著者
渡辺 治雄
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 = Bulletin of Yonezawa Women's College of Yamagata Prefecture
巻号頁・発行日
no.36, pp.9-19, 2001-12-28

Die mittelalterliche Konige des Deutschlands hatten keine Hauptstadt wie die moderne Staaten and reisten von Pfalzen zu Pfalzen im ihren Reiche um. Diese Umreise der Konige stellte die Grundstruktur des mittelalterlichen Staates dar, der nicht der Flachenstaat wie der moderne Staat sondern der Personenverbandsstaat ist. Dieser Aufsatz beschreibt den Wert von der Annalen (chronicon) and der Konigsprivilegien (dilomata) als Geschichtsquelle fur das Studium uber die koniglichen Umreise and die sognannte Konigsstraβe. Der Objekt deieses Aufsatzes ist die Heraushebung der Inifiative von der Konige fur die Erhaltung and Verwaltung der Konigsstraβe im hohen Mittelalter, wenn das Lehnswesen uber die ganzen Lander sich verbreitete. Schlusselworter : Reisekonigtum, Pfalz, Konigsstraβe, Annalen, Konigsprivileg, Ronkalische Gesetzgebung
著者
渡辺 治
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.2_33-2_40, 2012-04-25 (Released:2012-06-25)

計算複雑さの理論の研究についての解説.計算複雑さの理論は計算機科学の一分野であり,ソフトウェアの基盤であるアルゴリズムの設計の基礎理論でもある.しかし,ソフトウェアの開発などからは少し離れた研究分野でもある.この解説では,この近くて遠い計算複雑さの理論に親しみを持って頂くために,この分野の研究者たちは日々どんな研究をしているのか,という観点からの紹介を試みる.計算複雑さを研究する意義,この分野の重要なテーマであるP ≠ NP予想やその解決の難しさ,そして,この課題にどのように挑んでいるかを具体的な研究例を紹介しながら解説する.
著者
久高 潤 堀川 和美 瓜生 佳世 松雪 星子 緒方 喜久代 河野 喜美子 山口 仁孝 山崎 省吾 渡辺 治雄 岩永 正明
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.864-870, 2005-11-20 (Released:2011-02-07)
参考文献数
19
被引用文献数
5 7

食中毒及び感染性胃腸炎の潜伏時間と下痢, 嘔吐, 発熱, 腹痛, 頭痛等の臨床症状を集計し検討した.特に発生頻度の高い10病原体 (Norovirus, Salmonella, Vibrio Parahaemolyticus, Campylobacter jejuni, Clostridium perfringens, 腸管出血性大腸菌 (STEC), 腸管毒素原性大腸 (ETEC), Shigella sonnei/flex-neri (Shigella), Staphylococcus aureus, 嘔吐型Bacillus cereus) について解析を行った. 対象としたのは2000年1月から2004年12月までに九州10地区の衛生研究所管内で発生した646症例である. 調査の結果, 平均潜伏時間が最も短かったのはB. cereus (0.8h) 次いでS. aureus (3.3h), C.perfringens (10.7h) とV. parahaemolyticus (164h) であった. なかでもS. aurcusおよびB. cereusは6時間以内にV. para-haemolyticus, C. perfringensは24時問以内にほぼ全例が発症していた. 血便を示す例はSTECとShig-ella以外では殆ど見られなかった. 嘔吐の発現は高頻度群と低頻度群にはっきりと区別され, 高頻度群としてはS.aureusとB. cereusで, ほぼ全症例に見られNorovirusの71.5%, V.parahaemolyticusの56.1%が続いた. 低頻度群では最高でもC. perfringensの22.0%でありETEC, STECは5%前後であった. O157STECとO157以外のSTEC株を比較すると血便・腹痛・嘔吐では有意にO157に差が見られた (P-値0.01以下).今回の調査で各病原体による臨床症状の発現頻度を具体的な数値として示すことができたほか, 潜伏時間, 血便, 嘔吐, 発熱の4項目では病原体別に特徴的な発現頻度を有する事が判明した. 今回の結果は医療機関を受診するまでもない軽症者から入院を要した重症者, また輻広い年代が含まれることから, 保健所や衛生研究所が集団食中毒等の原因調査を行う際の有用な資料になると思われた.
著者
吉田 裕 糟谷 憲一 池 享 渡辺 治 加藤 哲郎 李 成市 中村 政則
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

