著者
窪田 悟
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.354-356, 1992-03-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
2

液晶ディスプレイの有効視野角 (文字の読取りに差し支えない角度範囲) を主観評価実験により求めた.その結果, 一義的に2 : 1もしくは3 : 1以上のコントラスト比が確保できる角度範囲を視野角とする従来の評価法とは異なる, より視覚系に即した評価法を提案した.すなわち, 法線方向のコントラスト比の平方根以上のコントラスト比が確保できる角度範囲を視野角とする評価法である.
著者
安居院 猛 大津 久敬 中嶋 正之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.13, no.56, pp.15-22, 1989-11-16 (Released:2017-10-06)

Ordinarily, several oil-based paints are stirred to generate marble patterns. In this report, the process of Stirring paints are simulated to generate marble patterns. AS it is difficult to obtain fluid flow exactly, it is expressed in terms of velocity fields derived from stream functions. Changes of positions of particles of which fluid consists are calculated and time changing patterns are generated.
著者
橋本 将人 井ノ上 寛人 佐藤 美恵 郭 素梅 小黒 久史
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 36.39 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.13-16, 2012-10-08 (Released:2017-09-21)
参考文献数
4

カメラワークは映像作品のクオリティに大きく関与する要素の一つである.CG空間上にカメラワークを設定することで映像を作成する場合,映像の作成者にはカメラワークに関する専門家の持つ感性が必要とされる.このような背景から,適切なカメラワークを自動制御する技術に関する研究が進められている.本研究ではCGによる映像の作成に関して,観賞条件に適合したカメラワークを自動的に決定する手段を感性評価に基づき検討してきた.本稿では,感性評価の要因を解明する一つの指標として,観賞時の視線の推移に注目し,視線計測実験を実施した.その結果から,カメラワークが観賞者に与える印象と視線の動きの関係性を探った.
著者
佐藤 源貞 川上 春夫 小野山 隆夫 中林 進 持丸 順彰
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.394-402, 1972-05-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
1

超短波帯を用いた移動無線通信においては, 垂直偏波を用い水平方向に鋭いビームを発射し, かつ水平面内では無指向性の基地局アンテナとして, 支持柱として金属円管を用いたコーリニアアンテナが広く使用されている.本稿は, このアンテナの放射特性の厳密な理論計算を行ない, 従来考えられてきた上記の特性とはかなり差異のあることを示し, また, その改良形についても検討を加え, さらに, このアンテナを構成している各アンテナ素子に種々の位相差の電流を給電した場合の指向性についても言及した.
著者
袴田 勇人 海老澤 嘉伸 福元 清剛
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.J510-J515, 2012 (Released:2012-11-22)
参考文献数
10

We propose a method combining eye-gaze detection and PupilMouse to use for communicators for severely physically handicapped people. Both methods are based on remote pupil detection with a near-infrared light source. We had already implemented those methods in similar systems . With PupilMouse, the cursor on the PC display screen is moved smoothly and accurately based on the pupil movements in the camera image caused by the user ' s head movement. In contrast, with the eye-gaze detection method, the cursor moves quickly by shifting the eye-gaze point on the screen and arrives at an inaccurate eye-gaze position. In the proposed method, to use the advantages of both methods, the method is switched in accordance with the speed of the eye-gaze shift. The experimental results show that the proposed method enables characters to be inputs more quickly, accurately, and comfortably than when using one of the two conventional methods.
著者
土井 利忠 秋葉 晃介
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.25, no.8, pp.621-627, 1971-08-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9

ループ状連続電流指向性合成論にもとづくVHFテレビおよびFM受信用の指向性ループアンテナを製作した.両アンテナともバイノミアルパターンを3個のインピーダンス素子を装荷することにより実現している.テレビアンテナは直径320mm, 動作利得は-6~-1dBの室内用であり, FMアンテナは直径940mmの屋外用で動作利得は-1~+1.5dBである.両アンテナとも効率が低いが, 3~4dBの指向性利得のためS/N感度で評価すると, 都市部では良好な特性が得られる.