貨と十円硬貨を様々な素材に落下させた際の音に対して機械学習を用いて分析を行った。
著者
米山 暁夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.59, no.10, pp.1412-1417, 2005 (Released:2011-03-14)
参考文献数
8

近年, 普及が著しいネットワーク上の映像通信技術に関して解説する.本稿では, 「IPネットワークによる映像配信」と題し, 特にVODやインタネット放送といったIPネットワーク上片方向の動画配信技術を中心に, 配信における問題点と, それに対応する技術動向として, 符号化フォーマット, 通信プロトコル, エラー耐性技術, DRM技術などについて解説する.
著者
高橋 章 森藤 素良
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.29, no.10, pp.820-825, 1975 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9

一般にテレビ共同受信や無線中継放送所で妨害波を除去するために, 受信アンテナを2基以上スタックして合成する方法が採用されている.われわれはこのようなアンテナの合成に対して各種の振幅調整器 (増幅器+減衰器), 移相器および合成器で構成した種々の振幅位相調整器を試作した.この振幅位相調整器の試験の結果, 妨害波を簡単に除去できた.この装置は短時間でスタックアンテナを最良な合成状態にできるので, 工事費の節減が可能である.

1 0 0 0 OA Unity

著者
片桐 佑一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.702-706, 2019 (Released:2022-05-27)
参考文献数
6