1.平成14〜17年度の各年度に、分担研究者がそれぞれの分担研究を推進するために、韓国及び日本各地において史料調査・収集を行った。2.分担研究者が集う共同研究会を18回開催し、日本史、朝鮮史、日朝関係史に関する報告・討論を行った。また研究の進め方、総括のために分担研究者による会議を7回行った。3.共同研究の総括と、韓国の日本史・朝鮮史研究者(ソウル大学校等に所属している)との研究交流のために、2002年8月23日〜25日、2003年8月22日〜24日、2004年8月20日〜22日、2005年8月26日〜28日に、第5回〜第8回の日韓歴史共同研究プロジェクトシンポジウム(2002年・2004年は一橋大学において、2003年・2005年はソウル大学校において)開催した。日韓両国における歴史研究の現状と課題に関して相互に認識を深めるため、日本史、朝鮮史、日朝関係史上の重要な論点を逐次取り上げて、率直に議論を行っていくという方針により、毎回の準備と報告・討論が行われた。報告数は第5回〜第8回を通じて20本であり、韓国側は12本、日本側は8本である。4.シンポジウムを通じて、日韓両国の研究者のあいだで、「東アジア世界」という視座を設定して、日本社会と朝鮮社会を比較するという方法が有効であることを確認しあうことができた。今後も比較研究をさらに推進・深化させるために、平成18年度に向けて「日本・朝鮮間の相互認識に関する歴史的研究」という共同研究を準備することとなった。5.糟谷憲一が編集担当となり、第5回〜第8回シンポジウムの報告書を作成し印刷した。
著者
渡辺 治雄
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.88, no.11, pp.2141-2146, 1999-11-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5

ペストは感染症新法では, 1類感染症に分類されている.我が国においては,昭和元年以来ペストの発生がみられていないが,世界には依然として多くのペスト病巣窟が存在している.万が一ペストが我が国に侵入してきた場合の,迅速なる診断,治療体制を日頃から整備しておくことが,危機管理的側面からも重要である. PCR法を含めたDNA診断法およびマウスモデル系における新規抗菌薬による治療実験等のデータを含め,ペストに対する診断・治療について概説する.
著者
渡辺 治雄
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.9-19, 2001-12-28

Die mittelalterliche Konige des Deutschlands hatten keine Hauptstadt wie die moderne Staaten and reisten von Pfalzen zu Pfalzen im ihren Reiche um. Diese Umreise der Konige stellte die Grundstruktur des mittelalterlichen Staates dar, der nicht der Flachenstaat wie der moderne Staat sondern der Personenverbandsstaat ist. Dieser Aufsatz beschreibt den Wert von der Annalen (chronicon) and der Konigsprivilegien (dilomata) als Geschichtsquelle fur das Studium uber die koniglichen Umreise and die sognannte Konigsstraβe. Der Objekt deieses Aufsatzes ist die Heraushebung der Inifiative von der Konige fur die Erhaltung and Verwaltung der Konigsstraβe im hohen Mittelalter, wenn das Lehnswesen uber die ganzen Lander sich verbreitete. Schlusselworter : Reisekonigtum, Pfalz, Konigsstraβe, Annalen, Konigsprivileg, Ronkalische Gesetzgebung
著者
岡田 禎人 鈴木 勝一 中山 隆 渡辺 治
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.37, no.12, pp.1930-1933, 2004 (Released:2011-06-08)
参考文献数
14
被引用文献数
1 2

