出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1622, pp.32-36, 2012-12-26

かつては台所や茶の間に鎮座していた、ある生活家電が急速に絶滅しつつある。キッチン用の家電で炊飯器、電子レンジに次ぐ市場規模を誇っていたと言われる「電気ポット」だ。 この状況に、カップめん最大手の日清食品は以前から危機感を抱いていた。「若い人の多くはそもそもポットを持っておらず、電子レンジや電気ケトルでお湯を沸かす。
著者
木村雅秀
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1067, pp.65-72, 2011-10-17
被引用文献数
1

「この結果には、正直驚いた。期待していた以上の効果だった」─。新しい試験技術「HALT(highly accelerated life test)」の実力を評価した国内大手電機メーカーA社の技術者は驚きを隠さない。 A社はHALTの評価を2011年6月に実施した(図1)。試験対象には、大手ベンダーから購入した2種類のSSD「SSD-1」「SSD-2」を用いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.357, pp.50-54, 2004-08-13

ここまで,都市に自然を取り戻す二つの海外事業をみてきた。思い切った人材登用で一気に事業を進める韓国のソウルと,事業費高騰などの曲折を経て,住民参加型のまちづくりを徹底する米国のボストン。手法は対照的だが,どちらも都市の水や緑の再生を進めることによって,経済成長一辺倒の都市から環境や歴史を重視した都市へと移行しようとしている。
著者
田中 陽菜
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.958, pp.56-59, 2018-02-15

入出力系以上に多くのシステムに関係するのが期間算出や営業日判定などに不可欠な「暦系」の対応だ。改元日となる2019年5月1日は水曜日であり、通常であれば平日。だが政府は臨時の祝日か休日とする方針だ。時期は未定だが必要な法案を提出して成立させる。
著者
田中 陽菜
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.966, pp.6-9, 2018-06-07

新元号の公表日が施行1カ月前の2019年4月1日に固まり、IT業界や産業界がシステム対応に向けて本格的に動き出した。思い切って西暦に切り替える、一部作業を前倒しするなど手段は様々だ。だが無事に対応を終えても安心はできない。
著者
折口 雅博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:09154191)
巻号頁・発行日
no.120, pp.40-42, 1999-10

総合人材サービスのグッドウィル・グループが店頭公開を果たし、その高株価が注目を集めている。同社を率いるのが、ディスコ「ジュリアナ東京」で名をはせた折口雅博氏。巡回型訪問介護を手がけるコムスンの社長でもある同氏は、「介護はグループの中でも最も有望な事業」と言いきる。
著者
道場 六三郎 永田 雅乙 滝口 智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.373, pp.58-60, 2006-08

言わずと知れた「和の鉄人」であり、「現代の名工」。失敗を経験しながら、第一人者に上りつめた生粋の料理人が、後進に伝えたいこととは……。聞き手=永田雅乙永田:道場さんは20代の若さで「赤坂 常磐家」の料理長を務めたわけですが、当時としては大変なことだったそうですね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1352, pp.112-114, 2006-07-31

社長室の壁に留められた1枚のピンナップ写真を指すと、大柄の男性はその体躯には不釣り合いなほど満面の笑みで、自慢げに言葉を続けた。「一休というのは母が飼っていた犬の名前なんです。"一級"のホテルに"一休み"。インターネットのサイト名にはぴったりでしょう」。 森正文、44歳。
著者
菅原 由依子
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.107, pp.45-47, 2008-05

天然ガスや石炭から作られるジメチルエーテル(DME)。スプレー噴射剤などで使われてきたが、近年は燃料としての使い勝手の良さにも注目が集まってきた。中国やイランなどでは需要が顕在化し始めている。 中国では最近、ジメチルエーテル(DME)に国を挙げて取り組んでいる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.977, pp.62-69, 2012-06-10

浅草文化観光センターは、複数の平屋を積み上げたように見える。各階に庇を設け、天井をはじめとする内装を階ごとに変えた。変化に富む内部空間を構築し、ビル内に「街並み感」を創出する狙いがある。 国内外から多くの観光客が訪れる東京都台東区の浅草寺。そのシンボルでもある雷門前に4月20日、浅草文化観光センター(以下、観光センター)がオープンした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.456, pp.16-19, 2008-09-26

