著者
中川 雅仁
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.141-144, 2007
被引用文献数
1

単極モーターの動作原理について,理論的な考察及び計算を行った。特に,単極モーターの反作用は磁石に働くという誤解を解き,その上に立った解釈を与えた。すなわち,磁石(と流れる電流)の磁場により単極モーターの金属板部分に回転軸まわりの力のモーメントが働き,それによって回転するが,磁石には,金属板や導線に流れる電流からの力のモーメントは働かない。導線部分には金属板部分に働く回転軸まわりの力のモーメントと,大きさは同じで向きが反対の回転軸まわりの力のモーメントが働く。
著者
矢野 淳滋
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.312-315, 1989
被引用文献数
2

GM計数管のガスを大気圧の乾燥空気とし,針状陽極を使用して先端の角度と曲率を適当にすることにより,高校生にも容易に自作できるGM計数管を作ることが出来た。このGM管は管内外の圧力差が無いため,極めて薄い窓が使用でき,管外からのα線も計数することが出来る。またこのGM管の感度を良くするため口径を大きくすると平坦なプラトーが無くなるので,GM管自身を定電圧コロナ放電管として使用し,電源コンデンサーの電圧を調整してから測定する方法も開発した。
著者
渡辺 儀輝
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.40-42, 2010

平成20年度,独立行政法人科学技術振興機構(JST)が公募した地域ネットワーク支援事業に函館市の提案が採択された。その内容は地域の独自性を活用した国際科学祭,科学網,科学寺子屋の3つのイベントの有機的・複合的なものであり,他に採択された各種大学の提案事項と一線を画している。ここでは,その中の「はこだて国際科学祭」を中心に取り上げ,従来から開催されていた青少年のための科学の祭典函館大会との関連と,今後の展望も紹介する。
著者
梶山 耕成
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.308-309, 2006

液体の屈折率を測定する簡単な屈折計を製作した。光が屈折するときの光路を確かめることができること,また,光源装置を使わないことが特徴である。生徒実験に使用した結果,概ね好評であった。
著者
五十嵐 伊佐雄
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.159-162, 2009

任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」に付属しているWiiリモコンは,3軸加速度センサを内蔵し加速度を測定することができる。また測定したデータをBluetoothにより送信することが可能である。そこで,WiiリモコンとBluetoothアダプタ,PCを用いて加速度を測定,記録できるプログラムを作成し,物理実験への利用を検討した。プログラムの概要と実施した実験の結果を報告する。
著者
中福 千壽 進司 克巳 高橋 ゆい 足達 伸司 中城 満 濱谷 浩永
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.305-310, 2004

中学1年生が小学校の5,6年生の理科で学習した物理的領域,化学的領域についてどのような意識を持っているのかを平成14年度と15年度にアンケート調査で調べた。アンケートは理科の各領域について面白かったかどうかや好き嫌いと自信度(理解度)及びそれぞれの理由について尋ねた。実験あるいは工作があった授業,楽しかった授業について好きと答えた生徒が多かった。また,好きと答えた授業については理解が出来たと考えていることが分った。
著者
種村 雅子
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.31-39, 2003
被引用文献数
1

2002年9月6〜9日に中部大学で開催された日本物理学会2002年秋季大会において,9月7日に物理教育・物理学史分科会のシンポジウム「物理教育における実験の歴史と現状」が行われた。講演者は永平幸雄氏(大阪経法大),今江新成氏(元石川県立高校),川上晃氏(名張桔梗丘高校),江沢洋磯(学習院大理)であった。座長は前半が種村雅子(大阪教育大学),後半を岡本正志氏(京都教育大学)が務めた。
著者
霜田 光一
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.542-544, 2001-12-25 (Released:2017-02-10)
参考文献数
3
被引用文献数
1

インピーダンス整合はエネルギーの有効利用を考えるのに重要な概念である。そして電気回路だけでなく,力学系,音響,波動,光の反射などを理解するのにも必要である。これまで,インピーダンス整合条件を求めるには微分演算が必要であると思われて敬遠されていたきらいがあるが,微分を使わないでも,作図的に,幾何学的に,または代数的に求めることができ,それによって一層深い理解が得られる。ここでは簡単にするため,直流回路について述べる。
著者
霜田 光一
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.224, 2000-06-15 (Released:2017-02-10)
被引用文献数
1
著者
寺嶋 容明 横倉 直輝
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.175-178, 2018-09-04 (Released:2018-10-01)
参考文献数
7
著者
小林 恒夫 高久 祐治
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.188-191, 1990-09-10 (Released:2017-02-10)

ラテックス球の水中でのブラウン運動を顕微鏡で観察することにより,アボガドロ定数を求める学生実験を行っているので,その概要を報告する。

1 0 0 0 OA 物理量の対数

著者
勝木 渥
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.289-290, 1989-11-30 (Released:2017-02-10)

物理量を対数の引数として取ることは,必ずしも論理的におかしくはない。そのとき形式的に,log[物理量]=log[数値]+log[単位]と書ける。log[物理量]が物理量Aの逆数の積分として∫dA/A=log Aのような形で出てくるとき,定積分の上限値・下限値としては物理量Aそのものが取られるべきである。物理量Aの対数log Aは無次元の量と考えられるべきであるが,その指数を取ったとき(無次元量ではなく)次元を持った物理量Aになるという点で,単純な無次元量とは異なる。この点に留意しておきさえすれば,物理量の対数を取ることは何ら論理的破綻を生じない。物理学に現れる物理量の関数はすべて,その引数として物理量そのものを取るべきである。
著者
近藤 正夫
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.215-219, 1986-12-10 (Released:2017-02-10)

『わかる』ためには,「原体験」と「積極的精神活動」が大事な二要素だと私は考えていますが,何故そうなるかの理由らしきものを3段階に分けておはなしさせていただきます.多分に独断的きらいがありますが,色々の反論をいただければ幸でございます.最後に実例のいくつかを時間調整のために付加するつもりです.