著者
南部 優 高橋 和子
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

規則と達成すべき目標を内包する体系化された法規範を形式的に表現し, その法規範およびそれに変更が加えられたときの 変更の妥当性を検証する手法について述べる. 本研究では規範に則しかつ目標を達成できるモデルが存在することを妥当性と考え, 義務と許可の概念を陽に扱うことのできる義務論理を使って検証の枠組みを与える. この手法を授業カリキュラムに関する規程に応用した例を示す.
著者
山本 浩生 岩瀬 高博
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

ECサイトの普及に伴いサイト内検索市場は近年も堅調に成長している。 我々はEC事業者のニーズから低コストかつ高速な検索エンジンを開発し、 さらに現在は消費者の趣味嗜好に応える検索技術の開発に取り組んでいる。 本発表では、検索エンジンの開発・運用で得られた知見から、 検索エンジンのニーズを整理し検索エンジン技術の課題とAI研究に対する期待について議論する。
著者
中瀬 絢哉 栗原 聡 森山 甲一 清川 清 沼尾 正行 雄山 真弓
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

アンビエント環境では、人の行動をセンサネットワークで検出するだけでなく、環境からの人に応じた能動的なインタラクションが重要な機能である。 本研究では、日常でのそれぞれの人に適したインタラクションの獲得のための強化学習法を提案する。今回はバイタルセンサを用いてユーザの状態を分類し、提案手法の性能を実験によって示す。
著者
野中 尚輝 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.29, 2015

インターネット上には多くのユーザレビューが投稿されており、これらは潜在的な消費者意識を表していると考えられる。これらユーザレビュー情報を利用し、類似製品のクラスタリングを行い、クラスタごとにモデルを構築する(提案手法)ことで、予測精度が向上することを示す。本研究ではオンライン上の自動車に関するレビューを用いて、自動車の売り上げ予測を行う。
著者
岡田 真人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

近年,統計学,機械学習,パターン認識,信号処理,通信工学, 計測工学といった幅広い分野で,高次元データのスパース性に 注目したスパースモデリングの方法論が提案されている. 本講演では,生命・脳科学,医工学,地球惑星科学・天文学などの 幅広い分野に関して普遍的な,スパースモデリングによる データ駆動型科学の可能性について議論する.
著者
常見 一樹 上野 敦志 田窪 朋仁 辰巳 昭治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

本研究の目的は、プログラミング言語において、ソースコードとそのソースコードが示す実行可能なデータ情報との対を要素とする学習データから、コンパイラに必要な構文解析情報を自動的に学習することである。本手法は、従来記号系列のみに特化していた文法推論にトークンの意味処理を追加し、構文の意味解析に繋げることである。この際予め字句解析など構文に関係ない処理は固定する。実験により本手法の学習可能性を示す。
著者
里中 晴日 砂山 渡
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年,インターネットの普及により,電子掲示板を利用した情報交換や議論などが盛んである.しかし,その情報量は膨大でありユーザの興味,即ち観点に沿った情報を的確に取得するのが困難である.そこで,本研究では大量に書き込みが行われた掲示板の中から,ユーザの自由な観点に沿ったコミュニケーションの抽出を行うシステムの構築を目指す.
著者
間瀬 英之 大和田 勇人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

協調フィルタリングは多くのユーザ嗜好情報からユーザの嗜好に合った情報を予測する方法であるが、情報の欠損が増えると予測の精度が低下してしまう。従来手法では欠損値を含んだままクラスタリングを行っており、ユーザクラスタリングのみを使用する手法が多い。そこで、本研究では欠損値を補間した後にハイブリッド・クラスタリングを用いた新しい手法の提案を行った。結果として、提案手法は高い精度の予測を行うことができた。
著者
西川 麻樹 原 正彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

マルチエージェントシステムとは要素内情報の分布が揺らぐ局所的相互作用システムである。 本報告ではこの揺らぎを極端に拡大し「揺らぎを測る基準」すら揺らぐような状況から基準や秩序が自己組織化する過程を研究した。 結果として脳と身体の関係のようなソフトな中央集権化体制や貨幣的な物々交換の尺度となるものが出現する。このようなシステムでの中央集権化と非効率性のトレードオフなどについて報告する。