著者
海部 宣男
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.245-251, 1999-04-05
被引用文献数
1

国立天文台がハワイ島のマウナケア山頂に建設を進めてきた口径8.2m光学赤外線望遠鏡「すばる」が, ファーストライトを迎えた. 1991年の建設開始から約8年である. 総合調整・試験観測に今後一年余をかけ, 2000年度には共同利用を開始する. 本稿は編集部のご要望に応じ, 1月29日(ハワイ時間1月28日)に発表したファーストライトの結果を中心に, 試験観測のスタートラインに立ったすばる望遠鏡の現状と展望を速報的にご報告するものである.