著者
山口 彰 本間 康文
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 36.10 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.37-39, 2012-02-17 (Released:2017-09-21)

取材業務として専任が難しい航空機の離着陸シーンを定期的に撮影するシステムを、主に市販製品を組み合わせた構成で廉価にシステム構築し、実験システムとしてその追尾精度の評価、及び常時稼動に向けた運用課題について考察した。
著者
畔津 忠博 上田 千晶 末竹 規哲 内野 英治
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.11, pp.J482-J487, 2014 (Released:2014-10-24)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

人間の視覚は色相の変化に敏感であるため,カラー画像の強調処理を行った場合,色相が保持されることが望ましい.色相を直接的に扱うためにはHSI色空間やCIELAB色空間等を利用する方法が考えられるが,工学的にカラー画像はRGB色空間やCMY色空間で取り扱われることが多いため,画像処理もこれらの空間内で行えると便利である.NaikらはRGB色空間での色相保存の条件を示し,これを用いた画像強調の方法を提案している.しかしながら,この方法には彩度が低下する問題があるため,この問題点を修正する方法が幾つか提案されている.本論文では,RGB色空間において色相を保持したまま彩度を調整するための一方法を提案する.提案手法では,井上らによって提案された彩度最大化の方法にガンマ補正を導入することで所望の彩度を得ることを試みる.実験結果により,ガンマ値を変更することで彩度が適切に調整できることを確認した.

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著者
井橋 孝夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.977-982, 1995-08-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
5
著者
石川 亮 楠見 雄規
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.47-53, 2000-01-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

2000年末に本放送開始が予定されているBSデジタル放送では, 通常の映像・音声の放送に加えデータ放送サービスが行われる.本稿ではマルチメディアデータ放送サービスを実現するためのサービス方式について解説する.
著者
吉村 理希 岩尾 洋英 金森 健彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2017 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.23E-4, 2017 (Released:2020-01-23)

Fuji Television has developed the equipment “SDI-Hyper” which can be transmitted the carrier of one transponder (36MHz) or IP at high speed (960Mbps) via HD circuit. This equipment is useful in site diversity of SNG and transmission of 4K, file.
著者
富川 道彦 尾田 政臣
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 33.17 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.1-4, 2009-03-18 (Released:2017-09-20)
参考文献数
8

動く観察対象に心があると感じる心的帰属の研究や,感情の言語表現を支えるイメージスキーマなどの研究から,動きと感情には何らかの関係があると考えられている。本研究では,単純な小円図形の,上下,往復,回転といった12種類の動きについて,実験参加者が対象をどのような感情と推定するか実験を行った。その結果,図形の動きに応じて共通する感情を推定することが明らかになった。これらの知見は,感情表現をインタフェースへ実装する上で有用であろう。
著者
陳 晨 今泉 祥子 青木 直和 小林 裕幸
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2012 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.7-7-1-_7-7-2_, 2012-08-29 (Released:2017-05-24)

It is known that preference of some photographs is improved by adding noise. We propose "Memory texture" as a reason for the improvement of preference by the noise addition. "Memory texture" is the texture reproduced when we imagine the object. We investigated differences between real texture and memory texture by subjective evaluation of images added noise. Except as to potato image, memory textures were always not smaller than the real texture. Preferred textures were very close to the short-term memory texture in most objects.
著者
秋信 真太郎 冨吉 政貴 吉村 理希
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.162-168, 2020 (Released:2019-12-24)
参考文献数
4

衛星回線および運用の高効率化を実現したSNGシステムを開発した.多チャネル化による周波数効率の改善とSNGとしては初めて回線をIPネットワーク化したことで,IP伝送装置との連携等,利便性が大幅に向上した.また,一部の帯域にTDMA方式を採用し,車載局と固定局間のIP双方向通信を実現し,耐災性に優れた連絡回線(IP電話)を構築した.さらにこの回線を用いることで,衛星回線を通じて車載局からインターネット接続が可能となり,大災害発生時に公衆回線が利用できない場合でも,車載局が情報ハブとして機能することで報道制作等における利便性が大きく向上した.また運用面では,システムによる自動化を導入したことで大幅な効率化も実現した.
著者
窪田 悟 大倉 元宏
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.40, no.12, pp.1245-1251, 1986-12-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
28
被引用文献数
1

CRTディスプレイの表示モード (陽画表示と陰画表示) について, 視作業のパフォーマンス, 視覚負担などの点から比較検討した.実験1では, さまざまなコントラスト条件を設定し, 両表示モードを比較した.結果は, コントラストが極端に低い場合は, 陽画表示の方が陰画表示よりも作業パフォーマンスが良い.しかし, 適正なコントラストが確保された条件では, 表示モードの違いによる作業パフォーマンスの有意な差は認められない.瞳孔径は, 発光部分の輝度およびコントラストが等しい条件で比較すると, 陽画表示の方が陰画表示よりも0.2~0.3mm小さい.両表示モードとも, 管面外光反射輝度が2~21cd/m2の範囲では, 適正コントラストはおおむね5 : 1~20 : 1の範囲にあると考えられる.実験2では, 表示モードと視覚負担の関係を検討したが, 適正なコントラストが確保された条件では, 表示モードの違いによる視覚負担の有意な差は認められなかった.
著者
田村 信彦 津村 徳道 三宅 洋一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.56, no.8, pp.1315-1320, 2002-08-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9
被引用文献数
1

We describe a display calibration model that is suitable for liquid-crystal displays (LCDs). In conventional display calibration models, the spectral radiance of light emitted from the display is estimated using the data measured for each primary color based on the assumption of RGB channel additivity, however, this assumption does not hold for LCDs. With only a few measurements of the spectral radiance or tristimulus values, the proposed model accurately approximates the colorimetric characteristics of the display. To evaluate the effectiveness of the model, we used it to measure the RGB primary colors, the CMYK secondary and the tertiary colors. The colors were analyzed based on principal component analysis to identify the effect of channel interaction. The proposed model was found to be more effective than conventional models for the colorimetry of LCDs.