建設コンサルタント会社の設計ミスに対し、発注者が損害賠償を求める事例が増えている。成果物の瑕疵修補はもちろん、瑕疵に起因する補修工事の費用を請求するケースが目に付く。受注者のミスや不正に対して賠償請求しない発注者が責められる時代だ。責任を問う発注者の姿勢はますます強まるに違いない。一方で、設計を担当する建設コンサルタント会社にとっては死活問題だ。
著者
平林 岳 柳川 悠二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.13, pp.78-82, 2010-08-03

26歳で、日本人初の米国プロ野球審判となったパイオニア。米国社会の厳しさに耐えられず、一度は日本の野球界に戻ったが、40歳を前に再び渡米。日本人初のメジャーリーグ審判という目標に向けて、前進を続けている。収入は、日本にいた頃の半分以下に。それでも夢を追い続けることで、家族を幸せにできると確信している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1465, pp.112-114, 2008-11-10

「アウト!」。ラインすれすれの際どいボールに対し、審判は素早く判定を下した。納得がいかない選手は主審に駆け寄り、「チャレンジ」とコールする。数秒後、スタジアムに設置された巨大スクリーンにCG(コンピューターグラフィックス)化されたテニスボールの軌道が再現された。そこにはコート上のどこにボールが着地したかがくっきりと映し出されている。
著者
大塚 周一 田中 直樹 今井 拓司
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1132, pp.63-66, 2014-04-14

東芝、日立製作所、ソニーの中小型液晶事業を統合し、2012年4月に発足したジャパンディスプレイ。「ロケットスタートさせる」という大塚社長の号令のもと、初年度に黒字化し、設立からわずか2年弱で株式上場へこぎ着けた。「弱者連合」「うまくいくわけがない」…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1070, pp.38-45, 2011-11-28

各社の製品を分解したところ、フリー・ポジショニング実現への工夫点の相違が浮き彫りになった。一方、競合技術の電界結合方式もタブレット端末への採用を決め、存在感を強めている。 さまざまなワイヤレス給電技術の開発が競うように進む中、ロケット・スタートを決めた電磁誘導方式のQi規格─。電磁誘導方式は、「枯れた技術」ともいわれるほど歴史は古い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1372, pp.46-49, 0007-12-25

世界を目指す高い「大志」を抱けば、時に挫折を味わうことも避けられない。むしろ、そんな時こそ再起を期して目標に立ち向かう信念が問われることになる。下り坂から見上げる「坂の上の雲」を目指し、復活を遂げた企業は強い。世界最大の大型映像装置 2006年10月、東京競馬場(東京都府中市)で開かれた「天皇賞」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.701, pp.37-39, 2018-12-10

都市部の住宅街を襲った阪神大震災や東日本大震災の大規模地震、さらには福岡県西方沖地震、芸予地震などの中規模地震で例外なく起こる被害がある。谷地を埋め立てた盛り土の被害だ。 今年9月に震度7を記録した北海道地震でも、同様に盛り土被害が住宅街で…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.377, pp.74-77, 2002-11-04

「事業会社が検討中のIP電話は,加入電話にとって代わるものではなく,FTTHやADSLに付随するサービスとして提供する。詳細が固まったら,→050番号を取得するつもりだ」——。NTT持ち株会社の和田紀夫社長は,9月下旬の定例会見で,IP電話戦略について慎重な発言に終始した。 NTTにとって,IP電話は悩ましい存在だ。
著者
堤 清二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.862, pp.70-73, 1996-10-21

詩人,作家にしてセゾングループの総帥。5年前「引退宣言」をしたが,グループ企業の経営危機で「復帰」。「私の判断に間違いがあった」と自らの責任を認める。「グループに1人の責任者を置いて完全引退」。心境を率直に語った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1560, pp.8-10, 2010-10-04

日中関係が急激に悪化した9月下旬、日本の大手メーカーの中国合弁のトップは、話題が尖閣諸島に及ぶと、こう言って口をつぐんだ。日本人だけの会合でも警戒を怠らないのは、中国ではオフィスなどに盗聴器が仕掛けられている可能性があるからだ。 沖縄県の尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件の悪影響は、日本企業の中国事業に確実に広がっている。