著者
飯島 勝矢 亀山 裕美 秋下 雅弘 大内 尉義 柳元 伸太郎 今井 靖 矢作 直樹 ロペズ ギヨーム 酒造 正樹 山田 一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

高齢化が進む中で高齢者認知症患者の管理が大きな問題である。また、認知症は高血圧も含めた生活習慣病との関連も注目されていることから、より幅広い病態把握が必要である。今回、我々はもの忘れを主訴とする高齢入院患者を対象に、カフを必要としないウェアラブル血圧センサーを用いて、様々な負荷による血圧短期変動を検討した。認知機能レベルとそれを背景としたストレス感受性の観点からこの血圧センサーの有用性を報告する。
著者
たんたうぃちえん じょんぽっと 水山 元 野中 朋美
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

Decisions made in movie production are difficult to reverse and will possibly affect marketability of the movie. Movies are perceived differently by each group of audiences. To improve marketability, the movie must have some aspects to attract audiences. Previous study has proposed various methods for box office prediction but none has considered movie production as a continuous process nor using a game as an approach. In this study, we propose a human computation game, more suitable to determine subjective factors. Players have to invest in movie projects with limited information. The game is used in combination with mathematical model to enhance its performance. The combination model can continuously evaluate movie’s potential for the duration of movie production. We intend to explore how to combine both methods together and benefits of combination model.
著者
別府 桂介 水山 元 野中 朋美
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

予測市場を用いた経路推薦サービスであるRoute Marketは,人々のもつ出発地・目的地間のネットワークに関する知識を集約し,ネットワークの状況に応じた経路評価を行う.そこで,本研究ではRoute Marketにおいて,トレーダのもつ移動経験の集約や,予測市場を通した経路の評価が適切に行われるかを,マルチエージェントシミュレーションを用いて明らかにすることを目的とする.
著者
遠藤 幹子 塩瀬 隆之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

新興国での社会課題解決について、導入技術の技能継承マニュアルを整備してもプロジェクト終了と同時にその価値の再生産が不調に終わる。そこで筆者は、ザンビア共和国の農村部で実践した「マタニティハウス建設の物語とコミュニティの同時生成」について紹介する。絵画、踊り、歌などの芸術表現活動を参加住民が共有することで、地域住民への施設の周知や、建築計画から完成後の主体的な運営参加に引き込む仕掛けについて論じる。
著者
遠藤 ルッカス良 馬場 雪乃 鹿島 久嗣
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

感性評価を不特定多数の人から大規模に収集するにはコストがかかるため、効率的に評価を収集する方法が求められる。本研究では、クラウドソーシングによる評価とベイズ最適化による次探索点予測を組み合わせ、タスク生成・評価・予測を繰り返しながら逐次的にワーカから評価を収集する方法を提案する。評価実験の結果、感覚的な評価に対しクラウドソーシングを活用して効率的に探索を行うことができるということが示された。
著者
金子 大輝 大知 正直 森 純一郎 坂田 一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

分散表現を用いることで、単語の意味の時系列での変化を分析する研究が行われてきた。本研究では企業名に注目して、word2vecによって日本経済新聞の記事データから企業名ごとに分散表現を獲得した。不祥事や経営危機などの事象の前後での分散表現の変化について分析を行い、また、分散表現と企業の業績に相関関係についても検証した。
著者
秋田 大空 馬場 雪乃 鹿島 久嗣 世古 敦人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

材料工学において,結晶化合物の物性を機械学習によって予測する場合,その特徴を適切に記述するためには,どのような元素から構成されているかだけでなく,それらの構造情報についても考慮する必要がある.既存手法として,単位立方体内の原子ペア間の距離情報に着目して特徴ベクトルを構成するなどが存在するが,本研究では構造情報を直接表現するためのカーネルを提案する.
著者
加納 政芳 遠藤 和也 中村 剛士
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本稿では,入力された手書き文字をオノマトペによって変形する手法を提案する.本手法を用いることで,ユーザが手書き文字に対して付与したいイメージをオノマトペとして入力するだけで手書き文字が変化するため,直感的に文字表現を漫画の制作活動に活用することができる.
著者
榊 剛史 鳥海 不二夫 吉田 光男
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

