著者
大島 隆義
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.51, no.9, pp.667-668, 1996-09-05
著者
大野 公男
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.48, no.11, pp.911-912, 1993-11-05
著者
岡本 拓司
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.419-420, 2002-06-05
被引用文献数
2
著者
村田 佳樹 西岡 辰磨
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.17-21, 2010-01-05

最近Kerr/CFT対応と呼ばれるゼロ温度4次元回転ブラックホールと共形場理論の間の双対性が提唱された.この対応を用いることで我々の宇宙に存在すると思われる回転ブラックホールのエントロピーが共形場理論の微視的状態数として理解できる.本稿ではこのKerr/CFT対応を解説した後,より一般のゼロ温度ブラックホールに対しても同様に対応する共形場理論が存在するという最近の発展を紹介する.
著者
井上 督
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.817-825, 1984-11-05

これまで非常にむずかしいとされてきた乱流現象の解明にも, ここ10年余りの間に大きな明かりが見える様になってきました. それは小さなスケールで複雑に乱れていると思われていた乱流中にも, ある程度秩序だった大きなスケールの流体運動がある, ということがわかってきたことです. そのきっかけとなった問題の一つがここでお話しする乱流混合層内の流れです. 実験的にとらえられている乱流混合層の横顔と, その機構を理論的に説明するための一つの考え方をご紹介します.
著者
霜田 光一
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.179-184, 1996-03-05
著者
香取 眞理
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.100-108, 1994-02-05
被引用文献数
2

詳細釣合とは,系のミクロな状態変化が各々その逆の変化と釣り合っていることをいう.single spin flip dynamicsに従って確率的に時間発展する格子上の2値のスピン系に話を限定すると,詳細釣合を満たす分布は多くの場合Gibbs分布で表わされることが保証されている.それでは,スピン系ではあるが詳細釣合を満たさない定常分布というものはないのであろうか.ここでは,接触感染の伝播のモデル(コンタクト・プロセス)を取り上げ,詳細釣合を満たさない定常分布の存在を示す.いろいろな無限粒子系で,このような定常分布の存在が証明されているが,その具体的な形は未だまったく解っていない.
著者
早野 龍五 堀 正樹 藤原 真琴
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.166-174, 2003-03-05
被引用文献数
4

CERN研究所(ジュネーブ)において2000年夏に稼働を始めた反陽子減速器では,反陽子ヘリウム原子の精密レーザー分光による反陽子質量の精密測定や,反水素原子の大量生成などの成果が出始めた.反陽子を減速することがなぜ面白い物理につながるのか,最近の結果を紹介しながら将来の展望を示す.
著者
時弘 哲治 薩摩 順吉
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.895-902, 2003-12-05

コンピュータの飛躍的な進歩に伴い,セルオートマトンはさまざまな自然現象,社会現象のモデル化・解析に幅広く適用されるようになってきた.最近,ある種のセルオートマトン系(超離散系)が,統計力学的な格子模型や非線形波動現象などと深い関係を持つことが理解され研究が進んできている.本稿では,構造が比較的良く理解されている箱玉系と呼ばれる超離散系を中心に最近の研究結果について解説する.