症例は54歳の女性で, 下腹部痛を主訴に来院した. 下腹部に腫瘤を認め皮膚が一部自壊し便汁が流出していた. また尿中にも便が混じっていた. 腹部CTでは骨盤内の腫瘤と前腹壁に膿瘍腔を認めた. 注腸ではS状結腸からガストログラフィンが腹腔内に流出していた. また膀胱鏡では膀胱内に便汁を認めた. 患者は20年以上子宮内避妊具 (intrauterine contraceptive device; 以下, IUD) を装着していた. IUDを除去する際に行った子宮内スメアでは放線菌塊を認めたため, IUDの長期装着に伴い子宮骨盤放線菌症を来たし, これがS状結腸, 膀胱, 腹壁に進展し瘻孔を形成したものと診断した. 絶食, 抗生剤投与を行ったが改善が見られなかったため, 手術により瘻孔の切除と膿瘍のドレナージを行った. 術後経過は良好で, 腹壁の膿瘍は消失した. 術後7か月の現在再発を認めていない.
著者
渡辺 治
出版者
一橋大学
雑誌
研究年報
巻号頁・発行日
vol.2000, pp.96-120, 2000-09-01
著者
片山 卓也 渡辺 治 佐伯 元司 米崎 直樹
出版者
東京工業大学
雑誌
一般研究(A)
巻号頁・発行日
1986

属性文法にもとづくソフトウェア自動合成システムの講成法についての研究を行った。このようなシステムの構成には、適切な仕様記述言語とそれで書かれた仕様からソフトウェアを生成するためのシステムが存在しなければならないが、本研究では、それらのいずれをも属性文法にもとづく形式的体系で記述しようとしたものである。元来、属性文法はプログラム言語の意味記述のために導入された形式的体系であるが、その本質は木構造上の関数的計算であり、ソフトウェアやその構成プロセス、ソフトウェアオブジェクトベースの記述には有効な形式的体系である。本研究はこのような観点にたって、ソフトウェア自動合成システムの構成に属性文法にもとづく形式的体系を用いようとしたものである。本研究で得られた主な成果は次の通りである。1.属性文法にもとづく階層的関数型言語AGとそのプログラミング環境SAGEシステムの構成、2.階層的関数型ソフトウェアプロセスモデルHFSPの提案とそのSAGEシステム上での実働化、3.オブジェクト指向属性文法OAGの提案とその評価法、およびソフトウェアデータベース記述への応用。言語AGとその環境SAGEについては、言語の仕様決定、SAGEシステムの各構成要素の設計と構成を行ったが、現在SAGEシステムは一般公開が可能な状態になっている。ソフトウェアプロセスモデルHFSPは、属性文法にもとづく階層的関数型計算モデルをソフトウェアプロセスに適用したものであり、いくつかのソフトウェアプロセスの記述およびそのSAGE上でのプロトタイプ実現を通してその有効性を確かめることが出来た。OAGはオブジェクト指向的機構を用いて属性文法に状態や自己改変概念を導入したものである。OAGの形式化、評価法およびオブジェクトベースの代表的局面の記述を通して、OAGの有効性を確認することができた。
著者
渡辺 治
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.494-496, 2010-05-15
著者
太田 貞明 渡辺 治人 松本 勗 堤 寿一
出版者
九州大学
雑誌
演習林集報 (ISSN:03760707)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.105-116, 1968-01
被引用文献数
2

This paper aims at gaining informations about the "mechanical properties of juvenile wood" on stem of SUGI-trees (Cryptomeria Japonica D. Don). The test specimens were taken from disks of 12-year-old fertilized SUGI, 30-year-old irrigated SUGI and 40-year-old non-fertilized SUGI stems cut at 2.0 m above the ground. Measurments were made of the specific gravity, the dynamic modulus of elasticity and the poisson's ratio. The fibril angle of the middle layer of the secondary wall of tracheid was measured from the same test samples. The following conclusions can be deduced from the experimental findings. (1) There are distinct differences between the juvenile wood and the mature wood. The former locates within 10-15 annual ring from the pith and the later locates the outer part at given height in each SUGI stem. (2) The relationship between specific gravity and dynamic modulus of elasticity in each stem can be found a very high degree of positive correlation at late wood. But at the early wood, the positive correlation can be seen only the mature wood. (3) High degree of correlation is able to found between the fibril angle of the middle layer of the secondary wall of tracheid and the specific dynamic modulus of elasticity, It may be considered that these factors influence on the mechanical properties of wood. (4) In addition to these factors, fibril angle and specific gravity, it is sugested that the quality of the microfibril may be improved significantly through successive growth rings from the pith to bark.