著者
東京放送テレビ技術局
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.294-298, 1962

TBSテレビ局の第三次増設工事として36年10月完成した新スタジオは, その広さにおいて現在わが国では最大のものであり, また設備した放送機器は内外の新技術を検討して最新のものを取り入れ, かつ独自の開発研究を加えて完成したものである.ここにそのスタジオおよび副調整室の概略と機能の面を主体として映像, 音声, 照明装置を紹介する.
著者
三田 誠一 平野 裕弘 泉田 守司 長原 脩策
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.163-169, 1985

ディジタルVTRの小型化を図るため, 以下の基本技術を検討した. (1) 画像の相関の活用とDSVの制御によりNRZ符号のDC成分を抑圧した8-9変換変調方式, (2) 誤り検出符号をデータ中に分散配置し, ランダム誤り訂正能力を2桁向上した符号構成, (3) 面積記録密度10μm<SUP>2</SUP>/ビット前後のメタルテープの記録再生特性, などである.さらに, 家庭用VTRをべースにして8-6Mb/sのデータを1/2インチカセットに30分録画できるディジタルVTRを試作し, 上記技術の基本性能および小型化の可能性を明確にした.
著者
渡辺 義雄 深津 忠泰
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.75-78, 1957-02-01

現在わが国でテレビ録像装置として使用されているのはG・P・L社製のものであるが, 今回ラジオ東京では八欧電気と共同してオーリコン・スーパー1200を用いたキネスコープレコーダー(16mmフィルム用)を完成した.本質的には従来のものと相違はないが, T・V・Tシャッターを用いていることによる問題もあり, 以下に装置の概要, 構成と共にその説明をしたいと思う.
著者
小笹 宣人 三位 信夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, no.22, pp.43-44, 1999-03-09

エンターティメント性を重視したホラー映画である。1本の間違い電話から生じた恐怖と殺意。主人公と謎の男は電話を通じて心理戦を展開する。
著者
前原 文雄 井上 由紀子 池田 淳 伊藤 学 長谷川 文雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア = The journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.601-608, 2000-04-20
参考文献数
9
被引用文献数
11

膨大な映像データベースの中から自分の意図する素材の高速検索や加工編集を可能とし, 同時に映像素材が多目的に利用できるペタ (百万G) バイト級の大容量映像アーカイブシステムと, その視覚的検索方式を開発した.大容量アーカイブでは, アクセス速度の向上から容量, 処理速度の異なる複数種類のサーバ, もしくはアーカイブを組合せて, これらを統合管理する必要がある.また, 大容量画像データを利用者が内容を確認しつつ効率的に検索する必要がある.このため, マルチ画面同時表示によるブラウジング方式, ならびに画像データのシーン変化点を自動検出し, ダイジェスト映像を作成し検索に供する方式を開発した.ここでは, 大規模磁気テープ自動装填ロボット (7200巻) を中心とした大容量アーカイブシステムと, マルチ画面表示, シーン検出方式によるダイジェスト映像を併用した視覚的情報検索方式について報告する.
著者
都竹 愛一郎 宮本 剛 山中 幸雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.7, pp.41-46, 2001-01-30
被引用文献数
4

1998年9月に英国、11月に米国で地上波によるディジタル放送が始まり、本格的なディジタル放送の時代に突入した。1999年5月には電気通信技術審議会から地上ディジタル放送の方式が答申され、2003年には日本でも地上ディジタル放送が始まる予定である。ディジタル放送では、雑音によるビット誤り率(BER)が所要の誤り率(誤り訂正前で約10^<-2>、訂正後10^<-ll>)以下になるように回線設計を行なっているが、雑音は振幅分布がガウス分布となる白色ガウス雑音を仮定している。ところが、都市雑音(車のイグニッション雑音や電気製品のスイッチング雑音などの人工雑音)はインパルス性の雑音が多く、振幅分布はガウス分布にはならない。そこで、本研究ではインパルス雑音が地上ディジタル放送に与える影響について、雑音の振幅確率密度関数を求めて検討した。また、都市雑音発生器を用いて室内実験を行ない検討した。さらに、VHF帯の雑音の振幅分布を、振幅確率分布測定器を用いて測定した。また、入力振幅を制限することによるBER特性の改善手法についても検討を行ない、リミッタアンプを用いることにより、インパルス雑音によるBERの劣化を改善できることを示した。
著者
小川 拓也 倉持 元陽 山本 昇志
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.139-142, 2011-02-12

本稿では,光学的整合を必要とする複合現実において,既知物体が作る影の情報から光源位置を推定する手法を提案する.正確な光学的整合の実現には,鏡面球に映り込む画像を取得することにより周囲環境の光源位置を推定する手法が多く行われている.しかし,鏡面球には様々な物体が映り込むため,光源位置のみを正確に推定することは難しい.そこで提案手法では,正方形マーカを固定する4隅の押しピンが作る影を利用し,その重心座標と影の形状から光源位置を正確に推定する手法を検討した.再現実験の結果,推定した光源位置情報を元に生成した仮想物体の影が実際の影とほぼ一致することが確認できた.
著者
池川 秀彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.95-98, 2009-01-22
被引用文献数
2

