著者
松原 泰
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
no.2001, pp.455-458, 2001-08-27

広島で毎年1月に行われる「全国都道府県対抗男子駅伝」は、今年で第6回目を向かえたが、移動車からの伝送に使用している800MHzのFPUがアナログからデジタルへとシステムも大きな変化を遂げた。この変化とともに変わってきた駅伝中継について報告する。
著者
鈴木 慎一 中川 孝之 池田 哲臣 杉之下 文康 山中 徳唯 小木曽 圭一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.15, pp.61-66, 2009-03-13
被引用文献数
2

筆者らは、ミリ波帯を用いたスタジオ用のハイビジョンワイヤレスカメラ「ミリ波モバイルカメラ」の開発を進めている。このカメラには、高い回線信頼性を有した、高画質・低遅延でのハイビジョン映像の無線伝送が要求されている。今回、1フレーム以下の低遅延でハイビジョン映像を伝送することが可能な42GHz帯を用いたミリ波モバイルカメラを試作した。そして、2008年12月31日にNHKホールで開催された「第59回NHK紅白歌合戦」の番組撮影において、初めて使用したので報告する。
著者
加藤 友規 岡田 直紀 村田 康博 上居 清之 浦野 丈治 恒川 尚
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, no.14, pp.33-35, 2003-02-21

日本テレビでは、日本テレビ系列で中継されるお正月の恒例番組『箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)』と連動し、視聴者が番組を見ながら携帯電話で参加できる双方向イベント『箱根駅伝ケータイクイズ』を実施した。『箱根駅伝ケータイクイズ』では、極めてリアルタイム性の高い参加型コンテンツを多数の視聴者に届けるために、最大1万5千人規模の視聴者のアクセスを同時処理可能な双方向サーバを利用すると共に、スタジオ内でリアルタイムでコンテンツ生成を行なうシステムを構築・運用した。その結果について報告する。
著者
高野 邦彦 尾花 一樹 和田 加寿代 田中 武 久保田 智紀 佐藤 甲癸
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.54, pp.5-8, 2002-07-25

動画ホログラフィとは,動く三次元物体を空中に浮遊させることができる技術である.ピクセル構造を有する表示素子を用いた動画ホログラフィにおいては,再生像の大きさ及び視域は表示素子のピクセルの数及び細かさに比例する.そのため,現在入手可能なLCDパネル(20um程度)を用いて大きな立体動画像を表示することは困難である.この問題の解決を図るために,結晶書込み,レンチキュラスクリーン,レンズ系を用いた再生法が検討されてきた.しかし,これらの方法では共通して,装置構成が複雑になっていた.それに対して,提案手法では散乱物質(本稿では水蒸気)そのものをスクリーンとして用い,これをカラー動画ホログラフィに拡張したことにより,装置を大幅に単純化した状態で比較的大きなカラー立体動画像を観察することが可能となった.
著者
上田 達也 高木 康博
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.42, pp.9-12, 2011-10-14

本研究では,超多眼立体ディスプレイの構成方法として,スクリーン走査型について研究を行う.スクリーン走査型では,SLMの表示画像を水平方向に集光し垂直方向に結像して垂直線を形成し,これをスクリーン上で水平走査する.従来のスクリーン走査型超多眼ディスプレイでは,立体像の一部しか観察できない領域が存在するという問題点があった.本研究では,スクリーンの位置にスクリーンレンズを設置することで,光線を水平方向に内側に傾けることにより,立体像全体が観察できる領域を視点形成距離で最大化した.実際に1,024視点を有する実験システムを作製し,実験によりその有用性を確認した.
著者
妹川 健 遠藤 博美
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.204-207, 1983-03-20

テレビの分野ではディジタル技術が広く応用され, 各種の機器が開発されてきている.TBSでは天気情報番組に, 操作性が良く, 機能の向上を図ったDVE, グラフィックディスプレイなどを使用し, 新しい表現方法を採り入れた.ここではDVE, グラフィックディスプレイの概要と, 番組制作の手法について述べる.
著者
樋渡 涓二 藤村 安志 鈴木 清興 三井 信雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.12, no.11, pp.502-508, 1958-11-01

NHK技術研究所で試作し, 放送に使用中のウォーキー・ルッキーについて, 研究経過・性能と回路構成, 興味ある回路の解説に分けて記述した.トランジスタ化により真空管方式では得られない高い安定度と信頼度が実現され, こんごTV送像装置のトランジスタ化に対し有力な確信を得た.
著者
岩本 幸治 前田 哲男 井ノ江 政信
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.16, no.81, pp.9-15, 1992-12-16

AV機器を双方向で制御するAVバスとして、D2B(Domestic Digital Bus)を開発してきた。D2BはIEC規格としても認められている。今回松下電器は、D2Bを搭載した日本市場初のAVシステムである「画王ランド」を発売したので報告する。「画王ランド」におけるD2B制御の特徴として 1)「見る」、「聞く」、「録る」の3つのキーワードで統一したボタン名称および簡単操作を、1つのシステムリモコンにより実現。2)TV上OSD(On Screen Display)に機器状態および警告等を表示させる対話型操作。3)各機器がマスターとなりシステムを制御するマルチマスター制御。が挙げられる。
著者
佐藤 美恵 間峠 慎吾 森 俊文 鈴木 昇 春日 正男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.425-430, 2006-03-01
被引用文献数
1 2

An SD (semantic differential) method is an effective way to evaluate subjective impression of an AV (audio visual) content. However, because the SD method is performed after viewers watch an AV content, it is difficult to examine their impression of detailed scenes in the AV content in real time. To measure viewer's impression of an AV content in real time, we have developed a "Taikan sensor" that precisely measures the viewer's grip strength and body temperature. Based the Taikan sensor measurement, we investigated the relationships between the viewers' impression and their grip strength. Factor analysis of the viewers' impression was performed on detailed scenes when the grip strength became strong. Results showed that the viewers' impression influenced their grip strength and the viewer received an "active" impression from the AV content when the grip strength increased. Therefore, the Taikan sensor enables real time measurement of a viewer's "active" impression from an AV content.
著者
岩下 莞爾 冨田 良二
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.42, no.10, pp.1010-1011, 1988

1988年テレビジョン学会全国大会の中日, 7月21日15時30分より, 東京理科大学記念講堂において, 中国・ネパール・日本の3国友好登山隊のテレビ隊長をつとめられた岩下莞爾氏の特別講演が行われた.氏は本年5月5日, 世界の最高峰8848mのチョモランマ (珠穆朗瑪峰=エベレスト, ネパールではサガルマタ) からの生中継に成功し無事帰国された.ここにその内容の一部を紹介させていただく.
著者
高橋 彰一 萬 政俊
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.8, pp.7-12, 1991-01-28
被引用文献数
1

The Technical Operation Center(TOC) production system of the Japan Broadcasting Corporation(NHK) Broadcasting Center was renewed and it began reguler operation in July 1990. The large scale switching and distribution system was developed under a new concept involving fully digitalized system for the main lines and use of a local area network(LAN).