We are planning to develop information infrastructures for disaster management. As an example of those infrastructures,we develop a geographic information resource to assist digital volunteers who try to develop systems for disaster management. This system makes it possible to convert gps information and location name extracted from social media posts into administrative district information. In the final year of this session, we will evaluate the performance of the geographic information resource. Specifically, we verify how much improvement in performance can be obtained by applying the resource to the analysis we have performed in the past. Finally, we discuss the limits of the goals initially presented by this session and the efforts that will be needed in the future.
著者
松島 慎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

大量の属性(特徴)を持つデータから前もって属性選択を行うことなくL1正則化問題を解くことによって、有用な学習器とその学習器に必要な属性を同時に得る方法が機械学習の分野では広く利用されている。本発表では属性の組み合わせを考慮することで非常に多くの属性が考えられるような場合に、全ての属性を展開したデータを持つことなく学習器の訓練と必要な属性の抽出を同時に行うスキームを提案し、有用性を確認する。
著者
村井 源
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

一般的な小説における会話文では、話者の情報は必ずしも明示されず、読者が様々な背景的情報を勘案しながら解釈して読み進めることが前提とされている。一方会話文の機械的な意味処理を行うためには話者や聴者の情報は必要不可欠である。そこで機械的な会話文の処理に利用可能な話者やその種々の属性情報を付与したタグ付コーパスを現代日本語書き言葉均衡コーパスのランダムサンプリングをベースに開発した。
著者
谷口 佑子 津田 和彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

顧客によって書かれた製品評価ページは、顧客の購入意識を左右する重要な情報である.製品評価ページは,予め定められた項目への点数評価と口コミから構成されている場合が多いが、点数評価の差異は少なく製品を正しく評価した結果とは言い難い.そこで本論文では,カメラの製品評価ページのデータを用いて点数評価とテキストマイニングにて口コミから抽出した評価結果を対比する事で,点数評価の信頼性を確認する手法を提案する
著者
白石 雄也 高間 康史
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本発表は,行列演算を用いた情報推薦手法に価値観モデルに導入した手法を提案する.これまで,内容ベースや近傍ベース協調フィルタリングに価値観モデルを導入する手法が提案され, 有効性が示されているが,提案手法ではユーザとアイテムの価値観モデルをそれぞれ行列として生成し,その積により推薦度を算出し,推薦アイテムを決定する. Yahoo!!映画のデータセットを利用した実験結果より,提案手法の有効性を示す.
著者
外村 耀平 砂山 渡 畑中 裕司 小郷原 一智
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

我々の普段の生活において文章はお互いの意思疎通のために用いられている.自分が文章を書く場合においてはその意図が正しく伝わるように書き,読む場合には意図を正しく読み取る必要がある. 本研究では,文章の特徴をさまざまなテキストマイニングの技術によって抽出し,得られた結果の解釈をもとに書き方の特徴の理解を促す環境を構築する. これにより,文章の書き方の特徴を踏まえた上での文章作成や文章理解を促す.
著者
中江 剛士 砂山 渡 畑中 裕司 小郷原 一智
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

昨今では,製品の開発や改善のために,レビュー記事やアンケートデータの分析など,テキストマイニングスキルが求められている.しかし,データ分析のノウハウは,独学では困難な現状がある.そのため,これまでにもマイニング時の操作履歴を共有する枠組みにより,他人の操作からスキルを獲得する枠組みが提案されてきた.そこで本研究では,多くの人の操作履歴の中から有効な履歴を探しやすくすることで,スキル獲得支援を行う.
著者
安藤 雅行 河原 吉伸 砂山 渡 畑中 裕司 小郷原 一智
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

近年,深層学習を用いた様々な応用システムが開発されてきている.しかし,その多くは出力の精度向上を目指したものとなっているため,出力を導いた具体的な分類パターンが不明なことが多い.そこで本研究では,文章の分類問題を例として,出力を導くネットワークの一部を可視化することで,分類パターンの意味付けを支援する.これにより,学習された内容に基づく新たな知見を,人間が獲得できる環境の構築を目指す.
著者
奥村 嶺 奥村 紀之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本稿では、ニューラルネットワーク(NN)を用いた顔文字の原形推定に関して述べている。 Bigram素性単体でのNNと、Bigram素性、Trigram素性、SkipBigram素性を複合利用したNNを構築している。また、復元抽出による均衡データを作成し、評価している。評価実験より、NNを利用することで、これまでのCosine類似度に基づく原形推定よりも良好な傾向が見られることを示している。