フジテレビでは、低遅延と高画質を両立させたワイヤレスカメラの開発を進めています。カメラに着脱可能なコンパクトサイズの超低遅延HDエンコーダ「HD c3000e」を開発し、ゴルフ中継を始めとするスポーツ中継や、音楽番組の制作で実際に導入した事例を中心に紹介致します。また、2chバルク伝送を可能にする小型TSデバイダを開発することにより、圧縮符号化劣化が顕著な音楽番組でも運用可能な高画質伝送システムを検討しており、その概要を報告します。
著者
小郷 直人 鈴木 慎一 濱住 啓之
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, no.9, pp.41-44, 2013-02-13

NHK紅白歌合戦やゴルフ中継などに使用している42GHz帯ミリ波モバイルカメラの伝搬をより安定化,高信頼化させるため,送信,および受信アンテナの検討を行っている.今回,NHKホールにおける運用を考慮して,送信アンテナと受信アンテナについて,ビーム幅が異なるものを設計,試作し,伝搬実験を行うことで比較,評価した.その結果,NHKホールの環境においては,送信アンテナはビーム幅を広くし,受信アンテナはビーム幅を絞ることで伝搬特性が安定することを確認したので報告する.
著者
進士 哲雄 高倉 知之 宮田 一乘 木船 園子 加藤 智彦 村山 登
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.27, pp.71-74, 2002-03-18

この映像作品に登場するキャラクタには"人間"はいない。しかし、この作品で描きたいものは人間ドラマである。それを、擬人化されたキャラクタとCGによって一から作り出していくことで描ける世界により、浮き立たせていくことを目指した。
著者
幡野 忠正
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.111-116, 1982
被引用文献数
1

郵政省は, 大規模地震の警戒宣言や非常災害に関する緊急情報を, 迅速, 正確かつ漏れなく住民に伝達する手段として, ラジオやテレビの放送電波に特定の信号 (緊急警報信号) をのせる緊急放送システムの実用化を推進している.
著者
村松 珊吾
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.365-371, 1975

最近の高抗磁力ビデオテープはコバルト含有酸化鉄系テープ, 二酸化クロムテープ, 合金テープ等である.これらは従来のγ酸化鉄テープに対して, 磁性粒子の改良, 表面の平滑化, 高分散バインダーの採用等によって再生出力は5~12dB, SN比は4~6dB改善されている.高抗磁力テープの難点とされていた耐久性, 安定性, ヘッド摩耗についても改良の跡が著しいが, γ酸化鉄テープの水準にまでは達していない.
著者
松澤 真木
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.305-309, 2014

関西テレビでは,メディアリテラシー推進事業の一環として,公開授業「オープンスクール@カンテーレ」を実施している.2013年12月の授業では「ドラマ制作」をテーマに,完成までの過程を解説した.題材にしたドラマには大学生6人がスタッフとして参加し,体験を通じて学んだ成果を聴衆に向けて発表した.本稿ではその模様を報告する.
著者
海老塚 伸一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア = The journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.1588-1592, 2001-12-01
被引用文献数
1

現在のディジタルオーディオの流れは多岐にわたり, 各ポジションでより精緻な進化を遂げている.データ圧縮とクオリティの共存技術 (AAC), 伝送レートを押さえ明瞭な音声信号を扱う技術 (MPEG-4) 等が上げられるが, もう一つの大きな流れは「より精細な原音の再生」を目指したダイレクトストリームディジタル (DSD) 技術である.本稿では, これまでのディジタルオーディオに付随する概念を大きく超えた高ダイナミックレンジ (120dB), 広範な周波数特性 (100kHz) を有する音声信号再生が可能となる「スーパーオーディオCD (SACD) 」を例に, 権利保護iを含む各種構成技術について解説する.また, コンテンツ制作の技法を具体的に解説しながら, 本技術の今後の可能性について述べる.
著者
大塚 吉道 二宮 佑一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.10, pp.949-955, 1985

テレビ信号の高能率符号化方式に動き補正フレーム間符号化方式がある.この方式は, 画像に動きがあっても高い画質を保って高能率な符号化が可能であるが, フェードチェンジには効果がなく, 著しく符号化能率が低下し画質劣化が目立つようになる.そこで, 時間方向の2次予測 (フェード予測) を開発し, 動き補正フレーム間符号化装置に導入し画質改善を図った.一般に高次の予測を行うと, 1次予測に比較して符号化誤差が増える欠点がある.この対策として, 予測信号にノイズリダクションフィルタをかけているのも本方式の特徴である.実際のフェードチェンジ画像を用いて, フェード予測とフレーム予測の比較を行った実験では, フェード予測の有効性の高さを立証でき, 16Mb/sの符号化実験では, フレーム予測に比較して, この期間の画質を大幅に改善できた.