著者
田口 誠 竹内 知明 蔀 拓也 濱住 啓之 渋谷 一彦 木村 智
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 2010 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.15-5-1-_15-5-2_, 2010-08-31 (Released:2017-05-24)

Along with the installation of a large number of relay stations for digital terrestrial broadcasting, co-channel interference occur in part of service area. As a countermeasure against co-channel interference, we have developed an interference canceller using adaptive array technology and have experimental omparisons of a Pre-FFT type canceller and a Post-FFT type one in a real field.
著者
浅川 智恵子
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.46, pp.39-44, 1996-09-13 (Released:2017-10-13)

GUI環境およびインターネットの普及は, WWWという新しい情報源をもたらした.WWWが扱う情報には画像データと共に視覚障害者にとって有効と思われる文字情報も多く含まれている.このWWWへの非視覚的アクセスが実現すれば, 視覚障害者にこれまでとは異なる新しい情報源を提供できると期待される.日本アイ・ビー・エム(株)では, 本年8月, 視覚障害者がGUI環境下にアクセスするためのコンピュータ・アクセス・システムであるスクリーン・リーダー/2を製品化した.このシステムを使用すれば, 視覚障害者もNetscape, WebExplorerのようなWWWプラウザーにアクセス可能となる.本稿では, 視覚障害者がスクリーン・リーダー/2およびNetscapeを使ってWebを利用するための手順を紹介し, 今後WWWを視覚障害者の新しい情報源にする為にはどのような課題があるかについて述べる.
著者
宮原 誠 吉田 育弘
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.43, no.10, pp.1129-1136, 1989-10-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
12
被引用文献数
4 7

カラー画像処理や符号化の研究は, (1) 信号を人間の色知覚の3属性 (Hue, Value, Chroma) にもとづく均等知覚空間上で, (2) 処理誤差を実際に知覚される色差と関係づけて扱うことが有効である.この目的で用いる均等色空間として, 色差が定義されている (H, V, C) マンセル色空間を用いることとした.しかし, CIE (1976) L*a*b*色空間にもとづく (R, G, B) ↔ (H, V, C) データ相互変換は精度が低く, また変換表を用いる方法も, 表を内挿する必要があるなど, 実用上の支障が多い.そこで本論文では, MTMと名付けた数学的 (R, G, B) → (H, V, C) データ変換方法を提案する.MTMは, ある仮定した変換関数の未定係数を, カラーテレビの色再現範囲から均等にサンプルした250の代表色にもとつく重回帰分析によって決定したものである.また, ニュートン法を応用した逆変換の方法を示した.最後に, MTMとこの逆変換法を組み合せれば, 充分精度良く, かつ, 簡単に (R, G, B) ↔ (H, V, C) データ相互変換が行えることを確認した.
著者
松本 一紀 ドゥ ソルビエ フランソワ 斎藤 英雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.J113-J120, 2015 (Released:2015-02-25)
参考文献数
16
被引用文献数
1

近年登場した距離センサーを搭載したデバイスの中でもその価格と汎用性ゆえに最も多く利用されているのがMicrosoftのKinectに代表されるRGB-Dカメラである.しかし,RGB-Dカメラから得られる3次元点群は多くのノイズを含んでおり,精密な距離情報の取得が求められるアプリケーションでの利用は依然として困難である.そこで本論文ではRGB-Dカメラから得られた3次元点群の観測ノイズの低減と補間を実時間で行う手法を提案する.本手法はRGB-Dカメラから得られた3次元点群からSuperpixel Segmentaiotnとラベリングを併用して平面で構成される小領域群を検出し,領域毎に平面方程式を推定し3次元点群をフィッティングさせることにより,もとの距離画像に含まれるノイズの低減と補間を行うものである.本手法では検出された領域内の点群の法線分布を算出し,その領域が平面の場合平面フィッティングを適用し曲面の場合Joint Bilateral Filterを適用することで,曲面分布した点群を保持しながら平面分布した点群のみを平面フィッティングすることができる.また,領域分割と平面フィッティングはすべて局所領域ごとに並列化できる手法を用いているため,本手法の実装はすべてGPUで行い実時間での処理が可能である.従来の手法と比べて,本手法はRGB-Dカメラから取得した点群に対して,曲面領域を保持したまま平面領域を平滑化することでノイズ低減と補間を行うことができる.
著者
石橋 卓也 岩田 英三郎 釜中 博樹 長谷川 誠
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.70, no.8, pp.J171-J177, 2016 (Released:2016-07-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1

3Dプリンタにより3次元CGを実際に造形することが可能となったが,その多くは3Dプリンタで出力された実物を手にし,形状を確認する程度の応用に留まっている.本稿では,さらなる応用を目指して,ディジタルペンで3次元立体に筆記,筆跡を電子化する方法について検討する.3次元CGで記述されている3次元立体のポリゴンを削減し,削減された細かなポリゴンを法線マッピングによって再現する.ポリゴンを展開,ペーパクラフト用の型紙を生成し,アノトドットとともに印刷する.型紙を切断,組み立て,ペーパクラフトを生成,アノトペンで筆記する.ペン先のカメラでアノトドットを撮影,点のならびから筆跡を算出して3次元CGに表示させる.実証実験によりポリゴン数の考察,隣接ポリゴンにおける筆記検証,他の方法と比較し,心臓の模型に筆記する実例を示す.
著者
三宅 二郎 國信 茂郎 馬場 孝明
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.1853-1859, 2009-12-01 (Released:2010-05-01)
参考文献数
9

An architecture of a programmable systolic array processor is proposed for the discrete wavelet transform (DWT). This transform requires a huge amount of data to be filtered. To achieve this, many processor elements (PEs) are implemented. However, the hardware of a multiplier for multiply-accumulate operations is large, and complicated connections among PEs lower flexibility and scalability. By using the time-divided multiple-operation method, the execution unit with a simple structure of shifters and a three-input adder achieved 50% of hardware size and the same performance of that achieved with a multiplier and an adder. The unique network mechanism among PEs and the systolic array architecture provided a high level of data transfer, flexibility, and scalability. Using this architecture enables a processor with ten PEs to execute DWT for 1024×1024 image pixels in 26.3 ms.