著者
大和 晴行
出版者
兵庫教育大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は,3歳未満児からの運動発達の向上のための方策について検討することを目的とし,3歳未満児の運動発達に関連する要因について検討を行った。その結果,(1)親の遊びに対する養育態度が子どもの活動意欲と関連していること,(2)活発な身体活動を伴う遊びの多さが,姿勢制御や移動運動、微細運動の発達と関連していることが示された。結果を踏まえ,保育環境及び子育て支援における親子活動のあり方について述べた。
著者
上原 禎弘
出版者
兵庫教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、小学校低学年(2・3年)の8学級の体育授業を対象とし、学習効果(態度得点)を高めた学級とそうでなかった学級の教師の発言を品詞分析により分析した。その結果、低学年期においても高学年期と同様に特定の8つの品詞の用い方が認められた。また、中学校期(2年)の事例的検討においても同様の結果が認められた。これらのことから、義務教育段階においては、学習成果(態度得点)を高める体育授業の<文法>が存在するものと考えられた。
著者
小坂 美保
出版者
兵庫教育大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、高校野球の聖地が甲子園とい われるようにスポーツ「」存在していることに注目し、なぜのよう聖地が存在すかを明ら試みた。あわせてスポーツ拠点づくり推進事業によっ「つられた(い)聖地 」が果しせて聖地となりえるのかについても甲子園をめぐ聖地性手が考察した。
著者
中村 菜々子 井澤 修平 山田 クリス 孝介 亀山 倫華 田上 明日香
出版者
兵庫教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

日本人労働者4609名を対象とした横断的調査,3235名を対象とした縦断的調査,400名を対象とした実験を実施して,ストレスの過小評価という認知的変数が精神的健康やメンタルヘルス知識,メンタルヘルス情報の評価に与える影響を検討した。研究の結果,(1)ストレスの過小評価の傾向は,女性より男性でより強かった,(2)過小評価傾向の強い男性は,メンタルヘルスリテラシーが低かった,(3)過小評価傾向は,1年後のメンタルヘルス不調を有意に予測した,(4)過小評価傾向とメンタルヘルス情報の評価との関連は明確ではなかった。労働者のストレス対策では認知的変数も考慮する必要性が示唆された。
著者
小田 俊明 石川 昌紀
出版者
兵庫教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では,日本とケニアの長距離選手を対象に,下肢における筋と腱両組織の形態,ならびに力学特性を計測し,それらと競技パフォーマンスとの関連について検討することを目的とした.ケニア選手と日本選手の比較や,日本選手の中で競技力の異なる群の比較を行った結果,長距離走の競技力と,下肢や腱組織の形状,筋の硬さ,ならびに腱の柔らかさとが関連する可能性が示唆された.特に,足関節の受動トルク,ならびに筋のstiffnessはケニア選手で日本選手よりもそれぞれ52%,181%と非常に大きな差を示した.また,これらのパラメータは日本選手における競技力と高い正相関(それぞれR=0.58, 0.53)を示した.
著者
上 昭二 横川 和章 名須川 知子 岡部 毅
出版者
兵庫教育大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

本研究は、幼年児童期の「表現」の形成の過程を明らかにしようとしたものである。手続きは、出来る限り自然な状態の中で遊びを観察するために、本大学内プレイルームに、2組の親子に来訪してもらい、その様子を約40分間、4台のVTRで収録した。また、縦断的研究のために、5〜8回程度来訪してもらった。結果、4グループ,計26回分の収録ができた。それらのビデオテープを分析した結果、表現形成としては、1)身体の動きによる表現として「滑り台」を中心に分析したが、そこでは身体の方向性を変化させる動き,イメージを付加したという様々な動きの変化がみられ、また、自分でコントロールできる遊具を共にすべり台で使用する例がみられた。2)音による表現として、数台の楽器を配置したが、彼らは遊具として楽器を取扱っていた。しかしながら、そこには、「音」を媒介として、表現したいという意志が明確にあらわれていた。その結果、音を介した2者間の相互作用がみられた。3)幼年児童期の表現の形成は、音,描画,運動のような既成の教科的捉え方でみるのではなく、「遊び」の中で、表現の萌芽と発展が明らかに見い出せることがわかった。今後の課題としては、幼年児童期の個人における表現形成の過程について、7〜10年期にわたる長期的研究が必要であることを考える。本研究では数値上の、3年弱の表現形成の差違は見い出されなかった。