著者
福島 肇
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.99-102, 1988-06-05 (Released:2017-02-10)

ホイヘンスの原理は高校生にとって理解しにくいものである.その一因はこの原理の解釈の不明確さにある.そこで,本論文では,ホイヘンスの主張(素元波と包絡面)とフレネルの主張(素元波と重ね合わせ)の相違を明確にし,その上で,素元波の考えを除いてホイヘンスの原理を高校課程では使用しない方がよいことを明らかにする.
著者
小田部 泉
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.142-144, 2004-07-09 (Released:2017-02-10)
参考文献数
7

物体はそれぞれの固有振動数をもち,その振動数の外力が加わると共振現象をおこす。ワイングラスやビーカーにその固有振動数と同じ振動数の音波を当てることによって共振を起こさせ,これらのガラス製品を破壊する実験を行った。デモ実験として効果的であるので報告する。
著者
高野 庸
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.264-267, 1992-12-02 (Released:2017-02-10)
参考文献数
3
被引用文献数
4

法則が媒介となって,学習者の感覚形成につながり,ひいては学問相互の関連やその全体像が見えてくるような学習を可能にする目的で,従来の学問分野のわくに捕われない,現代の自然像に忠実な物理教育の実践の試みが報告される。自然界の最も基本となる法則から,自然の各階層の固有の法則が,どの様に組み立てられているかが明らかになるようなテーマが選ばれる。学生が自から調べて発表する授業形態がとられる。
著者
勝浦 一雄 林 昌樹
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.24, 1992-03-05 (Released:2017-02-10)
参考文献数
3
被引用文献数
1
著者
青野 修
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, 1999
参考文献数
2
著者
青野 修
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.431, 1999-12-25 (Released:2017-02-10)
参考文献数
2
著者
藤井 修
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.203-206, 1990-09-10 (Released:2017-02-10)

高校や大学の物理学の授業で仕事率の概念は学習するが,それを実測する機会は非常に少い。それで筆者はマブチモーター,小型モーター(1ps程度),小型エンジン(5ps程度)の仕事率測定機を手軽に作成する方法を考えてきました。今回は自転車の動力を測定する装置を試作して,人間の仕事率を測定したが,大学生の場合1ps程度でした。また人間が階段を昇る時の仕事率も,まとめてみました。
著者
川角 博
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.116-123, 2016 (Released:2016-12-26)
参考文献数
1
被引用文献数
1

気柱にできている定常波は,眼には見えない。この定常波の存在を,実験と論理から生徒に確信させることを目指した教育実習の指導を紹介する。まず波動の導入から気柱の定常波までの授業の流れとそこでのねらいを示す。続いて,弦にできる定常波の特徴との類推から気柱の定常波の存在を推測し,その腹や節の位置を探す。さらに,管の端での音の反射について,議論をしながら実験を通して明らかにしていく。このようにして,生徒・教育実習生が,物理的な見方・考え方を学ぶ授業の実践例を報告する。
著者
池内 了
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.248-251, 1996
著者
勝木 渥
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.46-47, 1979 (Released:2017-02-10)
著者
霜田 光一
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.290-293, 1978-12-15 (Released:2017-02-10)

前報では,振動双極子から3次元空間に電磁波が放出される機構をしらべた.3次元空間の波動にくらべると平行導線を伝わる電磁波は1次元的な波動であるから,比較的わかり易い.変位電流が磁場からローレンツ力を受けて動かされる,という仮説的法則をもとにして,平行導線に沿って電磁波がどのように生じるかを考察した.それにより,電場と磁場の間の位相が変わって行くことを説明すると共に,平易な計算によって電磁波の速さの公式を求めた.
著者
南原 律子
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.435-438, 1993-12-10 (Released:2017-02-10)
参考文献数
7
被引用文献数
1

アトウッドの実験は,明治時代には多くの教科書で扱われていた。しかしその扱いはしだいに軽いものになり,いったん教科書から消えた。しかし,昭和48年の「物理I」の教科書からは,運動方程式の演習問題として復活した。その理由は定かでないが,本実験の学習目的に疑問をもつ生徒は少なくない。そこで本稿では,本実験の教育的意義を検討してみることにした。研究成果からは,本実験の歴史的意義は大きいことがわかったので,これを教育的意義として評価することを考えた。つまり本実験は,単に重力加速度の測定実験ととらえるだけではなく,運動の第1法則,第2法則の検証実験としても位置づけることができる。このような視座からは,本実験の教育的意義は大きいので,高校物理の生徒実験として効果的に位置づけることを考えた。
著者
鬼塚 史朗
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.295-298, 1998-10-25 (Released:2017-02-10)
参考文献数
3
被引用文献数
1

ガリレオには,一連の力学実験がある。(1)落下の思考実験(2)ピサの斜塔実験(3)斜面の実験(4)クサビ形斜面上の放物運動実験(5)V字谷斜面の実験(6)船上の落下実験。ガリレオはこれらの実験を通して,スコラ的自然学を打破し,新たな力学体系の樹立を図った。落下法則の発見から加速度運動の存在を確信し,慣性概念やガリレオの相対性原理を提唱してニュートン力学の基礎をきずいた。本稿では,その研究過程を考察する。そこには,観察と実験,思考実験と実実験,定性実験と定量実験理論と実験数理科学と実験科学などの関係がみえる。
著者
塚本 浩司
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.537-541, 2001-12-25 (Released:2017-02-10)
参考文献数
13
被引用文献数
3

一般に科学研究は,先行研究を調査し,言及することが当然のこととなっているが,こと「実験教材の開発研究」の場合には,現在のところ全く無視されている。そもそも,教材史を研究することがほとんどおこなわれてきていない。本研究では,「すっとびボール」の教材史をたどることによって,先行研究尊重のルールが研究においていかに有効に機能するかということ,および,教材史研究の重要性を明らかにする。
著者
編集委員会
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.344-360, 1999-12-25 (Released:2017-02-10)

編集委員会では,教科書作成過程の現状や問題点をなるべく詳細に正確に紹介したいと考え,それには実態に通じておられる教科書出版社の教科書編集者に依頼するのが最も適切であろうと判断した。この論文は,ある編集者に執筆していただいたものに,特集担当者が若干の加筆修正を施したものである。原著者の名は,会社内の事情などにより伏せさせていただいた。本論文の文責はすべて編集委員会特集担当にある。